
ニュージーランド南島、ワナカ近郊に位置するカードローナは、長年にわたり北半球のライダーたちがオフトレーニングの拠点として活用してきたエリアである。南半球の冬を利用してシーズンを通じた滑走が可能なことから、多くのプロライダーが集まる場所として知られてきた。
そんなカードローナの麓に、ワールドクラスのオフトレ用ビッグエア施設が新たに建設されている。Snow Sports NZが発表した情報によると、現在は着地用の大型エアバッグ(ランディングバッグ)設置が完了し、まもなく正式オープンを迎える予定だ。
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このような本格的なドライスロープ&ビッグエア施設の登場は、世界中のライダーにとって朗報である。特にこれまで日本が主導してきたオフトレ施設の普及は、選手育成における大きな成果をもたらしてきた。近年では、スイス、カナダ、中国など、さまざまな国でも類似の施設が誕生し、世界全体のレベルアップが顕著となっている。
今回のカードローナの施設は、世界のトップを目指すキウイ(ニュージーランド人)ライダーたちにとっても、技術習得の面で大きな恩恵となるだろう。南半球の豊かな自然と最新のトレーニング設備が融合することで、スノーボード界の未来はさらに明るくなる。
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