ベイルリゾート社がスイスの高級リゾート『クラン・モンタナ・マウンテン』を買収

@Crans Montana
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コロラドの本拠を置く世界最大のスキー場グループのベイルリゾート社は、昨日、スイスの高級リゾートのクラン・モンタナ・マウンテンをCPIプロパティ・グループから買収したことを発表した。

https://news.vailresorts.com/2023-11-30-Vail-Resorts-to-Acquire-Crans-Montana-Mountain-Resort-in-Switzerland,-the-Companys-Second-Ski-Resort-in-Europe

クラン=モンタナ・マウンテン・リゾートは、スキー&スノーボードが可能な標高1,400メートル(約4,593フィート)、全長140キロメートル(約87マイル)のコースがあり、ヨーロッパで最高のスキーリゾートのひとつとして認められている。

スイス・アルプスの中心にあり、マッターホルンとモンブランの息を呑むような絶景を楽しめる最高のスキーリゾートだ。ヴァレー州に位置し、5つの空港と鉄道からアクセス可能。ジュネーブから約2時間半、ミラノとチューリッヒから4時間弱の距離にある。

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クラン=モンタナには、スキー・ワールドカップ、マウンテンバイク・ワールドカップ、オメガ・ヨーロピアン・マスターズなどの選手権大会、カプリセス・フェスティバルなど、有名なアウトドアスポーツの開催地としてのレガシーもある。
グルメレストランや高級小売店、スタイリッシュな5つ星ホテルがあり、最近開発されたシックスセンシズ・ロッジ&スパは、メインゴンドラの上に位置する、スキーイン、スキーアウトが可能な45室の豪華なシャレースタイルの施設だ。

ベイルリゾートは、これまでカナダBC州のウィスラーブラッコムを買収し、カナダへのリゾートビジネスの足掛かりとしたが、今回はスイスのクラン・モンタナ・マウンテンに、ヨーロッパへのリゾートビジネスを拡大しつつあるようだ。

このヨーロッパを代表するリゾートは、奇しくもウィスラーリゾート同様に、スキー、スノボという冬のアクティビティ以外にハイキング、マウンテンバイク、ゴルフなど一年中楽しめる。ファミリーリゾートでもあり、同社の思惑も見えて来るようだ。

今回の買収により、ベイルリゾートは、クランモンタナ・アミノナ(CMA)SAの84%の株式を取得する。CMAは、同リゾートの全リフトと、4つの小売・レンタル拠点を含む山岳事業を管理・運営。またベイルリゾートは、山上とその周辺にある11のレストランの100%所有権を取得するという。

これでEPIC PASSがあれば、ベイルはもちろん、ブリッケンリッジ、パークシティ、カナダのウィスラー、そしてスイスのクラン・モンタナが滑り放題!ゴージャスなシーズンパスとなった。ちなみにそのパスで、日本のルスツ、白馬リゾートも7日間滑走することが可能だ。

今回のヨーロッパの最高級リゾートの買収劇を受けて、今後、日本のスキー場でも様々な動きが出て来そうだ。

ベイルリゾート社について
ベイルリゾートは、北米のベイルマウンテン、ブリッケンリッジ、パークシティマウンテン、ウィスラー・ブラッコム、ストウ、その他32のリゾート、スイスのアンデルマット・セドラン、オーストラリアのペリシャー、ホーサム、フォールスクリークを含む、世界最高のデスティネーションと身近なスキーリゾートのネットワーク。
ベイルリゾート社は、チームメンバーとゲストに生涯忘れられない体験を提供することに情熱を注いでいる。
また同社が進めるEpicPromiseは、2030年までに正味営業フットプリントをゼロにすること、従業員と地域社会を支援すること、そしてスポーツへの関与を広げることを目的としている。
詳細については、www.VailResorts.comを。また、同社のリゾートとパスオプションについては、www.epicpass.comをチェックしてみよう。

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