DMKでもお馴染みのライダー、福岡出身の阿刀 暖が春ブラッコム・パークで充電中。
雪のない福岡出身のDANにとって、カナダは自身のスノーボーディングのライディングを飛躍的に成長させたスポット。
昨季は、日本でのシーズンを経験したが、日本にはない何かを。忘れていた何かを再び思い出すために、日々春ブラッコム・パークを滑りながら、それを確かめている。
今日のDMK速報レポートでは、そんな阿刀 暖の一日を追った。
Photo & Report: Fusaki Iida
朝イチちょっと固めのバーンで、軽快にカービングを楽しむDAN。
スイッチでも同じような恰好で滑っていく。
DANは、ジブでもバランスよくスイッチでうまくトリックをこなすが、朝のライディング姿にもそれが現れていた。
カービングは、日本でのシーズンを過ごしたことで、楽しむようになったとのこと。
カナダから日本という逆輸入の動きと、また日本からカナダという動きが、DANのスノーボーディングの幅を広げている。
みんなが飛んでいたヒップでは、ハンドプラントを披露してくれた。
朝は固いのでぶっ飛ぶのではなく、オシャレ・トリックを決めて気分を高めていく。
阿刀 暖にとってのウィスラーとは?
福岡で生まれ、当時、福岡にあったインドア施設でスノーボードをして来たDANが、初めてカナダに来たのは中学から高校年代に移る時。彼は、ウィスラー・ハイスクールの卒業生だ。
ウィスラーで育ったDANにとって、日本で失いかけていた感覚というのは何だろう?
それは、この大きな山を滑る感覚。よりスノーボーディングに必要な筋力を鍛える斜面。
日本にも良い山はあるが、やはりウィスラーの方がよりストロングになれる環境があると言う。
また、カナダのストレートに気持ちを伝える文化を肌で感じ育ったDANにとって、いざ日本に住んでいるとコミュニケーション文化の違い等で戸惑うこともあったようだ。そういう意味では、ここカナダにいる方が彼にとって自然体でいられるのかもしれない。
カナダに今回に帰ってきたことで、また世界観が広がる。これまでの自分の考えが小さく感じたり、見失いかけていた目標を取り戻すことができるのだ。新しいアイデアも生まれ、さらにスノーボーダーとして上昇する自分に出会える。
撮影の最後、DANは、キッカーでワンフットをやると言い、見事に一発目で決めてみせた!
こういうテクニックは、日本で磨いて来たのだろう。日本とカナダを走りながら、彼は日々成長中だ。
今回のブラッコムでのトレーニングは、新しいトリックを取り入れたいと意欲的だ。
また、メインスポンサーであるSalomonのチーム・ビデオ『team vacation』の映像残すために日々チャレンジしている。
近い内に、またDANの映像が僕たちを楽しませてくれることだろう。
阿刀 暖 DAN ATO
Sponsors:
Salomon Snowboard, Sadbox, Transform Gloves, Shred Optics, Acharm, MainTain Clothing, (株)Prime, P-kids歯科, Snowboard Dojo Wiz