この時期、世界中で起こるTREE WELLSと呼ばれるスキーヤー、スノーボーダー死亡事故

「残念ながらお父さんの地元の江戸川区の女性スノーボーダーで、死亡事故が起きてしまったよ。原因はわからないけど、TREE WELLSかもしれない」

「楽しいスキー、スノーボードに行って、このような事故は居たたまれないわ。ウィスラーでもこの時期、よく聞かれるね」

以上は、昨日の娘との会話です。

豪雪が降ったのは、スノーボードの世界に生きる自分としては嬉しかったけど、死亡事故、それも同じ地元の江戸川区、スノーボーダーということでショックを受けました。

実を言うと、ウィスラーでもこのシーズン初めの豪雪になった時、このような残念な事故が起きることがあります。
あれは、確か3,4年前だったと思います。やはり、雪がたくさん降った日、スキーインストラクター夫婦の方で、セブンスヘブンというブラッコムの頂上エリアでスキーをしていた時、TREE WELLSにハマって奥さんの方が亡くなってしまいました。

夫は、いっしょに滑っていた奥さんがいなくなり、すぐに自身で捜索。しかし、見つからなくてレスキューを要請。しかし、数時間後に残念ながら奥さんの遺体が見つかったということです。

シーズン初めの木の下というのは、まだ雪がしっかりと積もって固まっていないので、まるで落とし穴のように、スッポリと落ちてしまうことがあります。頭から落ちると、なかなか抜けれなくて、呼吸困難に陥る危険性があります。そんなスポットを、こちらではTREE WELLSと呼んでいます。

例え、足から落ちたとしても、なかなか自分一人では抜けれなくなるものです。
以下の動画、ご参照ください。

見た感じでは、それほど大きなTREE WELLSでもないのかな、と思います。
もっと深く落ちてしまうケースも考えらえるのです。本当、恐ろしいですね。

なまじっかアドバイスとか難しいけど、まずこの時期のツリーランは、一人では決して行わないでください!
また、なるべく友人の声が聞こえる範囲内でセッションすることをオススメします。
かと言って、衝突事故にはくれぐれも気を付けてください。

自分も小さなレベルでTREE WELLSにスタックしたことが、2度ほどあります。

その時は、まずは冷静になって、何をするか考えました。
パニックになって、暴れるともっと深いところに沈む可能性がありました。
まずは、カエル飛びのように、上がれるかトライ。すると運よく、雪も軽かったせいもあり、数十センチ上がれました。そこから、このカエル飛びを慎重に繰り返し、少しでも上に行くことと足場を作ることを行いました。
充分に上まで来て、バインを外すことを決めて、細心の注意を払いながら外しました。
そこから、腕の力で這い上がり、50センチ下にある板をうつぶせの状態で取り出すことができました。

もう1つのケースでは、シリアスなレベルの深さでなかったですが頭から突っ込んでしまいました。一瞬息ができなくて怖かったけど、すぐに起き上がることができました。
TREE WELLSの恐怖感をちょっと味わったような印象です。

本当にアドバイスは、難しいけど…。こうしたTREE WELLSに本当に気を付けてください。
楽しい時間が一気に恐怖の時間にならないように。
なんとなく「怖い」「大丈夫かな」と思ったら、この時期は引き下がることをお勧めします。

木の下は、あなたが思っている以上に落ち込んでいるケースがあります。
それが、恐怖のTREE WELLSです。