
先ほど終わったX Games 女子スロープスタイル結果を。
X Games3日目。
現地コロラドの時間で午前11時に行われた女子スロープスタイルは、この日の開幕イベント。
そんな中、最初の出場ライダーとして登場したのが、岩渕麗楽。昨日のビッグエアー練習中の転倒で出場が心配されたが、笑顔でスタート地点に立った。
思えば昨年はこの大会で、身体の小ささからジャンプを連続で行うことができずスロープでは結果を出ず、ビッグエアーで世界を驚かした銀メダルの獲得したが。
あれから一年さらに成長した岩淵に期待が掛かる。
最初のジブ・セクションでは、うまくメイクを続けていよいよ勝負どころのジャンプ。
まずは大きくバックサイド720に成功。続けて狙ったバックサイド720が、540止まりでドリフトしてしまい、最後の3発目を飛べずに終わってしまった。
しかし、このスロープスタイル決勝は3本滑れて、ベストランが採用されるルール。まだまだわからない。残り2本に賭ける展開となった。
2本目は、ジブ・セクションで最後のところでフロントボードをしっかりと決められず、やや弱い印象も。しかし、残りのジャンプ3発では、一発目でフロントサイド720、2発目はバックサイド540、最後はキャブ900をしっかりと決めた。これは高いスコアが期待されるランとなった。
果たして出たスコアは、73.33ポイント。
もうちょっと得点が出ても良かったのでは?という雰囲気も漂ったが、やはり最初のジブでより高難度にしっかりと決めていく力が必要とされたのかもしれない。
また2発目のジャンプが、1回転半の540となっているので、さらにそこに回転数を上げて行けばスコアも伸ばせそうだ。
最後の勝負を賭けた3本目。
最初のジブ・セクションでは、2本目で失敗したバックリップもスムーズに決めた。
あとは、ジャンプ・セクションだ。
1本目は、なんとバックサイド1080をメイク!!
誰よりも体重が軽いハンデを背負った岩渕は、2つ目のジャンプに向かうため身体を小さくして風を切って行く。
そこで決めたトリックは、フロントサイド540・・・。しかしランディングがナックル付近で弾かれてしまって転倒。
残念ながら、岩渕麗楽の2度目のX Gamesアスペンは、ここで終わってしまった。
しかし、最後の3本目にはさらなる上昇ルーティーンも見せ、彼女にとってこの経験は大きな糧になったことは間違いないだろう。きっと18歳として帰って来る来年には、さらに大きな結果を出してくれるに違いない。
優勝は、ニュージーランド出身、まだ17歳という若さのゾイ・サドウスキー・シノット。
ビッグエアーでは、銀メダル獲得という大金星を挙げたキウイガールが、スロープスタイルでさらなる上を行く金メダルを獲得した。
2位には、地元アメリカのヒロイン、ヘイリー・ラングランド(18歳)。
女王ジェイミー・アンダーソンが欠場する中、大きな声援を受けたが、わずか0.34得点及ばず銀メダルに終わった。
3位には、フィンランドの実力者、エンニ・ルカヤルビ。
Jeep Women’s Snowboard Slopestyle Final
Rank | Name | Run 1 | Run 2 | Run 3 | Best |
---|---|---|---|---|---|
1 | Zoi Sadowski-Synnott | 90.00 | 24.00 | 91.00 | 91.00 |
2 | Hailey Langland | 71.00 | 75.66 | 90.66 | 90.66 |
3 | Enni Rukajarvi | 84.66 | 28.66 | 28.66 | 84.66 |
4 | Spencer O’Brien | 19.33 | 81.00 | 21.33 | 81.00 |
5 | Silje Norendal | 80.00 | 77.33 | 11.66 | 80.00 |
6 | Reira Iwabuchi | 20.00 | 73.33 | 22.33 | 73.33 |
7 | Laurie Blouin | 16.33 | 65.33 | 21.00 | 65.33 |
8 | Julia Marino | 11.33 | 28.00 | 17.33 | 28.00 |