世界最大のスキー場パスを持つEpicが画期的なレンタルシステムを試験的に導入

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世界最大のスキー場パス・システムを持つEpic(※ベイルスキーリゾート親会社)が画期的なレンタルシステムを試験的に導入することになった。
Epicと言えば、カナダのウィスラーをはじめ、日本では北海道のルスツ、長野の白馬リゾートなどで提携していることで知られていて、そのパスを持つことで、世界中のスキー場を楽しめる夢のようなシステムを作り上げているが、今回、彼らがスタートさせたMy Epic Gearというのは、新たなレンタルシステムだ。

具体的に言うと、ギア所有の最高の利点を提供しながら、より多くの選択肢を与え、低コストで手間のかからない新しいギアメンバーシッププログラム。
以下、彼らのリリース内容の一部を紹介。(記事:VAIL RESORTS INTRODUCES “MY EPIC GEAR,” REIMAGINING GEAR OWNERSHIP AND GEAR RENTAL

適切なギアを持つことは、すべてのスキーヤーとライダーの体験に不可欠だが、ギアの所有とギアのレンタルという従来のモデルは、数十年間変わっていません。この新しいビジネスは、ゲストが所有から、日常生活の他の多くの部分にすでに存在する「アクセス経済」の利点を体験することに移行することを可能にすると信じています。

My Epic Gearは、会員に対し、スキーやスノーボードの人気モデルや最新モデルの中から、フルシーズンまたはその日に必要なギアを選び、ほしい時にほしい場所で保証付きで届けることができる機能を提供します。
My Epic Gearでは、最高のスキーやスノーボードを提供するだけでなく、カスタマイズされたインソールやブーツフィットスキャン技術を備えた、有名ブランドの高品質なスキー・スノーボードブーツも提供します。
My Epic Gearのメンバーシップ全体(ギアの選択からブーツのフィット感、個人的な提案、配送まで)は、新しいMy Epicアプリを通じて会員の指先ひとつで操作できるようになる予定です。

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日本に住んでいると、多くのスノーボード愛好者は、自分のギアを持っているものだが、ウィスラーで仕事をしているとわかるが、世界中の多くの方はレンタルギアを使用するケースがひじょうに多い。メキシコやブラジルなどの南米、あるいはシンガポールなどの東南アジアの方にとっては、日本人のように気軽に雪山へアクセスできないのだ。一方で、スキー、スノーボードというのは富裕層に憧れのスポーツでもあり、人気が高い。そんな彼らはレンタルギアを好む傾向が強い。

また、ヨーロッパ、オーストラリアから来る方にとっては、飛行機の運賃を上げないためにもレンタルを選ぶケースが多い。
ウィスラーの方でも、そんなスノーボーダーを満足させるために、バートンの最新のカスタムボードやルーラー(ブーツ)などレンタルに用意しているのだ。ユーザーも良いレンタルギアをあることを知っていて、安心してレンタルでスノーボードを楽しむことができるのである。

また、ベイルリゾートは、今回のリリースで、お客様のメリットとして以下のようなことも紹介している。

My Epic Gearのメリット

シーズンの初めにスキーやスノーボードのモデルを選択すると、そのモデルがシーズン中いつでも利用できることが保証され、フルチューンされます。
パウダースキーなど、在庫状況に応じて毎日違うモデルのスキーやスノーボードを試すことができます。
人気のある最新のスキー、スノーボード、ブーツを選ぶことができます。
インソールやブーツフィッティングをカスタマイズした、有名ブランドの高品質なスキー・スノーボードブーツからお選びいただけます。お客様ご自身のブーツを使用されたい場合は、ブーツの選択を省略することも可能です。
参加するすべてのマウンテンリゾートで、毎日、ゲレンデサイドでの無料配送とピックアップ&ドロップオフが簡単にできます。
新しいMy Epicアプリが、ギアの選択からブーツのフィッティング、配送まで、すべての体験を管理します。
ギアを使用した日数分の低額な日額料金で利用できます。

23-24シーズンに向けて試験的にこの新しいレンタルシステムをスタートするスキー場

ベイル、ビーバークリーク、ブリッケンリッジ、キーストーン。
以上4つのスキー場でパスホルダーを対象に試験的に開始!

24-25シーズンにはウィスラーにも拡大へ

24-25シーズンにはには、ウィスラー・ブラッコム、パークシティ・マウンテン、クレステッド・ビュート、ヘブンリー、ノーススター、ストウ、オケモ、マウント・スノーに拡大する予定。将来的には、さらに多くのリゾートへ。

今回この画期的なレンタルのシステムは、最近どのビジネスでも注目されているサブスクリプション方式のようだ。ユーザーから一定の金額を徴収し、あとは世界中に自由にスキー場へ旅してもらいながら、好きな場所で好きなギアを使うというようなサービスだ。
もしかしたら、将来的には、スノーボードやスキーの新しいサブスク・ビジネスのきっかけになるようなニュースなのかもしれない。雪質に合わせて、パウダー用だったり、パーク用など様々なギアをレンタルできるサービスも魅力的だろう。


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