
かつて夏でも豊富な雪に覆われ、スキーヤーやスノーボーダーにとって聖地だったブラッコム・グレーシア。その雪が、今や驚くほど姿を消している。
現地では、ウィスラーブラッコムの運営チームが「白いシート」を敷き、雪解けを少しでも防ごうと試みている。設置場所はグレーシアドライブの上部や、ショーケースTバーの上部ルートと支柱周辺。だが、その必死の対策にもかかわらず、氷河は急速に後退している。
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近年の深刻な変化はリフト運行にも影響を与えている。Tバーは十分な積雪がないと動かせないが、昨シーズンはなんと3月になってようやく稼働。かつては初冬から当たり前のように使えていたことを考えると、衝撃的な変化である。
「夏でも雪が残るから氷河」と呼ばれてきたブラッコム・グレーシア。その姿は年々失われつつあり、気候変動の現実を突きつけている。

以下は、かつてDMKが真夏のサマーキャンプを取材した際に撮影した写真を、インスタにアップしたものです。
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