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カナダ発!AIRHOLEがフェイスマスク・バラクラバで選ばれる理由

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カナダ・バンクーバーで生まれたフェイスマスクブランド AIRHOLE(エアーホール)。極寒環境でもストレスなく使える機能性と、アウトドア・ストリート双方に映えるデザイン性を両立させ、世界中のスノーボーダーやアウトドア愛好家から熱い支持を受けています。その「なぜ選ばれるか」を、創業ストーリー、技術・素材、ブランド展開、そしてユーザー視点から紐解いてみましょう。 1. 創業ストーリーとブランドの思想 AIRHOLEの原点は、実際に雪山で活動するライダーたち自身の不満にありました。プロスノーボーダーのクリス・ブラウンとケール・スティーブンズは、バックカントリーで過酷な気候にさらされる中で、「呼吸によるマスク内の湿気・曇り」「顔面プロテクションの不十分さ」に問題意識を抱いていました。 ケールは、祖母が残していた古いミシンを手に取り、不要になったアウターウェアを解体・再利用しながら試作を重ねていきます。さまざまな素材、形、穴あきパターンを検証しつつ、「どうすれば呼吸による結露を抑えられるか」「顔にフィットしつつ快適性を保てるか」を徹底的に追求しました。 その試行錯誤の中で誕生したのが、特許取得済みの「エアホール(Breath Hole)」を備えた人間工学的デザインのマスク。これにより、呼気を効率よく外へ逃がし、マスク内に湿気や蒸れを溜めにくくする仕組みを実現しました。 2006年(創業年)以降、AIRHOLEは “ライダーの視点” を大切にしながら、技術とデザインの両輪で進化を続けてきました。 特許技術「エアホール(Breath Hole)」 AIRHOLE最大の特徴は、呼気を外に逃がす一つの小さな穴(Airhole)を備えた設計です。これにより、マスク内部が結露で湿るのを抑え、ゴーグルの曇りも軽減。結果的に寒冷環境下でも快適性を保つことが可能になります。 また、 “Original” タイプ(穴ひとつ)に加えて、外観重視の “Laser” タイプ(細かいレーザーホール複数)も展開しており、用途やスタイルに応じて選べるようになっています。 オリジナル・エアホール オリジナル・エアホールは、呼吸による結露を外に逃がす最も効果的な方法です。シリコン製または刺繍入りのエアホールが呼吸を自由に外へ逃がし、フェイスマスク内に湿気がたまるのを防ぎます。その結果、顔がドライに保たれ、マスク内からの熱によるゴーグルの曇りも軽減されます。 特に、吸気・呼気を妨げられずにしっかりと呼吸したい、カレのようなヘビーブリーザー(呼吸量が多い人)にオリジナル・エアホールをおすすめします。 レーザー・エアホール レーザー・エアホールは、ブランドアイコンの形にレーザーカットされた精密なマイクロホールのパターンです。単一の大きな穴の見た目ではなく、複数の小さな穴から呼吸を自由に逃がすことができます。オリジナルほど明確な呼吸経路ではありませんが、大部分の呼吸は十分に外に逃げ、エアホールが世界的に評価される機能 ― 自由な呼吸、ゴーグルの曇り軽減、ドライな顔 ― をしっかり提供します。 ステルスなデザインを求めるライダーには、レーザー・エアホールをおすすめします。 生地にこだわるAIRHOLEのラインアップ AIRHOLE(エアーホール)の製品カタログは、一般的なブランドのように「形」や「デザイン」で分類されていません。最大の特徴は、生地(ファブリック)ごとにラインアップを整理していることです。これは、フェイスマスクを単なるアクセサリーではなく、「気候に合わせて選ぶべき本格的なプロテクションギア」と位置づけているからにほかなりません。 ブランドチームは毎年、山で数百時間にも及ぶフィールドテストを実施し、どの素材が最も優れた快適性・耐久性・保護性能を発揮するのかを徹底的に検証しています。吸湿発散性に優れたマイクロフリース、極寒用の厚手フリース、撥水加工を施したテクニカルファブリック、春の陽気にも対応できる軽量素材など、それぞれの生地には明確な役割があります。 25-26シーズンのAIRHOLE製品には、実に10種類もの生地が採用されています。高級アウトドアブランドでも、ここまでフェイスマスクやバラクラバの「生地の幅」にこだわるケースは稀です。つまりAIRHOLEは、環境やコンディションに最適化されたチョイスをユーザーに提供する、唯一無二のブランドだと言えるでしょう。 さらにそのラインアップは、カナダの極寒バックカントリーから、日本の春先の強い日差しが差し込むスキー場まで、多様な環境をカバーしています。極寒用の防寒モデルから、日焼けや風よけを目的とした軽量モデルまで、一年を通じて「ちょうどいい快適さ」を選べるのもAIRHOLEの大きな魅力です。 ウィスラーの頂上でも頼りになるAIRHOLE AIRHOLEのフェイスマスクは、世界有数のビッグマウンテン、ウィスラー・ブラックコムでも欠かせない存在です。標高2,000メートルを超えるピークや「セブンスヘブン」のエクスポーズドなエリアでは、吹き付ける雪や強烈な風に顔をさらすことになります。晴れた日の絶景とは裏腹に、一瞬でホワイトアウトに変わることも珍しくありません。そんな過酷な環境で、多くのスキーヤーやスノーボーダーがAIRHOLEを選んでいます。 ウィスラーでは、山頂では吹雪、ミッドマウンテンでは湿った雪、そしてビレッジに降りると冷たい雨というように、わずか数時間・数百メートルの標高差で気候が大きく変化します。AIRHOLEのマスクはこうした気象条件の振れ幅にも対応。顔をしっかり保護しながら、独自のブレスホール構造によって呼吸のしやすさや快適性を損なわないのが大きな特徴です。 カナダ・ブリティッシュコロンビア州のコースト山脈を「バックヤード」として育まれてきたエアーホールは、ブランド誕生以来この地で実際のフィールドテストを繰り返してきました。開発に携わるのは、日常的に雪山に身を置くスノーボーダーや冒険者たち。彼らが直面するリアルなコンディションを反映させることで、AIRHOLEは世界最高水準の機能性とデザイン性を兼ね備えたフェイスプロテクションへと進化し続けています。 風雪に挑むバックカントリーライダーから、リゾートで滑りを楽しむウィークエンドスキーヤーまで──AIRHOLEはそのすべての冒険者にとって、信頼できるパートナーなのです。 AIRHOLEライダーRYO使用レポート・コメント 「僕はエアーホールのフェイスマスクを、エンデバースノーボード同様にもう5年ほど使っています。 一番気に入っている点は、やはり口元の穴によって呼吸がしやすく、ゴーグルが曇りにくいところです。穴のないフェイスマスクは、エアーホールよりもマスクアップしたときに暖かいのですが、寒い日は自分の吐息でカチカチに凍ってしまうことがよくありました。濡れると冷たくなり、生乾きのような不快感が残るのも悩みのひとつでした。そんなときにエアーホールを使ってみたところ、その悩みが一気に解消されました。 最近では、穴の見た目が苦手な人向けに、レーザーでプチプチと小さな穴が開けられたタイプも登場しています。生地の種類も豊富で、ハイシーズンから春先まで使える厚手のポーラーフリース、メリノウール、そして薄手のピチッとしたタイプなど、用途に合わせて選べます。 カナダブランドのフェイスマスクといえば、やっぱりエアーホール!これからも愛用していきたいお気に入りのブランドです。 スノーボード界の神!テリエ・ハーコンセンも愛用するAIRHOLE! スノーボード界で最も影響力のあるライダーの一人、テリエ・ハーコンセン。その名を聞けば、スノーボードの歴史や発展に欠かせない存在であることは言うまでもありません。 テリエは長年にわたりAIRHOLEのバラクラバを愛用しており、自身のシグネチャーモデル 「BALACLAVA HINGE...

オシャレなカラーが豊富!あえて“被りたくなる”SANDBOXスノーヘルメット

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近年、ゲレンデでのヘルメット着用率は急速に増加しています。しかし、ヘルメットを被る習慣がなかったことから、まだ抵抗を感じる人やデザインに満足していない人も少なくないかもしれません。

廃盤になった今も中古市場で人気 Nike Snowboardingブーツの栄枯盛衰

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2010年頃に登場した Nike Snowboardingブーツ は、瞬く間にスノーボード業界を席巻し、多くのライダーを魅了した。VapenやZoom Force、そしてKaijuといったモデルは、革新的なデザインと優れたフィット感を兼ね備え、スノーボードショップやライダーの間で高い評価を得た。 Nikeは参入当初、量販店ではなくコアな小規模ショップを中心に販売を開始。これにより、コアなスノーボードコミュニティからの信頼を獲得した。また、ヒートモールド可能なインナーやヒールハーネスシステム、Nike Airクッショニングなど、当時としては画期的な機能を多数採用していたことも人気の要因である。 2012〜2013年頃には、アメリカの有名ラッパーでグラミー賞も獲得しているLittle WayneがMTVの舞台でVapenを履いたことでさらに注目が集まり、クラブでの使用を目的に購入する人が出るほど話題となった。売上は急上昇し、業界誌のブーツランキングでも上位にランクインするなど、Nikeブーツの存在感は確固たるものとなった。 しかし2014年、Nikeは突然スノーボード事業から撤退する。理由は「利益率が低すぎたため」であり、人気やブランド力があっても、巨大企業としての採算が合わなかったことが背景にある。撤退に際しても、契約ライダーへの給与やオリンピック対応は責任を持って継続されたという。 現在、Nike Snowboardingブーツは廃盤となったが、アメリカでの中古市場では今なお高い人気を誇る。革新性とデザイン、そしてわずか数年間の栄光が、ライダーたちの記憶に色濃く残っている。 この内容は、YouTubeチャンネル 「Ridge & River」 にて公開された動画 “The Rise & Fall of Nike Snowboarding Boots” をもとにしている。興味のある方は、ぜひ本編もチェックしてほしい。 https://youtu.be/LOTm1tcz8R0?si=egrb3TCpe_hUbeNO https://dmksnowboard.com/the-long-awaited-revival-of-nikes-snowboard-boots-has-been-rekindled/

ヘルメットだけは絶対に中古で買うべきではない理由

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近年、スノーボードギアの価格が上昇し、リフト券の値段やガソリン代まで高騰しています。スノーボードを続けたい気持ちはあっても、出費がかさみ、節約の方法を探している方も多いのではないでしょうか

BURTONの最新StepOn Waverange X Proをマーク・ソラーズが徹底解説

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BURTON(バートン)の最新スノーボードブーツ StepOn Waverange X Pro を、ブランドのギア開発に深く関わるプロライダー マーク・ソラーズ が徹底レビュー。動画タイトルは『3 BOA Dials? How Burton is rethinking snowboard boots. NEW StepOn Waverange X Pro in depth review』で、StepOnシステムの最新進化とブーツ設計の裏側が詳しく語られている。 マーク・ソラーズは世界トップクラスのスノーボーダーであり、BURTONの新製品開発において重要な役割を担っている。特に...