W杯ビッグエア第1戦 スイス・クール大会予選結果 長谷川帝勝が予選1位通過!

写真は荻原大翔の練習シーン @FIS Snowboarding
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ワールドカップビッグエア第1戦、スイス・クール大会の予選結果が届いたので、早速お伝えしよう。

予選は2本のランのうち、最高得点の1本が採用されるルール。

女子の1位通過は韓国のユ・スンウン。1本目にバックサイド・ダブルコーク1080ウェドルを決め、91.50点の高得点をマーク。さらに、2本目では回転数を上げ、同じトリックで1260をメイク。この時の得点98.25点は他の選手を圧倒し、日本勢にとって表彰台の頂点を狙う上で新たな強力なライバルが登場した。

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2位はフロントサイド1080を成功させた深田茉莉。
3位にはイギリスの実力者ミア・ブルックスが入り、4位には岩渕麗楽、5位には鬼塚雅、6位には村瀬心椛が続いた。

その他、日本勢では鈴木萌々が23位、村瀬由徠が26位で予選落ちとなった。
平昌と北京五輪で2大会連続王者に輝いたアンナ・ガッサーは、2本ともにバックサイド・ダブルコーク1080を狙うも失敗し、28位でまさかの予選落ち。波乱含みの女子予選となった。

一方、男子の予選はマーカス・クリーブランドの参戦でさらに競争が激化。予選は2ヒートに分かれ、各ヒートのトップ5、合計10名が決勝に進出する形となった。

ヒート1では、バックサイド1800メランコリーを決めた荻原大翔が3位で決勝進出。
ヒート2では、長谷川帝勝がマーカス・クリーブランド(3位)を上回り、1位で予選突破。キャブ1800ウェドルで93.50点を叩き出し、この日男子選手の中での最高得点を記録した。

日本勢の男子で予選を通過したのは、長谷川と荻原の2名のみ。かつては日本勢が予選を突破するのが当然のように思われていたが、近年では新しい選手が次々と台頭してきており、誰が優勝するのか予想が難しいほど競争が激化している。

海外勢でも、これまで決勝進出が当たり前だった選手たち、例えばクリス・コーニング(全体15位)やバレンティノ・グセリ(全体18位)も予選敗退となった。

その他、日本勢では濱田海斗が11位、宮村結斗が25位、飛田流輝が30位、木俣椋真が40位でそれぞれ予選敗退。
また、國武大晃と木村葵来はDNS(欠場)で試合に出場しなかった。

2024-25 FIS WORLD CUP ビッグエア&スロープスタイル日程、結果

ビッグエア開催日開催場所男女優勝者
1戦目10月19日、20日スイス(クール)
2戦目11月30日~12月1日中国(北京)
3戦目1月3日~5日オーストリア(クラーゲンフルト)
4戦目1月9日~11日オーストリア(クライシュベルク)
5戦目1月30日~2月6日アメリカ(アスペン)
スロープスタイル
1戦目8月30日~9月1日ニュージーランド(カードローナ)キャメロン・スポルディング(カナダ)/村瀬心椛(日本)
2戦目1月15日~1月18日スイス(ラークス)
3戦目1月30日~2月6日アメリカ(アスペン)
4戦目2月19日~2月23日 カナダ(カルガリー)
5戦目(未定)3月12日~14日イタリア(リヴィーニョ)
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