文:飯田房貴 fusaki@dmksnowboard.com

Burton、Nitro、Salomon、K2、Ride、Lib Techなどの海外有名メーカー、さらにはMoss、Yonex、Ogasakaなどの国産メーカーなど、おそらく世界で売られているスノーボードは、数えきれないくらいのメーカーがあり、また国内においても200ほどの大小様々なメーカーが販売されている。しかし、スノーボードはいったいどこの国のどんな工場で作られているのだろうか?

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おそらく、今、あなたが使用している板が、どこの工場で作られているかということは、ご存じないかもしれない。
よく巷で言われている、国産のクオリティは高く、中国製は低いというのは、本当のところどうなのだろう?

そこで、今回お届けするコラムでは、あまり知られていないスノーボードの製造工場がどこにあるのか。生産工場によりクオリティの優越があるのか、ということを伝えたい。

最も美しい自社工場を持つCAPiTA

自分も長年スノーボードに関する仕事に関わって来たが、ボード・メーカーとの直接の仕事は少なかったので、正直知らない部分が多かった。今回取材するにあたり、だんだんとボード製作側の意図やそこに関係するクオリティ面のことなどわかって来たところだ。

ずっと前によく言われていたのは、あるメーカーは中国とヨーロッパの方の工場と契約しており、高いモデルはヨーロッパで作り、安いモデルは中国で作っているという話だ。
つまり同じメーカーでもモデルが変われば、違う工場で作られているのである。

「オレ、Aメーカーのボードを買ったんだ」
「うわー、いいね!超有名で、クオリティもいいんじゃない!」

そもそもメーカーの中にも、より良い製品と安いマテリアルや工程で作られているという背景があり、だからこのような会話はナンセンスになる。

ただ、メーカーによっては自社工場を持ち、そこですべてのモデルが作られていたりもする。
コロラドに拠点を置くNever Summer、カルフォルニアのハンティントン・ビーチあるSignal Snowboardsなど。そしてシアトルにあるMervin Manufacturingでは、Lib Tech、Gnu、Roxyを作っている。

そんな自社工場を持つ代表的なメーカーの一つとして、CAPiTAが挙げられる。
CAPiTAのブルー・モンゴメリー氏は、おそらくこの業界で最も尊敬されている人物の一人だろう。

昨年だったか、バンクーバーのコーヒーショップで、Endeavor snowboards代表のマックス・ジェンキ氏とお茶をする機会があったが、モンゴメリー家族が、Sandboxヘルメットをするということを、とても嬉しそうに話していた。

マックスにとっては、同じ元スノーボーダーで、ライダーズドライビング・カンパニー(※ライダー意見主体で経営するスノーボード・メーカーのこと)で大成功を収めているモンゴメリー氏に尊敬の念を持っていたのだろう。モンゴメリー家族が、Sandboxを愛用してくれているということで、そのドキュメンタリー動画を作りたいと語っていた。

注釈:Endeavorは、現在自社ボードメーカーの他、Air Hole、Sandboxを保有する会社であり、Sandboxミーティングのために会っていた。

創業者ブルー・モンゴメリー氏は、K2のインターナショナルチームのマネージャーを得て、そこで知り合った当時のプロ・ライダー、ジェイソン・ブラウン、ケビン・ジョーンズ、トラビス・パーカーらの協力を得て、26歳の時にシアトルでCAPiTAを始めた。

ビジネス手腕を発揮し会社は成長を続けて、遂にはモンゴメリー氏を最も有名にした出来事が発生する!
それは、当時、ヨーロッパの代表的なスキー&スノーボードElan(エラン)工場を購入し、それをMothership(マザーシップ)と命名!2015年11月に世界で最も美しいと言われるスノーボード工場をオープンさせたのだ。

CAPiTAには、國母和宏、スコット・スティーブンスなど、業界のイメージアイコンのようなライダーたちが名を連ねているし、またクールなグラフィックのイメージも強い。とかくクオリティ面での高さを忘れがちになるが、CAPiTAはMothershipでしっかりとマテリアル管理された最先端のスノーボードを作り上げているのだ。

72もの契約工場を持つBurton

創業1977年のBurtonは、現在もスノーボードの市場規模トップのリーディングカンパニーということはスノーボーダーなら誰もが知るところだろう。
Burtonの生まれ故郷、アメリカ東側に位置するバーモントには、故クレイグ・ケリー氏の名称『Craig’s』を継承したプロトタイプ工場がある。

1980年後半からスノーボード界に君臨し、90年代は圧倒的地位を確立したクレイグ・ケリーは、スノーボード界の神と称される。
世界で最初のシグネチャーボードを作ったライダーでもあり、当時のスノーボーダーたちは狂ったようにそのボードを求めた。
残念ながらクレイグは、2003年にカナダの雪崩事故に巻き込まれて他界。その後にバーモントにあるプロトタイプ工場は、『Craig’s』と呼ばれるようになったのだ。

Burtonバーモント社には、300人以上の従業員が働いているという。
彼らは、Burtonライダーからのフィードバックを受け取り、自家製のカスタムマシンを使用してプロトタイプを作成。そして、翌日にはファクトリー近くのスキー場で、テストライドができるそうだ。

以下の動画は、Craig’sでプロトタイプ製品を作る様子を収めたもの。

※こちらの動画では、81契約工場があると伝えているが、今年Burtonが出した最新リリースでは72契約工場となっている。

こうした最先端技術が凝縮されたプロトタイプの工場で新しい商品開発をし、世界10カ国にも及ぶ72もの契約工場でBurtonの製品を作っているということだ。

僕が住むウィスラーより北上すること1時間ほどの場所に、ペンバートンという小さな町がある。そこでBurtonの有名なAKジャケットを開発している小さな拠点がある、という話を以前聞いたことがある。
このエリアにはバックカントリーで活躍するBurtonライダーのマーク・ソラーズやマイキー・レンツが住んでいる。またBC州は雨が多く湿気を多く含んだ雪もよく降るので、テストには打ってつけのスポットだ。
現在、ペンバートンにそのような拠点があるかどうかは定かではないが、Burtonはより高性能な品質を求めて、いくつかデザイナー拠点を持っているのかもしれない。こうしたフィードバックが、プロトタイプ製品作りに活かされ、最終的には世界のサプライチェーンで商品化され、僕たちの手元に届くようなっているのだ。

Burtonの主な契約工場は、オーストリアや中国にあると言われている。
どの板モデルをどこの工場で作るかということは、知る由もないが、1つ手がかりとなりそうな動画を見つけることができた。それは、オーストリアの工場だ。ドイツ語で何を言っているかわからないのだが、Burtonが誇る人気モデルCustomを作ってる様子を伺い知れる。さらにはスピリットボードまで生産していて、ひじょうに興味深い映像だ。

※こちらの動画の説明欄には、Burtonの大部分の板が、オーストリアのザルツブルグで作られているということも伝えている。


僕が初めてウィスラーでワーホリに来た1990-91シーズン。仲間の使用するボード、Burtonにはmade in 〇〇というふうに、生産国が記されていた。その中には同じモデルなのに、made in Canadaのものがあったことを思い出す。
当時、思ったことは「同じメーカーのモデルでも、違う国の違う工場で作られていることがあるのかあ」ということだった。
だから、上のオーストリアの映像を見て、すべてのCustomがその工場で作られているのは判断ミスかもしれない。
どちらにしてもBurtonは、しっかりとプロダクトのチェック(検品)を重点的に行い、世界中で同じハイクオリティのボードを作り続けているのは間違いないところ。

スノーボード市場に溢れるOEM生産市場から生まれたYAQUI

自社工場を持つCAPiTAがある一方で、自社で工場を持たずに他のカンパニーでボードを作ってもらうことをOEM生産という。
先に紹介したように、CAPiTA、NEVER SUMMER、そしてMervin Manufacturingなど、少数の自社工場を持つスノーボード・メーカーはあるが、多くの場合は、中国などのOEM生産だ。
おそらく、スノーボードの世界市場の8割から9割ほどは、OEM生産ではないだろうか?

例えば、あるAブランドとBブランドは、ユーザー側から見ればまったく違うメーカーに違いないが、工場側から見たら同じところで作っているということだ。

中国にあるスノーボード工場の多くは、様々なメーカーのボードを製作している。その工場の数は、現在でも20ほどあると言う。FREESPORT、Swallow、VISION、HASIKY、K2 sports(K2、Ride工場)、COMPOSITE、LITE7、CHARLTON、Ningbo Maosen Sportなど。
しかし近年、スノーボード生産が縮小しており、淘汰されている傾向だ。
主な生産拠点は、近代的な港湾都市の大連だ。
そこから、まるまる日本列島と同じ距離を南下すること飛行機で3時間半、香港の新界に接したところに深セン(しんせん)がある。
ここに、日本のスノーボード市場に最も影響を及ぼしたと言われるYAQUI(ヤクイ)がある。


創業者ダン・アグンデス氏は、ジェームス・ボンドの映画でのシーンで、スノーボードを見た瞬間に「作りたい!」と思い立ったという。
1987年に最初のスノーボードを作った。
そして、1991年に最初のYaqui Snowboardsを販売した。彼は大学に行きながらアメリカの大統領になることを夢見ていたらしいが、1993年に大学を卒業し、本格的なボード作りを始めたという。
最初の機転となったのは、2001年にある飲料水メーカーのスノーボードを作ることになったこと。このOEM生産がきっかけとなり、会社名称をYaqui Skis & SnowboardsからYaqui Sportsにした。

おそらく、このあたりで日本の企業で働いていた人物が共同オーナーとなり、そのことで日本でのパイプラインが築かれていったのではないだろうか。中国には、様々なスノーボード工場があるというが、よく聞くのがYAQUI(ヤクイ)なのだ。

そして、2014年にはGP87が設立され、最新の高精度機器とオールスターチームを備えた新しい工場が設立された。
GP87時代に入ってからは最新鋭の工場となり、メイドイン・チャイナのボードは、むしろ「高性能」と胸を張れるモノになった。


ダン・アグンデス氏の履歴を調べている中、感じたことは、おそらくこの人はスノーボードと同時にビジネスが好きだったということだ。
なぜなら、最初にYaqui Snowboardsを売り始めた頃、すでに他のメーカー同様のマテリアルを使用し、より安いボードを作っていたということだから。この人の頭の中には、当時、有名ライダーを獲得して販売戦略を行うという他のメーカー手法のようなことは考えなかったのではないだろうか。
だから、1987年からスノーボードを始めてずっとスノーボード界を見て来た僕でさえ、Yaqui Snowboardsを知らなかったのだ。

Kemper、Avalanche、Morrow、Look、Shorty’s…、と聞けば、「懐かしいなあ!」という思いになる。
しかし、「Yaqui」って!?聞いたことがないぞ。

アグンデス氏の低価格戦略にしたビジネスマインドは、同じような匂いを嗅げる仲間を引き寄せ、中国に一大スノーボード工場を建設するにまで至ったのだと思う。ある意味では、ジェイク・バートンとは真逆のスノーボード人生だ。表の世界で大活躍したジェイクに対し、裏の世界で活動しスノーボード・マネーを築き上げて来たダンというところか。

コア層が支持する国産ボードのクオリティ価値

OEM生産は、中国だけに留まらない。
台湾のPlaymakerでは、Nitroや一部国内メーカーも生産しているという。またUAEドバイには、Solico winter sportsという工場で、ARBOR、JONES、YESなどを生産。(注:現在もそのメーカーが、その工場で作っているかは定かではない)
さらには、人件費が安いウクライナ、チェコでもスノーボードを作っているというから驚きだ。

生産工場に関しては、スキーの場合には多くのメーカーが加盟している協会、JASPO日本スポーツ用品協会の規定で、カタログや取説、現物などにカタログに製造国を記載することになっている。
だがスノーボードの場合、メーカーのイメージを損なう懸念もあり、公表していないところが多い。

そんな海外工場で作られたスノーボードと、いわゆるクオリティが高いと言われている国産では、何が違うのだろうか?

海外で作られた一部のボードメーカーでは、展示会に並べるために良い状態のボードを選んでいるということを聞いたことがある。
インサートの位置やスタンス幅などの間違い等々もあるようで、メーカーは検品を怠ることができない状況とのこと。
実際にユーザーに手に渡る時には、検品が済んでいるので見た目は問題はないだろうが、フレックスにバラつきがある可能性も指摘されている。
また、滑走面の仕上がり状態、コンベックス、コンケープと言った形状、毛羽立ちなどマチマチなようで安定していない、という情報もある。

そのことを知る手がかりとして、まずは国産のクオリティに関することを取材してみようと思った。

国産で有名なところと言えば、小賀坂、YONEX、ACT GEARなどを思い浮かべるだろう。
その中でも小賀坂工場は、OGASAKA、November、SCOOTERの国内人気3メーカーを製作している。その工場(生産)での副責任者としてスキー、スノーボードの開発、生産に携わっている山崎岳人氏に品質に関するコメントをいただけたので、ご紹介しよう。

「品質という観点では様々な意見があると思います。
ジブやストリートで使用するボードは安さで選んでいるお客様もいるでしょう。

国産ボードは使用用途に応じたテストがされて日本人に向いた仕上がりになっています。
近年、太めのボードが増えていますけど、足の大きさでウェスト幅も変わってきますので、日本人に合わせた太さになっているモデルも多いです。
特に最近ではカービング、グラトリといった日本発祥のスタイルは、フレックスといった性能面でも国産モデルは秀でていると思います。
その性能を安定生産できているのも国産=高品質の理由の一つにあると思います。

ただ、海外の工場でもBURTON工場やCAPiTA等のしっかり管理された工場では、性能も品質も良いものたくさんあります。

また、必ずとも中国産など海外製品が品質で劣っている訳ではなく、お客様が気にしなければ国産は過剰品質とも取れます。
印刷技術などは機械の進歩に伴いここ数年で、中国産も非常に良くなっていると思います。

一番良いのは、国産、海外産問わずお客様に適したボードを選んで、スノーボードを楽しんでもらいたいので、ぜひとも様々なメーカーを試乗してもらいたいと思います。

国産ボードを選んで頂いているお客様は流通量からすると、1割程度のコアな方だと推測しています。
そのコアなお客様を弊社でも対象にしていますので、品質、性能を落とさないように開発から生産までしっかりと取り組んでいます」

山崎さんが伝えるように、
①まずは国産、海外産を問わず、気になるボードを試乗し「自分に合っているかどうか」そのチェックすることが肝心なようだ。
②また、「お客様が気にしなければ国産は過剰品質とも取れる」という意見は、私たちの暮らしの中に置き換えても、当てはまることではないだろうか。
そのへんの最新の流行を採り入れながら低価格に抑えた衣料品ファストファッションしかり。低価格でアマチュアでも楽しめるミラーレスカメラなど。僕たちは結局のところ、「こだわり」と「お財布事情」の間で、商品を選択している。

スノーボードの板には、保証もあるし、メーカー工場はクオリティチェックをしてから出荷しているのだ。増して、みんなが知っているようなトップレベル・ブランドとなれば、品質管理は厳しいことは想像できる。
あまり難しく考えずに、それぞれの立場で決めていけばいいことなのかもしれない。

まとめ:ボード生産国の優劣の疑いは晴れた!?

「どこの工場でどんなメーカーのボードを作っているのか?」

確かにかつてのメイドイン・チャイナは、一部ヨーロッパ産や国産よりも劣る時代があったのかもしれない。
しかし、取材をしていてわかったのは、みんなが知っているような有名メーカーは、どこも厳しい製品管理ができているということだ。
例え、自社工場がないところでも、すべてのモデルを同じ工場で製造しているところは、開発、品質管理にメリットがあるという。そこには、近代的なマシーンが入っているし、清潔で整頓された工場とのことだ。

確かにこだわりという点では、国産や一部、海外自社工場で作る製品がよりベターというというところもあるのだろう。
しかし、それは本当に一般ユーザーではわからないレベルのことのような気がする。

そう言えば、ずっと前、僕はアルペン・レースをやっていて、ヨーロッパ・メーカー(注:今は無きCocoonというメーカー、Minamiスポーツが輸入していたメーカー)の板を使用していたことがある。
当時は、用具支給を受けていたライダーだったので、入荷した際にボードをチェックしたことを思い出した。

「フサキ、新しい板が来たから、チェックしてみな」
「はい、でも全部いっしょのモデルですよ」
「いや、実際には微妙に違っていたりするもんだよ」
「へえ、そうなんですか」

その頃、僕は同じメーカーの同じモデルに、違いがあるなんてまったく知らなかったから、そのことに驚きながらも入荷したすべてのアルペンボードを煽ってみた。
なんとなく、「違うかな?」という気がしたが、正直あまりわからなかった。
これは、1990年中頃の話だ。

現在、2020年になって、スノーボードの工場はずっとよくなっているのは間違いない。
ただ、スノーボードのメーカーは、現在もイメージという点でメイドイン・チャイナであることを隠すところも少なくない。
でも、もう疑いは晴れたのではないだろうか?

今回取材にあたり、ある海外メーカーを扱う担当者の方から、以下のようなコメントもいただいたのでご紹介しておきたい。

「メーカーごとに、コンセプトや基準がありますが、海外メーカーは、パフォーマンス重視で開発・製造されていることが多いと感じます。滑走に影響がないと思われるレベルまで仕上げたら、一部のスペシャルなモデル以外は、さらに上の仕上げはあえて行わないのではないでしょうか。
どちらも良いことに越したことはないですが、仕上げのきれいさと製品の性能は、必ずしも関連しないものです。もっといい仕上げ、好みの仕上げを求めるライダーは、チューニングショップに出して、プロに仕上げてもらえばいいかと思います」

なるほど。求められているものは、仕上がりではなく、仕上げは後からでも高められるので、その目的に応じた板を選ぶことが大切という考えだ。
自分の目指す滑りのスタイル、例えばパウダー、パーク、圧雪されたコース…など、一番性能を発揮したいコンディションによって、「乗りたい!」と心から思えるボードを選ぶことが一番大切ということ。

自社工場や国産にこだわりがある人は、海外契約工場やOEM生産に懸念があるかもしれない。しかし、Xゲームやワールドカップで活躍するあの板。スノーボードのムービーに出ているあの板。劣っているハズがないだろう。

大切なことは、小賀坂の山崎さんがコメントしてくれたように、自分のスノーボードのスタイルを理解し、自分に合ったボードを見つけること
どこで作っていようがあまり関係ないと思う。自分が惚れて「良い!」と思った板が、あなたにとってのベストボードだろう。

取材至らなく、間違った情報も出ているかもしれません。
しかし、できる限り正しい情報を伝えるようにしました。
もし、何か誤りがあり、ご指摘していただければ、ありがたく承ります。
ここで、執筆した内容には、全責任、自分にあります。

スノーボードが好きで、スノーボードに関わる仕事がしたかった。そうした思いの人、きっと僕以外にもいるに違いない。
もしかしたら、ここで紹介して来た人物のように、スノーボード・メーカーを始めてみよう!なんて考える人もいるのでは!?

最後に。そんな人の背中を押せるように、冒頭で出て来たEndeavorマックスが、以前、僕に話してくれたことをご紹介しよう。

「なんで、チャンネルシステムにしたの? ボード・メーカーで、バートンのチャンネルシステムで作っているのって、エンデバーぐらいでしょ?」
「だって、最高のシステムじゃん。スタンス角度、幅、自由に調整できるんだから」
「でも、特許とか高そう。どうやって交渉まで行けたの?」
「わかんないから、直接、電話したのさ」
「えっ、マジ?」
「そうだよ、ジェイクに電話したら、OKだって!」

そんなノリかい(笑
そう、そんなノリで始めちゃったんだ。
あなただって、始められるかも!?

コラムニスト・飯田房貴
1968年生まれ。東京都出身、カナダ・ウィスラー在住。
シーズン中は、ウィスラーでスノーボードのインストラクターをし、年間を通して『DMKsnowboard.com』の運営、Westbeach、Sandbox等の海外ブランドの代理店業務を行っている。日本で最大規模となるスノーボードクラブ、『DMK CLUB』の発起人。所属は、株式会社フィールドゲート(本社・東京千代田区)。
90年代の専門誌全盛期時代には、年間100ページ・ペースでライター、写真撮影に携わりコンテンツを製作。幅広いスノーボード業務と知識を活かして、これまでにも多くのスノーボード関連コラムを執筆。最新執筆書『スノーボードがうまくなる!20の考え方 FOR THE LOVE OF SNOWBOARDING
今でもシーズンを通して、100日以上山に上がり、スノーボード歴は35年。