
これは本当にビックリしました。
朝、いつものようにアルパイン・スクールがあるレストハウスに上がってピークを見上げると、なんとウィスラー・ピークの一部の雪が一夜にして消えてしまっていたのです。
これには地元スキーヤーやスノーボーダーたちも困惑しています。
私も1990–91シーズンから数えて35シーズン、ずっとウィスラーでスノーボードをしてきましたが、こんなピークの姿を見るのは本当に初めてです。
幸い、この落石や雪崩(?)は営業時間外に起こったため、怪我人は出ませんでした。
ただ、この付近、ウィスラー・ピークからウエストボール、おそらくウエストサークルと呼ばれる斜面は、ダブルブラック・ダイヤモンドの上級者向けコースで、多くのライダーに人気のエリアです。
今回のハプニングを受け、しばらくの間、ピークには上がれないようです。
では、なぜこんなことが起きたのでしょうか。
専門家によると、ウィスラーピーク周辺は「動く地形」とも呼ばれ、カナダでも特に地質活動が活発な地域です。
地殻の押し上げにより山は年間数センチずつ成長し、さらに降水や重力による浸食も常に進行しています。
そのため、山の一部が崩れたり、岩や雪が下に落ちたりするのは、この地域では珍しくない現象なのです。
今回の落石や雪の消失も、まさに地質学的な時間の中での「浸食が隆起に勝った瞬間」と考えられます。
ピークのギザギザの地形や、ボウルに見える岩や土砂も、こうした自然の力で作られたものです。
幸い、今回は怪我人もなく、ウィスラーの運営チームは現場の安全確認と復旧作業にあたっています。
こうした自然の脅威を理解しながら、私たちはこの山の美しさとスリルを楽しむことができるのだな、と改めて感じました。
山の自然は、いつも私たちの想像を超えて動いています。
またウィスラーピークに登れる日を楽しみに待ちたいと思います。


