遂に若きエースが決めてくれた!
米カリフォルニア州マンモスマウンテンで開催されたFISワールドカップ・ハーフパイプ3戦目、US GRANDPRIX、今年は昨年の悪天候とは打って変わって快晴の中、行われたが遂に戸塚優斗が今季ワールドカップ初優勝を決めた。

今季の 優斗は、最初の中国大会で2位、先日行われたスイスのラークスで2位、いずれも王者スコッティー・ジェームスの前に屈した形だったが、今回はその鬼の天敵が不在の中での戦いで是が非でも優勝したいた戦い。しかし、予選は2位通過で心配されたが、カルフォルニアの太陽が輝く下、見事なランを見せた。

最初からいきなりのフロントサイド1440インディ→キャブ・ダブルコーク1260ミュート→スイッチ・バックサイド900ミュート、キャブ1080ノーズtoテール、フロントサイド1260テール、というルーティーン。
以上の映像を見ての通りの安定感ある滑りで、97.20点というハイスコアを叩き出した。

前回、宿敵のスコッティー・ジェームスでXゲームスで対戦した時には、戸塚自身はスコッティーを上回る1440回転を繰り出すも、1260回転の3回の前に屈した。しかし、今回のマンモス大会では、しっかりと2回の1260回転に加えた上で、1440回転も決めている。おそらく、このルーティーンなら、スコッティーが参加していても勝てたのではないか、と思わず高難易度の組み立てだ。

実際、戸塚は優勝コメントで、「フロント1440からのキャブダブル1260を決めれたことは嬉しい。」とコメントを残している。いかにこのルーティーンのチャレンジがハードだったかわかる。

ちなみに戸塚にとってマンモス大会は縁起が良い大会で、昨年も優勝している。その時のルーティーンは、フロントサイド900→バックサイド900→フロントサイド1080→キャブ1080→フロントサイド・ダブルコーク1440だった。ここ一年でどれだけレベルアップしたかわかるだろう。
単に優勝したと聞くと、「スゲー!」っと思ってしまうが、むしろこの高いレベルでの戦いの中、成長していることにもっと驚かされる。北京2020の金メダル獲得も大いに期待が高まる成長だ。

今回のW杯優勝で、戸塚は一気にFISワールドカップでのツアーランキング王者の位置に立つことに成功!

2位は、地元アメリカのテイラー・ゴールド、そして3位にはこちらも嬉しいお知らせ!平野流佳が入った。

以下、男子ハーフパイプ結果。
http://medias1.fis-ski.com/pdf/2020/SB/7395/2020SB7395RLF.pdf

一方女子は期待された日本勢の表彰台は残念ながら実現せず、今井胡桃6位、松本遥奈7位、小野光希8位となった。
優勝は、中国の蔡雪桐、地元アメリカの大声援を受けたマディー・マストロは2位となった。

以下、女子ハーフパイプ結果詳細。
http://medias3.fis-ski.com/pdf/2020/SB/7394/2020SB7394RLF.pdf