Welcome to the Snowboard World!!!

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星野リゾートの代表、星野佳路さんはウィンター業界に留まらず、観光業など幅広い分野で影響力を与える方です。僕も様々なメディアから氏のコメントを聞き、勉強させていただきました。
その中で、最近、見た動画で最も感化された言葉がありました。
それは、かつてスキーバブル時代に、日本のスキー人口が1400万人を超えたというのですが、現在はスノーボーダーを合わせて700万人しかいないというのです。だけど、それは言い返れば、今、スキーヤー、スノーボーダーであるあなたが友人を一人だけ誘うことによって、あの盛り上がった時代に帰れるということなのです。(※以下にインタビュー動画、ご紹介)

スキーやスノーボードというのは、誘われることによって行えるもの、とも星野さんは言います。たしかにオリンピックをきっかけに「スノボってカッケーな」と思った若者が、なかなか突然にスキー場に行けるハズもありません。しかし、あなたがそんな人を誘ってくれたら、きっと雪山に導くことになるでしょう!
そこで、僕はスノーボーダーとして、改めてこのスポーツというか遊びの魅力を伝えたいと思います。

スノーボードほど、楽しいものはありません。
個人的には、スノーボードは世界で一番おもしろいスポーツだと思うのです。
スピード感覚、ジャンプする感覚、そしてパウダーを滑る時のなんとも言えない感覚などは、地球上にある無重力の存在をあざ笑うかのごとく、日常では到底味わえない浮遊感覚を楽しむことができます。

仲間たちとワイワイ話しながら、雪山に向かう。
美しい雪景色を眺めて、大自然を相手にライディングする。
滑り終わった後の温泉、さらにはその後のビールのおいしさと言ったら!

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そんな楽しいひと時を過ごすのもスノーボードの魅力ですね。

また、スノーボードに行くと、新しい仲間が増えて、素晴らしい景色にも出会えて。人生に良い刺激を与えてくれます。
僕は、スノーボードに出会っていなかったら、カナダの雪山ウィスラーに住むこともなかったように思います。
本当に、スノーボードをしていたお陰で、たくさんの良い経験をさせてもらいました。

スノーボードの他にも、アクティブ・スポーツはあります。
だけど、スノーボードは、どんなスポーツにも負けないものを持っていると思います。

例えば、同じ横乗りのスポーツ。

スケートボードは、気軽にトライできるものだけど、転んだ時はそこがコンクリートなので危ない。転んだら怪我につながるようなこと、お年を召した方にオススメできるものではありません。
また、スノーボードと違って、大自然を相手にしないというところも魅力に欠けるように思います。
大自然を相手にするサーフィン。こちらは転んでも海なので、ケガは少ないかと思いますが、立つまでに相当な努力が必要です。スノーボードほどすぐにターンの感覚を楽しむことはできません。

スキーは、スノーボードよりも早く立って滑ることができますが、用具がやたらに重い。スキーブーツを履くと、自分がロボットのような感覚になり、歩くのも大変ですね。
実際、僕はカナダでインストラクターをしてみて、欧米諸国のご年配方などが、
「スノーボードは、スキーと違ってブーツを履いているのが楽だ。」
ということを、何度か耳にしました。

僕は、その意見を聞くたびに、「ああ、スノーボードは若者スポーツというイメージが強いものだけど、実際にはご年配の方にも気軽に楽しんでいただけるもなんだ。」と思ったものです。

そして、スノーボードをやる方のほとんどが、スキーよりもスノーボードの方がカッコいい!と思っているのです。きっとそれはスノーボーダーの持つ独特なファッションなどの影響、またスノーボードがスキー以上にカンタンにトリックができる様子を見たからだと思います。そして何よりスノーボーダーの流れるようなライディング!その美しさが目立つからでしょう。

スノーボードは、最初のターンまではやや苦労するかもしれませんが、ある程度、ターンができるようになると、そこから上達はグングン。雪山を自由に滑ったり、トリックを決めたり、そしてパウダーを滑れるようになり、スノーボードの魅力をどんどん感じることができます。

今回、僕が執筆したスノーボード入門は、そんな最初のターンをサポートする内容に仕上げています。年間カナダで100日以上レッスンし、世界中の初心者の方をティーチングした経験を活かし、なるべくわかりやすく伝えるようにしました。そして、これからスノーボードを始める方、またすでに始めたけど、なかなかうまく滑れない方が、よりリラックスして楽しめるようにアドバイスを送ります。

スノーボードは決してみなさんが想像しているような難しいものではなく、正しい知識を持ってトライしてみれば、どなたでもうまくなります。僕の35年以上にも及ぶスノーボード経験と、また20年以上ものコーチング経験のすべてを賭けて、あなたにスノーボードの魅力的な世界へご案内しましょう!

Welcome to the Snowboard World!!!

(以上のコラムは、僕が執筆した『スノーボード入門 スノーボード歴35年 1万2000人以上の初心者をレッスンしてきたカリスマ・イントラの最新SB技術書 』の「はじめに」でご紹介しました。今回、改めてこれを読んでいただいた方が、スノーボードに興味を持ち、またスキー場の行っていただけば嬉しく思います。スノーボードにどうしても行きたいのに、行く仲間がいないという方は、ぜひ僕が始めたDMK SNOWBOARD CLUBのツアーやキャンプに参加してみてください。ここ2年ほどはコロナで自粛して来ましたが、そろそろ!って感じになってます)

コラムニスト・飯田房貴
1968年生まれ。東京都出身、カナダ・ウィスラー在住。
シーズン中は、ウィスラーでスノーボードのインストラクターをし、年間を通して『DMKsnowboard.com』の運営、Westbeach、Sandbox、Endeavor Snowboards等の海外ブランドの代理店業務を行っている。日本で最大規模となるスノーボードクラブ、『DMK CLUB』の発起人。所属は、株式会社フィールドゲート(本社・東京千代田区)。
90年代の専門誌全盛期時代には、年間100ページ・ペースでライター、写真撮影に携わりコンテンツを製作。幅広いスノーボード業務と知識を活かして、これまでにも多くのスノーボード関連コラムを執筆。主な執筆書に『スノーボード入門 スノーボード歴35年 1万2000人以上の初心者をレッスンしてきたカリスマ・イントラの最新SB技術書 』『スノーボードがうまくなる!20の考え方 FOR THE LOVE OF SNOWBOARDING』がある。
今でもシーズンを通して、100日以上山に上がり、スノーボード歴は37年。
スノーボード情報を伝える専門家として、2022年2月19日放送のTBSテレビの『新・情報7daysニュースキャスター』特集に、また2022年3月13日に公開された講談社FRIDAY日本が「スノーボードの強豪」になった意外な理由にも登場。

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