
長野県白馬村の「WR白馬さのさかスキー場」が、新たな経営体制のもと再生を遂げ、2025-2026シーズンの注目ゲレンデとして注目を集めています。白馬エリアを中心にスノーリゾート開発を手がけてきた株式会社Planetと、創業144年の老舗企業・株式会社河野によるM&Aにより、今後の展開が期待されています。
再生の背景
WR白馬さのさのさスキー場は、かつて経営難により一時休業に追い込まれていました。白馬は1998年長野オリンピック以降、国内外からスキー・スノーボード客が訪れる人気エリアですが、施設の老朽化や人材不足などで安定的な運営が難しい時期が続いていました。
今回のM&Aにより、スキー場の運営は河野社が引き継ぎ、Planet社のこれまでの経験とノウハウを活かしつつ、新たな魅力を加えて再スタートします。

今シーズンの注目ポイント
- 青木湖を望む絶景ゲレンデ
WR白馬さのさかの特徴は何といっても、ゲレンデの頂上から見渡せる青木湖の景色。冬の白銀と湖の青のコントラストは、滑りながらも目を奪われる絶景です。 - スキーだけでなく多彩な楽しみ方
Planet社の遠星社長は「スキーだけに閉じず、誰もが楽しめるリゾートにしたい」とコメント。ゲレンデで滑るだけでなく、周辺施設や湖畔の景観も活かした“本当のスノーリゾート”を目指します。 - 地域と一体になった国際水準のリゾート
河野社長は「白馬・青木湖は自分にとって特別な場所」と語り、地域の魅力を最大限に生かした運営に意欲を見せています。国内外のスキーヤー・スノーボーダーはもちろん、若手選手や家族連れにも魅力的なゲレンデになる予定です。
成約式の様子
10月1日には、ゲレンデの頂上で青木湖を背景に両社代表による成約セレモニーが行われました。未来への期待を込めた記念撮影も行われ、地域とスノーリゾート業界の注目を集めました。

WR白馬さのさかスキー場は、規模こそ大きくないものの、白馬・青木湖エリアならではの自然の美しさと、M&Aによる新体制でのチャレンジが魅力のゲレンデです。今シーズン、白馬に足を運ぶなら、ぜひチェックしたい注目スポットです。

両社代表のコメント
Planet株式会社 代表取締役社長 遠星 誠 氏
「私は世界中のスキーリゾートを見てきましたが、日本のスキー場はまだ“スキーだけ”に閉じがちです。WR白馬さのさかスキー場は規模こそ大きくありませんが、青木湖の眺望をはじめ、世界に誇れるポテンシャルがあります。
今回のM&Aを通じて、スキーをする人もしない人も楽しめる“本当のスノーリゾート”をつくり、地域の魅力を国際的に発信していきたいと考えています。」
株式会社河野 代表取締役社長 河野一哉 氏
「私は父の影響で幼少期からスキーに親しみ、近年はスキー連盟の支援を通じてスキー産業のさらなる発展の必要性を強く感じてきました。白馬・青木湖は私自身が何度も足を運び、家族と共に愛してきた場所です。今回のM&Aは運命的な出会いでもあり、世界水準のリゾートを目指す大きな挑戦です。インバウンドはもちろん、国内のお客様や若手選手にとっても誇れる場所にしていきたいと考えています。」