【フサキ日記】史上最悪から一転。ウィスラーに訪れた“ちょうどいい雪”

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今朝も目を覚ますと、外は一面の銀世界でした。
昨晩のうちに、どうやら30センチ近い雪が積もったようです。

シーズン序盤のウィスラーは、正直なところ不安なスタートでした。なかなか雪が降らず、「史上最悪のシーズンになるのでは?」という声も聞こえてくるほどでした。しかし、その心配はここ10日ほどで一気に吹き飛びました。連日の降雪で山は完全にスイッチが入り、今では毎日のようにパウダーを楽しめるコンディションが続いています。

例年、このクリスマスから年末年始にかけては、気温がマイナス15度まで下がることも珍しくありません。その結果、寒すぎて雪が極端にドライになり、意外と降らない、という年も多くありました。ところが今季は、ちょうど雪が最も降りやすい温度帯に入っているようです。この時期に入ってから、ほぼ毎日のように雪が降っています。

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地球というのは、本当に微妙なバランスの上に成り立っていると感じます。水や大気、そして温度。そのわずかな違いで、雪は雨になったり、逆に寒すぎて降らなくなったりします。個人的な感覚では、いわゆる「ちょうどいいドカ雪」が降るのは、マイナス5度から10度くらいの間なのではないかと思います。

現在、日本は世界的にも有数の豪雪地帯として知られています。特に東北地方は、北海道よりも雪が多いと言われることもあります。日本海側から流れ込む湿った空気の影響も大きいと思いますが、やはり雪を降らせるのに適した気温が揃っていることが、大きな要因なのでしょう。

今年は、日本もカナダ・BC州も、全体的に例年より気温が2度ほど高いように感じます。そのため、日本ではより北、北海道あたりが今後さらに豪雪になるのかもしれません。そんなことを考えながら、日々の降雪を眺めています。

いずれにしても、この時期に訪れた恵みの雪は本当にありがたいものです。
年末年始のウィスラーでは、まだまだパウダーを存分に楽しめそうです。

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