
東海岸特有の“リアル”なスノーボードシーンを、そのまま詰め込んだような一本が公開。
Zeb Powellによる「TIMELINEZ | HOMESICK 2026」。
舞台はアメリカ・バーモント州のStratton Mountain Resort。East Street Archivesが主催する年に一度のイベント「HOMESICK」に、Zeb自身が足を運び、現地のライダーたちと過ごした数日間を切り取っている。
この映像の面白さは、いわゆる“完成された映像作品”ではなく、セッションの空気そのものが記録されているところにある。晴れ、雨、アイスバーン、スラッシュ、そしてパウダー——同じ日にすべてのコンディションが混在する東海岸らしさ。その読めなさこそが、このローカルシーンの魅力でもある。
Zebのカメラは、トリックだけを追いかけない。むしろ、仲間同士の何気ない会話や笑い、ちょっとしたトラブル、そして「ロックインしろよ」と声を掛け合うあの独特のノリまで、すべてをそのまま映し出す。
出演ライダーも実にローカル色が濃い。
Lucas Magoonのような東海岸スタイルを体現する存在から、若手やクルーライダーまでが混ざり合い、ひとつの“コミュニティ”として機能しているのが伝わってくる。
特に印象的なのは、「雪のコンディションがどうであれ、楽しむ」というシンプルなスタンスだ。雨でも滑る。アイスでも攻める。完璧じゃなくてもいい。その場にいる全員が同じ時間を共有していること自体に価値がある。
後半に向かうにつれて、レールジャムの熱量も一気に上がっていく。派手なトリック以上に目を引くのは、歓声やリアクション、そしてライダー同士の距離の近さ。観客とライダーの境界線が曖昧で、まるで全員がイベントの一部のような空気感だ。
そして、この映像の核心とも言える言葉がある。
「自然の中にいると癒される。ボードを履いた瞬間、すべてが変わる。」
これは単なるVlogでも、イベントレポートでもない。スノーボードが持つ“コミュニティとしての力”や“メンタルへの影響”を、ストレートに伝えてくる作品だ。
東海岸という環境だからこそ生まれるスタイルとカルチャー。そして、それを支える人たちのリアルな姿。
「上手さ」よりも「楽しさ」。
「完成度」よりも「空気感」。
そんなスノーボードの原点を思い出させてくれる一本だ。
Featuring
Alex Caccamo|@alxcac
Alex Malik|@_alex_mal
Connor Kelly|@eurocoffeecup
Grey Katko|@gkatko
Holden Barth|@holdenbarth
Jaylen Hanson|@jaylen_hanson
Joey Fava|@joeyfava
Lil Homie|@lilhomie802
Kaden Rusinko|@kaden.rusinko
Lucas Magoon|@lucasillwoodmagoon
Nate Dugan|@http.dugan.mp3
Pat Fava|@project_pat
Shannon Dunn-Downing|@shannon_dunn__downing
SK|@sk_upt
Film
Alex Malik|@_alex_mal
Dylan Demers|@dylandememes
Holden Barth|@holdenbarth
Photography
Peter Cirilli|@cirilliphoto
Edit
Dylan Demers|@dylandememes

