ニュージーランドのカドローナで始まった今季最初のワールドカップ、ビッグエアー大会。新星ジャパンの動向を伺う意味でも重要な戦い。本日行われた予選の結果が入って来たので、早速、ご紹介しよう。
男子は、2つのヒート(組)に分かれて争い、各ヒートに出場する選手は24名、合計では48名の選手が参加。決勝へ進めるのは、各ヒートのトップ5まで、合計10名の選手。
2本ラン行い、ハイスコアが採用されるルール。
ヒート1(予選1組)では、アメリカのカイル・マックが、彼のシグネチャートリックと言われるバックサイド・トリプルコーク1440ジャパン・グラブを決めて90.60点をマーク。1位通過となった。
2位には、ジュニア世界選手権で優勝したばかりの大塚健。
そして3位には平昌オリンピックに出場した大久保勇利が入った。
ヒート2(予選2組)では、宮澤悠太朗が1位通過!!!
2本目のジャンプでバックサイド・トリプルコーク1620ミュートグラブを放ち、95.60点をマーク。このジャンプは、この日に出場した全選手の中で最もハイスコアとなった。
続いて、オリンピックにも出場した國武大晃が2位に入った。
3位はアメリカのクリス・コーニング。
宮澤は、実力者と言われながら、これまでワールドカップという戦いのステージに立つことはできなかったが、ここへ来て大きな結果を出すことに成功。
決勝でのパフォーマンスで、表彰台への期待が掛かる。
またヒート2では、飛田流輝が出場したが、13位という悔しい結果に終わり、決勝進出を逃した。
男子の方では、カナダのビッグエアー三銃士、マーク・マクモリス、マックス・パロット、セバスチャン・トゥータントは出場しておらず。今大会は日本勢メダルラッシュの期待大!
以下、男子ビッグエアー予選結果。
http://medias3.fis-ski.com/pdf/2019/SB/7045/2019SB7045RLQ.pdf
女子の方では、岩渕麗楽が1位、そして鬼塚雅が2位で予選を通過。共に平昌五輪に出場した選手。しかも、この日出したトリックも共にバックサイド720。岩渕の方は、よりスムーズに決まった点が評価が高かったようだ。
女子の方では、アンナ・ガッサー、ジェイミー・アンダーソンなどの世界トップ選手が出ておらず、二人のスコアは、他の選手を圧倒するもの。決勝では日本勢同士の優勝争いとなりそうだ。
以下、女子ビッグエアー予選結果。
http://medias2.fis-ski.com/pdf/2019/SB/7044/2019SB7044RLQ.pdf
日本勢メダルラッシュ期待の決勝戦は、明後日に開催!