ウィスラーブラッコムの公式YouTubeチャンネルに、ヘリ・スノーボードに必要な滑り技術を紹介する動画が公開された。海外で憧れのスノーボードをしたいと考えている者にとって、非常に興味深い内容である。
「果たして自分のレベルでヘリ・スノーボードなんてできるのだろうか?」と心配していた者に朗報である。意外にも、初心者から中級者のレベルでも楽しめる内容であることが分かった。
公式ガイド紹介文:
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- 中級スノーボーダー
スノーボードに適した体力を有し、ブルー(中級者)コースを自信を持って滑ることができ、ブラック(上級者)コースも滑ることができる者。パウダーやオフピステの経験が少なくても問題ない。 - 上級スノーボーダー
長年スノーボードを楽しんでおり、ブラック(上級者)コースを日常的に滑る者。パウダースノーを好んで探し、楽しむことができる者。
この基準を見ると、おそらく多くのスノーボーダーが問題なくクリアできるレベルであろう。
ただし、いくつかの注意点がある。ウィスラーで長年ヘリスノーボードを行っている柳沢純氏に取材した際、スノーボーダーが抱える3つの問題を教えてもらった。
- 斜滑降がうまくできない
良いパウダースポットに行くために斜面をトラバースすることが多いが、斜滑降がうまくできないと目的地にたどり着けず、どんどんと谷方向に滑り落ちてしまうことがある。 - 直滑降ができない
目的地に到達するために、スキーヤーガイドが直滑降で先行し、後ろのボーダーの滑りをサポートするが、直滑降ができず途中で止まってしまうことがある。もし、パウダーで平らな場所で止まった場合、最悪の事態が発生することもある。移動しようとしても、足がハマって前に進めない。 - パウダーで転んだ際に立ち上がれない
ヘリ・スノーボードでは、安全のために一人一人が個別に滑ることが多いが、誰かが転倒すると、次の者は前の者が立ち上がって滑るまで待たなければならない。立ち上がれない場合、次の者に迷惑をかけることになる。
ウィスラーブラッコムが公開した動画は「それほど高い技術がなくてもヘリ・スノーボードは可能」というニュアンスで作られていると思われるが、実際にヘリ・スノーボードを経験したい者は、自分が本当に楽しめるかどうか、今一度考えてみよう。
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