世界のスキー場、来場者数トップ10!ウィスラー、日本の人気スキーエリアは何位?

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24-25シーズンは、インバウンド需要が高まり、国内の多くのスキー場が賑わったと聞く。
東京・神田のスキーショップ街も今や外国人の姿が目立ち、日本のスノービジネスでは、インバウンドを受け入れられるスキー場とそうでないスキー場の格差が広がりつつあるようだ。

記者が住むウィスラーも、世界中からの観光客が集まるスキーリゾートとして知られており、特にエピックパス提携スキー場の影響でアメリカからの来場者が多い印象だ。
また、それぞれの国の長期休暇と連動するように、訪問者の国籍が変わっていくのも面白い。

例えば、アメリカの祝日連休にはアメリカ人客が目立ち、12月〜1月にはオーストラリアの長期ホリデー客が増える。
2月は中国の旧正月でアジア圏からの旅行者が集中し、春にはメキシコの休暇と重なってメキシコ人の姿も多くなる。

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そんな中、「日本と世界の人気スキー場の来場者数はどれほどなのか?」が気になり、調べてみることにした。

以下のランキングは、各観光協会や報道資料を参考に推定された冬シーズンのスキー・スノーボード客の来場者数に基づいて作成している。
必ずしも公式発表とは限らないが、おおまかな「スキー場の混雑具合」や「国際的な規模感」をつかむのに役立つはずだ。

ということで、参考程度に楽しんでほしい。
世界のスキー場 冬季来場者数ランキング・トップ10はこちら!

✅ この記事での基本ルール

  • 冬のスキー・スノーボード来場者数」を基準に順位を決定
  • エリア全体の合算ではなく、可能な限りリゾート単体や実際の滑走者数に近い推定値を参考に
  • 複数スキー場を束ねた地域は、それが一体運営されているかどうかも考慮

🏔 世界のスキー場来場者数トップ10(冬シーズン推定・滑走客数ベース)

順位スキー場/エリア名所在国・州冬シーズン推定来場者数備考・データソース
1位バンフ・レイクルイーズ(Banff-Lake Louise)カナダ・アルバータ州約1300万人Banff観光局(年間3000万人中、冬40%)
2位ニセコユナイテッド(Niseko United)日本・北海道約800万人リフト利用数:1130万回(ニセコ町議会報告等)
3位ウィスラー・ブラッコム(Whistler Blackcomb)カナダ・BC州約135万人年間300万人中、冬45%:Whistler公式
4位アスペン・スノーマス(Aspen Snowmass)アメリカ・コロラド州約110万人Aspen Ski Co.報告ベース
5位ヴァル・ディゼール+ティーニュ(Val d’Isère + Tignes)フランス約100万人Espace Killy統合エリア。観光局発表値等
6位シャモニー(Chamonix)フランス約85万人Chamonix Mont-Blanc観光局
7位サンモリッツ(St. Moritz)スイス約80万人スイス統計局データ参照
8位ゼルデン(Sölden)オーストリア約70万人Lift company公表来場者数
9位湯沢エリア(GALA湯沢、苗場など)日本・新潟県約160万人(合算)新潟県観光協会などの年間180万人より推定
10位白馬エリア(八方尾根、栂池など)日本・長野県約160万人(合算)長野県観光データ・JNTO・報道資料より推定

🔍 なぜ湯沢・白馬が「9〜10位」扱いなのか?

  • 数字上は湯沢・白馬がウィスラー等を超える
    • ただしこれらは「複数スキー場の合算」で、リゾート単体の集計ではない
    • 例:GALA湯沢、苗場、かぐらなどをまとめて「湯沢エリア」
  • 国際的ブランドと知名度の違い
    • ウィスラーやアスペンは「単一の超大型スキーリゾート」として世界的に有名
    • 湯沢や白馬も魅力的だが、訪日客の総数や滞在日数ではやや下回る傾向
  • 観光データの計上基準が地域で異なる
    • 湯沢・白馬の「来場者数」はリフト券・施設利用などの推定でやや幅があり、明確な滑走者数との違いがある

✍️ まとめ

  • 数字通りに並べれば、湯沢・白馬・野沢は世界でもトップクラスの来場者数を誇る
  • しかし、国際的な比較では一体運営されているか、観光ブランド力や滞在傾向も考慮が必要
  • 今後、海外のリゾートと同様に、日本のスキーエリアもブランド価値の明確化と集約運営が進めば、世界の舞台でもさらなる評価が高まるはず
(たくさん新雪が降った日には大混雑するウィスラー。世界的に人気のスキー場に共通する傾向でもあるため、インバウンド客がまだ少ないローカルの良いスキー場を知っておくと役立ちそうだ。)


参考サイト:

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