バインディングの代名詞として知られる Union Binding Company（ユニオン） が、ついにスノーボードブーツ市場に参入した。
新部門「Union Boot Division（ユニオン・ブート・ディビジョン）」を立ち上げ、その第1弾モデルとして 「Union Reset Pro」 を発表。
20年にわたるバインディング開発の経験と情熱を、ブーツという新たなフィールドに注ぎ込む。
目次
新たな挑戦 ― 完璧なブーツを追い求めて
ユニオンは、「製造プロセス」「フィット感」「機能性」「耐久性」「素材革新」のすべてを融合させ、理想のスノーボードブーツを生み出すという壮大なミッションを掲げた。
イタリア・モンテベッルーナに新設された本社は、スノーボードブーツ開発における世界最先端の拠点となる。
同社は研究開発（R&D）への大規模投資を行い、最新の生産設備、専用素材、そしてブーツ開発の専門人材を集結。
これまでバインディングで築いてきた「究極のフィットと耐久性」を、ブーツにも完全に反映させた。
「最大のブランドになることが目的ではない。
最高のブーツブランドになることが私たちの使命だ。」
と語るのは、ユニオン共同創設者でチーフブランドオフィサーの ジョージ・クレックナー。
「バインディングで培ってきた情熱と技術をブーツ開発にも注ぎ込み、ブーツとバインディングが完全に調和した新しいライディング体験を実現しました。」
クラフトマンシップと革新の融合
ブーツ開発の舞台となるモンテベッルーナは、世界の登山・アルパインブーツ生産の中心地として知られる地域。
この地に新設された「ユニオン・ブート・ディビジョン本社」では、設計から試作、テスト、供給までのすべてを自社管理。
その結果、開発スピードの大幅な短縮と、品質の完全なコントロールを実現した。
また、バインディングで使用している独自素材をブーツにも共有することで、他ブランドにはないユニオン独自のクオリティを確立している。
創設者兼CEOのマルティーノ・フマガリはこう語る。
「家族が靴のビジネスをしており、私は幼い頃からブーツづくりに囲まれて育った。
スノーボードブーツはユニオン誕生以前から自分の人生の一部だった。
この新しいブート・ディビジョンは、私にとって原点回帰であり、長年の夢の実現です。」
「Union Reset Pro」詳細と発売情報
初のスノーボードブーツモデル「Union Reset Pro」は、2025年11月3日より世界各地の限定店舗で発売開始。
カラーは ブラック と ホワイト の2色展開。
サイズは USメンズ7〜12.5 をラインナップ。
主な特徴：
- 特許技術 Single Frame Shell™
- Rebound Bushing System™
- Forma Pro Liner
- Dual BOA® Fit System（H4 Coiler + TX3 Laces）
さらに、2026年には新たに2モデルのブーツが登場予定。
公式サイト www.unionbootdivision.com は発売日と同日の2025年11月3日に公開予定で、ブート・ディビジョンおよび「Reset Pro」に関する情報を発信していく。
トラビス・ライスが新部門のクリエイティブ・ディレクターに就任
今回のプロジェクトには、世界的スノーボーダー トラビス・ライス も参画。
ユニオン・ブート・ディビジョンの クリエイティブ・イノベーション・ディレクター に就任した。
「3年前にユニオンからブーツ構想の話を聞いたとき、すぐに関わりたいと思った。
ユニオンはいつもライダーの声を真摯に聞き、自分のライディングを次のレベルに押し上げてくれた。
ブート・ディビジョンもその姿勢の延長線上にある。」
ユニオンの新しい未来へ
ユニオン・バインディング・カンパニーは2004年の創業以来、「最高のフィット感・性能・耐久性を持つバインディングを作る」という信念のもとに進化を続けてきた。
そして今、同社はその哲学をブーツへと拡張し、スノーボードの未来を再定義しようとしている。
バインディングとブーツが一体となった、これまでにない“ユニオン・エクスペリエンス”が、いよいよ始まる。
このリリースは、“ユニオンが作るブーツ”という全く新しい領域の幕開けを意味している。
長年の技術と情熱を融合した「Union Reset Pro」が、今冬、スノーボードシーンに新たな基準を打ち立てることは間違いない。
