ホーム タグ ハウツー

タグ: ハウツー

スノーボード HOW TO カービングターン 5つのステップアップで誰でも簡単にできる!

0
スノーボーダーなら多くの人が憧れるカービングターン。ライディングしている姿がカッコ良く、しかもカッコ良いだけでなく、スノーボーディングのテクニックの幅を広げることもできます。カービングができれば、ゲレンデを颯爽と走り抜けることができ、そのテクニックは、ジャンプやハーフパイプでも有効です。 今回ご紹介するスノーボードHOW TOでは、誰でも簡単にカービングターンができるように、5つのステップアップ練習方法をご紹介します。また、カービングを習得するための前提条件として、正しい基本姿勢、最適な練習コース、さらに最後にはカービングターンをより強化させる3つの練習ドリルもお伝えしましょう。 さあ、僕といっしょに気持ちE(良い!)感覚を得られるカービングターンの旅に出かけましょう!きっとあなたも滑れるようになれる。 撮影協力:タカチャンマン、ようへいハウツー内容協力:Sigmund Chan (CASI Level 3 Instructor)参考文献:カナダ・スノーボードインストラクター協会CASI https://casi-acms.com/ カービングターンとスライドターンの違いは? まず基本中の基本。そもそもカービングターンって何?という定義からお伝えします。憧れのカービングターンとスライドターンの違いは何でしょう? よく多くの人が勘違いするのだけど、カービングの語源であるカーブは、「曲がる」という意味の「curve」でなく、「彫る」という意味の「carving」の方です。だから、英語ではカービングターンのことを「Carving Turns」と書きます。 このカービングという言葉を考えれば、そこに雪上をエッジで切り裂くようなイメージが必要です。単に身体を倒して、ターンするのではなく、積極的に体重を乗せて(=加重させて)、さらには足首、ヒザを曲げて、エッジング(角付け)していくことが必要になって来ます。 こうした力強いライディングのことをカービングターン、というのだと思います。誤解を恐れずに言えば、多少、ボードがズレていても、そこに豪快さや積極性が伝わるようなターンなら、カービングターンと呼んでもいいのかもしれません。しかし、今回、僕が伝えるカービングターンは、ともかく滑った跡のラインが、太くならないで線のようになっているようなターン。それをカービングターンということにしたいと思います。 英語では、「ペンシル・ラインのような跡を付けましょう!」とも言います。まるで、鉛筆で書いた線のように細いターン弧になっているということです。 一方、スライドターンは滑った跡が、太くなりまるで三日月のような形になったりします。雪上で減速動作が多いために、ラインが太くなってしまうのです。スライドターンは、急斜面等でスピード減速には欠かせないテクニックですが、まずはこの違いをしっかりと理解してください。   キレ味を確認するもう1つの方法は、滑る時の音 先に、カービングターンはまるで鉛筆で描いたような1本の線になるとお伝えしましたが、もう1つカービングの「キレ」とスライドターンの「ズレ」をを確認方法は、「静か」か「うるさい」か?カービングターンの場合、滑っている音が小さくなります。ズレたスライドターンは、ボードをズラす音、「ザザザー」というのが大きくなってしまうのです。 写真を撮った時にスプレーを上げていたら、それはズレ。スプレーが上がっていなかったら、キレです。 だから一見、スプレーが上がったカッコいい写真は、カービングターンではなく、スライドターンです。 カービングターン習得のための最適なのは初心者コース カービングターンは、上級者が行うターンというイメージがあるかもしれません。だから、カービングターンは上級者コースで行うもの、と考えがちですが、実際にはカービングは緩斜面や中斜面でもできるもの。力強くスピード感あるカービングターンは、むしろ緩中斜面で行うものです。急斜面で行うカービングターンは難しく、これからカービングを習得したい人には、斜度が緩い初心者コースをオススメします。また、最初は大きく回ったカービング大回りが基本となるために、できる限り混雑していないコースが理想です。空いているゲレンデで練習することを考慮してみてください。最適なのは朝イチのピステが掛かった(※雪上車が慣らした後)の、まるできれいなカーペットのようなコースです。なかなかこうした環境は巡り合えないかもしれませんが、カービングターンを練習しようと思ったら、ぜひ頑張って早起きしてこうした初心者コースで練習しましょう。 基本姿勢の習得がカービングターンの第一歩 カービングターンに欠かせないことは、基本姿勢ができるかどうかです。基本姿勢は、カービングに限らずスノーボーダーには大事な要素ですが、知らない方のために改めてしっかりと説明します。まず基本姿勢にも様々な考え方があり、特に国内においては、上半身を前に開き、懐を深く構えて、体重を後ろ足に乗せる方法を伝えるコーチやインストラクターも少なくありません(※注釈、この項目一番下に明記)。しかし、ここでは国際的にスノーボードのインストラクターのレベルが高いと言われているカナダやスイス、ニュージーランドなどで伝えられている基本姿勢をご紹介します。また、この姿勢は、僕自身が大事だと思うナチュラル・ボディポジション(=自然に構えた中間姿勢)でもあります。 まずは、ボードの真上にリラックスして立ちます。次に顔だけ、進行方向に向けましょう。すると、首だけねじられた格好になります。 イメージとしては、焼き鳥です。自分がチキンなったかのごとく、串に刺さったところに頭があれば、ボードの中央から、きれいに軸ができています。軸がしっかりと決まった姿勢によって、パワーの伝達がスムーズになります。 次に足首、ヒザを曲げて、体重を真下に落とすようしましょう。これで、ライディング中に安定させることができます。このようなスクワット姿勢は、太ももの筋肉を使うので、筋力がない人は辛い姿勢でもあります。だけど、あまり姿勢を低くすることはありません。ふくらはぎと太ももで自分の体重を感じれる程度でOKです。ヒザと足首をしっかりと曲げて低い姿勢を作ることは、安定感においてアドバンテージがありますが、それぞれのできる範囲で構いません。無理は禁物で、長いコースでもカンファタブル(居心地よく)滑ることが大切です。 これで、ほぼニュートラル(中間)なポジションになっています。かなり基本姿勢になったということです。 だけど、ここからさらに味付けしていきます。 まずは、両手を軽く広げましょう。腰の高さぐらいでいいです。こうすることで、バランス幅が広がります。やじろべえと同じようなことですね。 だけど、腕は胸とか肩の高さまで上げる必要はありません。両手を高く上げると、より一層、バランス幅が上がったように感じますが、上がり過ぎた腕はバランスを崩した時のリカバリー力を低下させる原因になります。普段はある程度おとなしくさせておくことが大切です。 そもそもしっかりと乗れていれば、手がダラーンと下げてもいいわけです。極端な話、両手をポケットに突っ込んだままでもいい。すると、より下半身をワーク(動かす)させる必要に迫られるので、上達します。 でも、ある程度、バランスを保てるように、カービング習いたての最初はちょっと両手を上げる意識を持ちましょう。 さらに、上半身を軽く前に向けましょう。ヒップをビンディングの角度分、例えば前足20度の方なら20度ほど向ける感じです。こうすることで、進行方向に対するバランスが高まります。 しかし、この前に向ける姿勢が強過ぎると、捻り戻り姿勢が生じやすくなります。つまり上半身と下半身が捻られた姿勢は、低い姿勢の状態のまま滑る時は良いのですが、急に上体が伸びたりするすると、捻られた身体が戻ろうとするので、そこにズレが生じやすくなるのです。だから、あまり極端に上半身を前に捻らずに、スタンスに対してできるだけ自然に構えることをオススメします。 この基本姿勢は、家の中で鏡の前でもできますので、ぜひ確認のためやってみてください! (※注釈:基本姿勢の考え方が、コーチやイントラに乗って変わるとお伝えしましたが、それぞれの考え方には当然、メリットとデメリットがあります。上半身をより前にして、後ろ足にもっと体重を乗せる姿勢は、圧雪されたところで高速カービングに向きます。しかし、一方で後ろの太もも筋力に負担が掛かり、後ろヒザにも負担が掛かります。僕が伝える基本姿勢は、老若男女どなたでも可能で、海外の大きなスキー場や、多少荒れたたコースでも対応できるニュートラル・ポジション。おそらく、海外でこうした基本姿勢が勧められた背景には、ゲレンデ環境にも影響されたのではないか、と思います。ウィスラーでもヨーロッパでも自然のままの地形を利用した凸凹なコースが多いので、より中間的なポジションが好まれたと思います) STEP 1 カービングターンに必要なエッジングについて 最初のステップは、カービングに必要な雪面に対してのボード角度です。スノーボードの板が、雪に刺さるように、立てていけばキレのあるカービングターンになります。そのことを理解するために、まずは部屋の中で、リラックスしてイスに座ってみましょう。 ①両足が地面にくっ付くようにして座ります。②つま先を胸のように引き上げましょう。これで、もしボードを付けていれば、ボードは立っていき、エッジング(角付け)が強くなります。③さらにそのままカカトを地面に押し付けるようにしましょう。すると、さらにカービングが深まることでしょう。 ヒールサイドのカービング姿勢 次により雪上をイメージしたいので、立ってつま先側とカカト側のカービング姿勢を取るようにしましょう。こちらの立った姿勢は、イスにもたれ掛かるようにサポートしてもらって行います。 ①身体の後方側にイスにもたれ掛かり、つま先を胸の方に引き上げましょう。これですでにカービング姿勢が生まれています。②さらに安定感を高めるために、足首を引き上げたまま、できる限りでいいのでヒザを曲げましょう。この姿勢は、太ももの筋力を必要としますが、理想のヒールサイドのカービング姿勢です。上体は真っすぐ保ちます。 トゥサイドのカービング姿勢 つま先側は、比較的にカービングしやすいです。なぜなら、人間はカカト立ちは難しいけど、つま先立ちは簡単にできるからです。 ①正面側に身体と倒して、カカトを浮かせて、つま先立ちをするようにしましょう。②さらにスネを地面に押し付けるようなイメージで、足首をしっかりと曲げていきましょう。同時に上体を起こすようにします。そうすると、より安定感あるトゥサイドの姿勢が完成します。 角付けを強めること=もっとキレ味! ここまでの説明で、カービングターンに必要な姿勢を説明し、また実際に家の中でできる姿勢というのを示して来ました。今度は、よりカービングターンのキレ味を増すために、角付けが大切ということをお伝えします。カービングターンを練習している人は、よく「ヒールサイドのターン後半にどうしてもボードがズレてしまう」というような悩みを抱えたりしますが、その場合の改善方法としては、より角付けを強めてカービングに導くという方法があります。具体的には、よりボードを立てることが大切なのです。特にターン後半は、重量に逆らいながらターンするためにG(重力加速度)との戦いになります。そんな時、弱い角付け(=弱いエッジング)では、ボードが耐えられずにズレてしまいがちです。ターンの後半になるほど、角付けを強くするということを忘れないでください。 STEP 2 キレの感覚を習得する斜滑降 最もてっとり早くカービングのキレの感覚をつかむ方法は、斜滑降することです。つまりカービングターンの入り口とも言える滑りになります。この斜滑降ではカービングターンに必要なエッジング(角付け)感覚を学ぶことが、できます。 最初、助走を取るところでは、板を走らすためにちょっとだけ縦に(谷側へ)滑らせます。あとは斜面を横切るように滑りましょう。(注:この斜滑降をする時には、必ず後方から来るスキーヤー、スノーボーダーをチェックしてから行うようにしましょう。) 斜滑降して、自分の滑った跡を見ましょう!そうすると、キレていればターン弧は鉛筆の線のように細くなるし、ズレていれば太い線になってしまいます。 ①まずはフォールライン(谷側)に向かって加速させる②ヒールサイド(カカト側)つま先を引き上げてしっかりと角付けを行う ③目線を進行方向へ送り続けよう④最後は、斜面を上がるように山側を目指す トゥサイド(つま先側)でもぜひキレ味を感じれるように、斜滑降してみましょう!トゥサイドで気を付ける点は、 1)身体が内傾し斜面側に倒れやすいので、しっかりと上半身を起こすようにすること。こうした外傾姿勢(=アンギュレーション)が、ターンを安定させる。 2)スネを雪面に押し付けるようにしよう!こうすることで、しっかりとヒザと足首が曲がり、カービングに必要な角付け(エッジング)ができます。 STEP 3 カービングのキレ味を強化するJターン さらにレベルアップしたカービングができるようになるには、スピードを上げるようにすること。助走の部分をもっと真っ直ぐに、谷側に進むラインを長く取ると、よりカービング感覚を感じることができます。先ほどの斜滑降ではエッジング(角付け)がテーマでしたが、今度はエッジングにプラスで荷重動作を加える動きになります。エッジング+荷重=カービングのキレ味を強化するJターン 最終的には、出だしのところでできるだけ直滑降して、まるで「J」の字を描くように滑ってみましょう。これはJターンと呼ばれますが、カービングターンに必要なエッジング、荷重が必要になるので、とても良い練習になります。 以下、動画もご紹介するので、ご参考にしてください。斜滑降から徐々にJターンができるようにしましょう。 https://youtu.be/8UVwknhpTGY 注意!!!ボードのサイドカットを意識しよう! このJターンの練習を始めると、必ずと言っていいほど、ボードをズラしてしまう生徒さんが出て来ます。というのも、スピードを出してJのようにキレ上がろうとする気持ちが強過ぎて、ボードを旋回(=回す)する動きをしてしまうのです。この時のコツは、ボードのサイドカットを考え、自らは「待つ」という意識を持つことです。 スノーボード(板)の形状は、一見すると接しているエッジが真っすぐなっているように見えます。しかし、実際にはまるでターン弧のように、曲がっていてこれをサイドカット・ラディアス(Side-cut radius)と呼びます。また、ボードの一番太いショルダー(肩)部分からウェスト(中央エリア)、さらにヒップ(テール側の一番広い部分)に掛けての横幅の差をサイドカット・デプス(Side-cut depth)と呼びます。つまり、スノーボードの板は、このような形状のため、しっかりとエッジング(角付け)をし、ある程度の荷重を加えていけば、自ら方向付けを強めなくても、ほのかな目線の先行でボードは素直にカービングターンをしてくれるのです。逆に言うと、自らボード・コントロールを意識を強め過ぎて、「待つ」という感覚を怠れば、ボードは方向転換が強まり過ぎてGに負けてしまい、スライドターンになりやすいのです。だから、何度も言うようですが、「待つ」という意識を忘れないでください。 STEP 4 谷エッジを攻略することがカービングターン成功の鍵 谷エッジ感覚をつかむことは、完全なカービングターンをする上でとても重要です。完全なカービングターンを目指すためにも、このステップ4では、カカト側からつま先のワンターンと、つま先側からカカト側のワンターンだけを集中して練習し、このCターンを習得するようにしましょう。 谷エッジとはターンの前半部分 そもそも谷エッジという感覚が、わかり難いかもしれません。簡単に伝えると、1つのターンというのはまるでCのようなターン弧になります。そして、このCが2つにつながることで、Sのような連続したターンとなります。この1つのCターンの最初の前半部分は、カービングターン中は谷側にエッジングすることになります。以下、青く示した部分が、谷側エッジング部分です。 まだカービングターンに慣れていない人は、赤い部分のターン後半だけに意識がいきがちになります。しかし、本当にパーフェクトなカービングターンをするには、谷側エッジング部分が大切。なぜなら、谷エッジング部分というのは、慣れていない人にとって、最も怖い部分でもあるからです。この怖さを超える技術が、完璧カービングには欠かせません。 以上、写真を見ていただければわかるように、ボードの切り替えし部分のフラットから、谷側にエッジングした部分が、ターン前半。これができるように攻略することが大切です。コツは、ボードが進むまま、そのまま板を「パタっ」と切り返すだけです。ターンするためのボードの方向付け、板のテールを振ったりするような動作は入りません。先にステップ3で紹介したボードが持つシェイプ、サイドカットだけを利用して、ボードを切り替えてターンを仕上げるようにします。 谷エッジができないジレンマ!辛かった逆エッジの思い出 この谷エッジが、どうしてもできないジレンマに襲われるような人は少なくないです。なぜなら、それは初心者時代に味わった辛かった思い出があるからです。 初心者の時には、誰もが突然に谷側のエッジが引っ掛かり、転んだ苦い経験があります。この突然起こる転倒のことを「逆エッジ」と呼ばれます。だから、エッジングというのは、常に山側にあるのが安心となり、谷側にあることがなかなか想像できません。しかし、カービングターンでは、この谷エッジが重要であり、成功の鍵なのです。 慣性の法則で谷エッジしても絶対に転ばない! ある物体は、その運動状態を保とうとする性質があり、そのことを慣性の法則と言います。 ボードがスライド(ズレる)している状態では、板は谷側に力は向かいます。その結果、スライドターン中に谷側にエッジをしてしまうと、急に谷側に力が加わり、あっという間に谷側へ向かって転倒してしまいます。それが、初心者時代に何度も味わった逆エッジという状態です。 しかし、カービングターンでの力は、ターン方向になっています。つまり、ターンの切り替えの部分では、斜面に対して真横にあります。結果、谷側にエッジを切り替えても転倒することがありません!何度も言いますが、力は斜面を横切る方向にあり、しっかりとしたエッジング(角付け)で決して転ぶことはないのです。 上の写真は、つま先側からカカト側に切り替えて、カカト側のエッジが谷エッジになっている状態です。このような谷エッジ状態でも、慣性の法則で、カービングターンの場合には転ぶことはないのです。この谷エッジを絶対に理解し、身体で覚えてほしいので、Sターンではなく、1つのCターン。つま先側からカカト側、さらにカカト側からつま先側のターンを習得しましょう! Cターン つま先側からカカト側 つま先側からアプローチして、一瞬ボードをフラットにし、そのままパタっとカカト側にターンを切り替えましょう。この時、スピードを出した方が、谷エッジの感覚をつかみやすいと思います。スピードが出ていないと、返って切り返すことに怖く感じるでしょう。自転車に乗る時、ある程度、スピードがあると安定してハンドルを手放して走らすことができますが、それといっしょです。 Cターン カカト側からつま先側 カカト側からつま先側に行うCターンは、多くの人が戸惑います。まるで、飛び込み台からジャンプするような感覚に近いものがあり、谷側に向かってエッジを切り替えることは、恐怖感を感じてしまうものです。コツは、切り替えの時に目線を決して谷側に送るのではなく、写真下、矢印の青が示すようように、これからボードが進ます方向を見ることです。できれば、実際に雪上でトライする前に家の中などで、このことをしっかりとイメージして、模擬練習するといいでしょう。目線は、これからボードの進む方向のまま、パタッとカカトからつま先にエッジを切り替えます。上半身は、できる限り動かさずに、両ヒザを一気に前に押し出して切り替えましょう。切り替えた後は、そのままの姿勢で「待つ」だけ。ボードのサイドカット形状により、カービングターンを仕上げていけるでしょう。 STEP 5 カービングターン完成!切り替えのポイントはど真ん中で 遂にファイナルのステップ5です!ここまで、よく頑張って付いて来ましたね。特に前のステップ4の谷エッジが難しかったと思います。あとはカービングターンを行うのみ。それで憧れのカービングターンが完成するわけですが、もう1つアドバイスを送らせてください。というのもカービング初心者にありがちなのが、切り替えのポイントの理解しておらず、遅れてしまいがちになるからです。そのことを理解するために、以下のイラストをチェックしましょう! 切り替えのポイントは、コースのど真ん中です。これから滑る時、まずはコース上に立って、頭の中でコースの中心線を描いてみてください。そこから左右均等にSのターン弧をイメージしてみます。決して、切り替えのポイントは、コースの端の方にないので、気を付けましょう。ターン前半部分と後半部分ができるだけ同じ大きさになるようにしましょう。また、左右のターンが、同じ大きなになるようにもしましょう。以上のことを心掛けて最終的なカービングのSターンを練習していくと、確実に上達していくことでしょう。 https://youtu.be/_wKjdVSerxM カービングターンをより強化させる3つの練習ドリル ここまでカービングターンが完成するまでの5つのステップアップを紹介して来ましたが、最後にさらにカービングを強化する3つの練習ドリルをご紹介!これであなたのカービングも、ずっとレベルアップできるでしょう。 ドリル①...