今季ワールドカップの初戦となったニュージーランド・カドローナ大会は、アメリカのクリス・コーニングが得意技、クワッドコーク1800で優勝した。
クリスは、すでに2年前の17歳にこのトリックを決めていて、彼にとってはシグネチャー・トリックでもある。
2位には、平昌オリンピックのスロープスタイルの金メダリスト、レッド・ジェラード。
そして3位にはフィンランドのカッレ・ヤルビレートが入った。
日本期待の國武大晃は、残念ながら決勝3本中で1本も決めることができずに、 ファイナリストでは最下位となる10位に終わった。
以下、男子ビッグエアー結果詳細。
http://medias3.fis-ski.com/pdf/2020/SB/7011/2020SB7011RLF.pdf
女子の方は、強風のため延期となっていたが、先ほど中止が決定。
予選結果が、そのままファイナル結果となり、1位はエンニ・ルカヤルビ(フィンランド)、2位はケイティー・オームロッド(イギリス)、3位はシリエ・ノレンダル(ノルウェー)となった。
身体が軽い女子は、強風に煽られやすい傾向が男子選手以上にあるので、安全性を考慮した延期は理解できる。しかし、過去にも何度も起きた悪天候による予選結果がそのまま決勝結果になるというやり方は、視聴者側から見れば納得し難いだろう。
予選は、2本中ベストランの1本のスコアを採用。
決勝は、3本中ベスト2本を採用、しかも同じ回転は却下というルールでよりシビアにエキサイティング展開になる。そんな決勝を破棄して、予選結果がそのままファイナル結果というのは、どうだろう? 今後こうしたことが起こらないように、FISに解決策を求めたいものだ。
悪天候による日程延期のために、余裕もたすスケジューリング作り。あるいは、次のW杯会場での決勝戦を開催など、もっと何かしらできるように思うのだが。