ミラノ・コルティナ冬季オリンピックのスノーボード女子パラレル大回転は、2月8日にリヴィーニョ・スノーパークで行われ、日本女子の挑戦と世界トップライダーによる白熱の激戦が交錯する一日となった。
昨季W杯種目別覇者で金メダル候補の三木つばき(22)は準々決勝で惜しくも敗退。一方、今大会限りでの引退を表明していた竹内智香(42)は予選22位に終わり、7大会連続出場という歴史的キャリアに幕を下ろした。
三木つばき、0秒02差の惜敗
三木は予選を突破し、決勝トーナメント1回戦でケイリー・バック(カナダ)を0秒22差で下す好レースを展開。続く準々決勝では、地元イタリアのエリザ・カフォンと対戦し、最後まで勝敗の分からない接戦となった。
しかし、ゴールで分けた明暗は、わずか0秒02差。あと一歩届かず、ベスト8で姿を消した。
一発勝負の厳しさを象徴する結果に、X(旧ツイッター)では
「惜しかったぁぁぁぁ!」
「数センチの差が悔しい」
「この舞台でここまで戦った三木つばき選手に感動」
と、健闘をたたえる声が相次いだ。
竹内智香、レジェンドのラストラン
竹内は予選で22位となり、上位16人による決勝トーナメント進出はならなかった。18歳で初出場した2002年ソルトレークシティー五輪から、今大会で冬季五輪女子世界最長となる7大会連続出場という金字塔を打ち立てた。
快晴のリヴィーニョで迎えた最後の滑走後、竹内は
「決勝に行くことができれば最高でしたが、これがスポーツだし、五輪。本当に楽しかった」
と、晴れやかな表情で現役生活にピリオドを打った。
最高成績は2014年ソチ五輪の銀メダル。長年にわたり日本女子スノーボード界をけん引してきたレジェンドの最後のレースには、各国の選手からも惜しみない拍手とねぎらいの言葉が送られた。
女子パラレル大回転 メダリスト
今大会の女子パラレル大回転は、次世代エースと称されるズザナ・マジェロバ(チェコ)が圧巻の滑りで頂点に立った。安定感と勝負強さを兼ね備え、堂々の金メダル獲得となった。これにより、チェコはパラレル大回転の金メダルを3大会連続で獲得することとなった。
一方、今季も好調を維持し、メダル候補としてイタリア入りしていた三木つばきは準々決勝で惜しくも敗退。わずか0秒02差という僅差の結果となったが、22歳と若く、その悔しさは4年後の舞台でのリベンジ、さらなる金メダル獲得への大きな糧となるだろう。
メダリスト
- 金メダル:ズザナ・マジェロバ(チェコ)
- 銀メダル:サビーネ・パイヤー(オーストリア)
- 銅メダル:ルチア・ダルマッソ(イタリア)
女子パラレル大回転 順位表(ミラノ・コルティナ五輪)
| 順位 | 選手名 | 国 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 🥇1 | ズザナ・マジェロバ | チェコ | ビッグファイナル |
| 🥈2 | サビーネ・パイヤー | オーストリア | ビッグファイナル |
| 🥉3 | ルチア・ダルマッソ | イタリア | スモールファイナル |
| 4 | エリザ・カフォン | イタリア | スモールファイナル |
| 5 | エステル・レデツカ | チェコ | 準々決勝敗退 |
| 6 | 三木つばき | 日本 | 準々決勝敗退 |
| 7 | アレクサンドラ・クロル=ワラス | ポーランド | 準々決勝敗退 |
| 8 | ラモナ・テレジア・ホフマイスター | ドイツ | 準々決勝敗退 |
| 9 | ミシェル・デッカー | オランダ | 1回戦敗退 |
| 10 | マレナ・ザンフィロワ | ブルガリア | 1回戦敗退 |
| 11 | ジュリー・ゾッグ | スイス | 1回戦敗退 |
| 12 | オーレリー・モワザン | カナダ | 1回戦敗退 |
| 13 | ジャスミン・コラッティ | イタリア | 1回戦敗退 |
| 14 | ケイリー・バック | カナダ | 1回戦敗退 |
| 15 | シェイアン・ロッホ | ドイツ | 1回戦敗退 |
| 16 | クラウディア・リーグラー | オーストリア | 1回戦敗退 |

