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スノーボード初心者 板の選び方 5つの要素 安い3点セットは気を付けよう
これからスノーボードをはじめよう!と思う人が、いざ新しいボードを買おうと思ってもたくさんの種類の板やメーカーがあった悩んでしまいます。適切な長さ、硬さ、さらには様々な形状など、どのようにして選べばいいのでしょうか?1本で10万円もするような高額なスノーボードもあれば、3点セットのようなブーツ、ビンディング込みで安く買えるスノーボードもあります。安くても大丈夫でしょうか?そんなお悩みの初心者ボーダーの人、ご安心ください!!!スノーボード歴、30シーズン以上になる僕がアドバイスします!現在は、スノーボードのインストラクターをしていますが、これまでにもショップの店員経験があり、一般ユーザーと接して来ました。こちらで紹介する5つのスノーボードの板 選び方の要素、①長さ ②幅 ③重さ ④硬さ ⑤形状を抑えておけば、きっとあなたにとって最適なボードが見つかることでしょう!スノーボード初心者の方に向けて、できる限りわかりやすく解説していきます。また最後に安いスノボ3点セットに気を付ける点と、スノーボーダーに人気が高いブランド!バートンのオススメモデルもご紹介します。
5つの板選びの要素
板選びの要素としては、大きく分けて5つあります。
①長さ(長いか短いか)②幅(幅が広いか狭いか)③重さ(重いか軽いか)④硬さ(硬いか柔らかいか)⑤形状(ディレクショナルかツインか。もしくはキャンバーかロッカー他か)
初心者の方のスノーボードで選びで、何より大切なことは、最初のターンをいかにやりやすくするか、ということです。スノーボードを始めると、最初のターンが一番難しいもの。だけど、最初のターンさえクリアすれば、上達が早くとても楽しくなります。以上の観点から、初心者が考えるべきボードの選び方を伝えていきます。
これから5つの要素をわかりやすいように説明していきましょう。
適切なスノーボードの長さとは?
長い板は、取り回しが難しくなるので、あまり長い板は選ばない方がいいです。だけど、あまり短か過ぎても安定感がなくなります。長さの目安としては、ボードを真横に立ててみて、だいたい目からアゴぐらいにあればOKです。口の高さほどの板を選ぶようにしましょう。
以下、『体重、身長によるボード(長さ)目安表』になりますので、ご参考にしてください。
幅の広さに気を付けよう!
次に板の幅について。初めてのスノーボード、様々考慮するポイントがある中で、板の幅に関してはあまり難しく考えなくてもいいでしょう。ただ、大事なポイントがあるので、それを説明しておきます。
板の幅が広いと安定感が増します。一方で幅が広いと、エッジの切り替えしが鈍くなり、コントロール性に欠けます。
幅が狭い板というのは、安定感は弱くなりますが、コントロール性が高まります。具体的には、つま先からカカト側へのエッジング、またその逆のカカト側からつま先への切り替えしがより素早くなるということです。
ただ、これからみなさんが購入する板というのは、板の長さに応じた太さになっているものなので、それほど考慮しなくても大丈夫です。例えば、長い板ならそれなりに板の幅は広くなるし、短い板なら狭くなっているものなのです。
気を付けなくてはいけないのは、自分の足の大きさが他の人よりも極端に小さかったり、大きかったりする方です。
例えば、足が大きい人が狭いボードに乗ると、ブーツがはみ出してしまいます。だから、メーカーによっては、同じ長さの板で、太い板もリリースしているところもあります。こうした配慮は、足の大きい方にはありがたいし、また足の大きい方で短い板を好む方には助かります。
以下、僕のボートとブーツの写真をご覧ください。
一見、ブーツの先とカカトが板よりも若干出ている感じがするけど、実を言うとこれぐらいがちょうどいいのです。むしろ、もうちょっとだけボードは狭くてもいいくらいです。なぜなら、その方がしっかりとエッジングもできるし、コントロール性が高まるからです。
しかし、あまりにも狭い板に乗ると、ターン中に板を寝かした状態で、ブーツのつま先やカカトが雪面に当たるという症状が出てきます。こうなると、エッジが抜けてスコーンって怖い転び方をしてしいます。足が大きい方で幅が狭い板に乗ると、こうした症状に遭遇します。
以下のイラストは、わかりやすく板の適切な太さ(幅が広いか狭いか)を表現した例ですが、だいたいこんな感じの板の太さを選ぶといいでしょう。
次に足が小さい方の例をご紹介します。女性で足の大きさが23センチ以下という方は、そのブーツ・サイズに合わせたボード幅が必要になります
以下の写真は、撮影用にブーツを後ろへズラしてわかりやすく表現したのですが、ブーツの先がエッジまで届いていません。ボード幅に対してブーツ(足の大きさ)が小さい例です。ブーツの先とカカトでボード幅が余った状況なので、なるべくブーツに合うように幅の狭いボードを選ぶようにしましょう。
スノボ初心者の方はなるべく軽い板を!
重い板は、スピードを出した時に安定しますが、初心者の方にとっては取り回しが難しい頑固さを感じます。グングン走って飛ばしてくれて、なおかつ安定性が高い。まるで高級車で高速を走っているような感覚のよう。だけど重い板は、初心者が一番覚えたいターンする時にはちょっと厄介なのです。
逆に軽い板というのは、コントロールしやすいので初心者向きです。特に初心者の方はあまりスピードを出さないものなので、軽い板を選びましょう。
どのようにして軽いボードを見つけるのか?
実際にボードを購入する時には、残念ながら多くのケースでは重さなど表示されていないものです。そういった意味では、どの板が軽いのかわかりません。だけど、お店で気になるボードをいくつか実際に持ってみると、「ああ、この板はちょっと軽いなあ」というようなことはわかって来ると思います。
初心者には柔らかい板が最適!
スノーボードの板には、硬いものもあるし、柔らかいものもあります。初心者に最適なのは、柔らかい板です。硬い板は、反発も強い傾向があるのでうまくなった人が、高速でカービングターンしたりするのに適しています。しかし、初心者の方はともかく初めは、板コントロールが不自由なために、より自由にコントロールしやすい柔らかい板がいいのです。
ボードの柔らかさをチェックする方法
ボードの柔らかさをチェックする方法を説明します。ボードの先を片方の手でしっかりとつかみ、もう片方の手でボードの中央当たりを押してみます。ボードを押した時に反動でビヨーンと跳ね飛ばないように、ボードのテールは、しっかりと地面に押し込むようにしましょう。反動で板が吹っ飛ぶことを気になるようだったら、片方の足(以下の写真で言う左足)をテールに添えておくといいでしょう。
スノーボードの板は、どんなに力強く押したところで壊れるものではないので、安心して押してみてください。最初は不慣れでうまくいかないかもしれませんが、様々な板をチェックしていく内にうまくなっていくでしょう。そして、市販されている板によって、フレックス(=硬さ柔らかさ)が違うことにも驚くかもしれませんね。
「習うより慣れろ」という言葉がありますが、大切なことはどんどんチェックしていくことです。だから、ショップへ足を運んだらどんどん板を煽ってみてください。きっと板選びがより一層おもしろくなっていくことでしょう。
以下のグラフは、レベル(初心者・中級者・上級者)、また使用目的に応じたおすすめの板の硬さを示すものです。あくまでも目安に過ぎませんが、参考にしてみてください。
【予備知識】フレックスとトーション
実を言うと、板の硬さの表現を方法は大きく分けて2つあります。1つは、板そのものの硬さと柔らかさを表現する「フレックス」。もう1つは板の捻じれの強さを表現する「トーション」です。
トーションが強いとエッジングが強くなる傾向があるので、カービングターンに適しています。またハーフパイプで高速な中で安定したエッジングをしてジャンプすることも可能になります。初心者の方は板選びでここまで考えることはないですが、将来のために予備知識として覚えておきましょう。
スノーボードの形状は大きく分けて2+3種類
スノーボードの形状については、大きく2つに分かれます。まず最初にその板が、前方方向に進みやすいディレクショナル・シェイプか、後ろ側(スイッチ・ライディングと言う)にも滑りやすいツインチップか。次にボードを真横から見た時に、真ん中が上がっているようなキャンバーか、逆に下がって船底の形になっているようなロッカーか。もしくはフラットか。
さらにくわしく説明していきましょう!
ディレクショナル・シェイプとツインチップ
スノーボードは通常、トップを前にして滑り、テールは後ろ側にあります。しかし、ボードを滑走中に180度回転させて、逆向きに滑る(スイッチ・ライディング)をすることもできます。前だけでなく、ボードのテール(後ろ)側でも滑れることで、スノーボードの魅力は広がるのです!
しかし、通常、どんなにうまいスノーボーダーでもそれほど長い時間スイッチで滑っているわけではありません。たぶん、多くのスノーボーダーは、80パーセント以上ノーマルのスタンスで滑っていて、スイッチで滑ることはない、と思います。
そんな人には、ボードの形状がより先に進みやすいディレクショナル・シェイプをオススメします。
初心者の時は、ちょっと大変でもうまくなったら、どんどんスイッチで滑ったり、フリースタイルのトリックをやってみたい!という人はツインチップが良いでしょう。
ディレクショナル・シェイプとツインチップ・シェイプの大きな違いはスタンスの位置にあります。(以下、イラスト参考。)
スタンスの位置がよりテール側に寄ることで、ボードの先が長くなるのがディレクショナル・ボードです。ボードの先が長くなることで、より前方方向への安定感が増します。
スタンスの位置がど真ん中にあるのが、ツインチップ・ボードです。前後どちらにも行きやすいけど、ディレクショナルに比べて前方方向への安定性は下がります。
【予備知識】ディレクショナルに近いディレクショナル・ツインとは?
前後対称な形状のツインチップでも、よりディレクショナルな乗り心地を追求するために、あえてスタンスを後ろに下げるセットバックという方法もあります。また、ボードの形はツインチップながら、推奨スタンスの位置にビンディングをセッティングすると、まるでディレクショナルのようにボードの前方がより長くなるような板をディレクショナル・ツインと呼びます。
初心者の方は、最初はともかく前に進んでターンを覚えることが大切になって来るので、このディレクショナル・ツインか、ディレクショナル・ボードを選ぶといいでしょう。ただし、先に説明したようにツインチップでもあえて、スタンス設定を後ろにすることで、前方向に進みやすくすることもできます。
キャンバー、ロッカー、フラット
最後にボード形状で考える項目として、ボードを真横から見た形状であるキャンバー、ロッカー、フラットをご紹介しましょう。
キャンバー形状の板というのは、しっかりとボードを踏み込むことで、ボードがたわみ板の反発を発揮することができます。カービングターンに最適な板です。しかし、初心者にとっては、エッジが引っかかりやすいというマイナス面があります。やや頑固で乗り難いという特性があるけど、将来的に頑張って使っていけば良い形状とも言えます。初心者だけど脚力がある人とかに良いでしょう。
ロッカー形状は、ボードを雪上でグルグル回すようなトリック、グラトリをやり易くしたりします。パークにあるボックスやレールでエッジを引っかけないでうまく乗ることができます。また、ロッカーのボードは、エッジが引っ掛かり難くパウダーライディングにも適しています。初心者にも最適な形状と言えますが、高速での滑走中のグリップ力が弱いので、将来的にフリーランを重視したい人には、物足りないかもしれません。近年、このロッカー形状は人気が落ちて来て、後に紹介するダブルキャンバーの方が人気が高まっているように思います。
そこで生まれたのが、その中間的な要素を持つボードの底がフラット形状のものです。これは、滑走性の安定感が良いことと、操作性が良いことで、初心者にとって最適!というショップ店員さんの意見も多い板です。ただ、このフラット形状も中途半端なカテゴリーという部分もあるので、減っているような印象があります。
キャンバー:スピード滑走に優れる。初心者やグラトリ愛好者にとってはエッジが引っかかりやすい懸念も。ロッカー:操作性が高いが、高速でのライディングで弱さを感じるフラット:キャンバー、ロッカーの中間的な要素があるので、初心者に最適!という意見が多い。
近年人気のダブルキャンバーとは?
センター部分はキャンバーのように反り上げっていて、ビンディングを設置するところがロッカー形状になり、結果、Wのような形状になっているのがダブルキャンバーです。
キャンバーとロッカー、それぞれの長所を融合させていると言われていて、カービングターン、パウダー、フリースタイルなど、どんな要素にも適した魔法のような板と言われています。もちろん嘘ではないけど、良いとこ取りした分、キャンバーやロッカーの長所まで達しないというところもあると思います。カービングを目指すなら、キャンバーがいいだろうし、板を回すならロッカーの方が最適でしょう。でも、どんなスタイルにも対応し易いということで、このダブルキャンバーは画期的なアイデアであり、近年人気が高まっています。また最近では、ダブルキャンバーがキャンバーよりも劣ると言われていたカービング性能をフォローする新テクノロジーも台頭してきています。例えば、エッジを往来のように真っ直ぐにするのではなく、波のようにグネグネさせてその結果、エッジングを高める方法。(※リブテックが採用したマグネトラクションエッジなど)あるいは、ノーズとテールにより厚みを持たせて、エッジング能力を高める方法など。ダブルキャンバーを採用している各メーカーは、結局のところダブルキャンバーの弱みを新しいテクノロジーで補っているので、近年人気があるシェイプと言えるでしょう。
キャンバー、ロッカー、フラット、ダブルキャンバーの割合
結局のところ、世の中に出ているスノーボードの中で、キャンバー、ロッカー、フラット、ダブルキャンバーの割合はどれくらいなのか?気になる方も多いでしょう。だけど、このリサーチはひじょうに難しく、ある程度、有名どころのメーカーというのをチョイスして、その全モデル数の統計など取らないといけません。メーカーによっては、そもそもWキャンバーがセールスポイントであり、そのようなボードしか作っていないというところもあります。例えば、NEVER SUMMER(ネバーサマー)です。また、僕が代理店業務に携わっているEndeavor Snowboards(エンデバー)は、ほとんどキャンバーです。人気メーカー、バートンを見てもキャンバーボードが半数占めています。だけど、国内においては、グラトリ人気もあり、ダブルキャンバーの板が目立ちます。そんなわけで、凄く大雑把な予想ですが…。キャンバー50%、ダブルキャンバー30%、ロッカー10%、フラット10%という感じでしょうか?僕が住むカナダではもっとキャンバーの割合が増すように思います。
大切なことは、どのような形状がどんな滑りを得意し、逆にどんな部分が劣るのか知ることなので、この項目ではそのポイントを押さえておくと良いでしょう。
具体的なボードの選び方
板の選び方のまとめとして、具体的なボードの選び方例を紹介します。
まずは自分の身長や体重に合わせたボードの長さを考えてみてください。また、脚力が強い人はちょっと長めにして、さらに将来的に高速安定性を求める方もちょっと長めを考えても良いでしょう。
次にシェイプ。ディレクショナルかセミ・ディレクショナルを選んでください。横から見た形状は、将来的な用途に合わせてキャンバーにするのも良いですが、フラットの方がターンは覚えやすいでしょう。
ここまで大ざっぱに決めてみたら、今度はグラフィックのデザインの好みも考えてみてもいいでしょう。せっかくスノーボードをやるからには、自分のテンション上がるデザインのボードが良いですね!センスの良い服を着ていたら気持ちいいように、ボードだってカッコいいものがほしいでしょうから。
その選んだボードが、信頼おけるメーカーだったらさらに安心ですね。バートン、ナイトロ、K2、サロモン、オガサカなど、誰からも知られているボード・メーカーは、多くの人に愛用されて来た歴史があります。(※ちなみに自分はカナダのエンデバーという板の代理店業務も行っています。そちらのLiveとBODという板も初心者にオススメします)
いくつか候補のボードを決めたら、いざショップへGO!
重さチェックをしましょう。そして硬さチェックしましょう。また、自分の足サイズに合ったボード幅か確認を。さらにデザインが、自分好みかどうか、考えてみてくださいね。
最後の助けとなるのは、ショップの店員さんです!不安なことをどんどん訪ねてみてください。きっとわかりやすく説明してくれることでしょう。知識豊富な店員さんは、あなたがスノーボーダーでいる限り将来的なカウンセラーでもあります。ボードのことでわからなくて困っている方を助けるくれる大事なパートナーでもありますね。
ショップは、スノーボーダーにとっては楽しい空間でもあるので、まずは足を運んでみてください。最初はちょっとドキドキするかもしれませんが、きっとすぐに楽しい気持ちなることでしょう!
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気を付けよう!安いスノボ3点セット
よくネットで販売されている安い3点セットって、どうでしょうか?調べてみて思ったのですが、こうした3点セットの多くは、あまり知られていないメーカーのギアです。有名メーカーでないから悪いということではないですが、いくつかのリスクがあります。
①ネットで買うので、本当に初心者に最適なボードかどうか相談することができない。②3万円以下で買えるような安いお店(もしくはネットショップ)では、店員の知識も浅いケースが多々ある。結果、ビンディング取り付け(設定)など信用できない。おそらくワックスサービスもなし。③ブーツも含めた3点セットは、リスクが高い!スノーボードのブーツは、スノボ・ギア選びの中でも超大事な要素。そこをネットショップに任せ難い。
いわゆる普通のスノーボード・ショップ、あるは大手量販店でも足を運べばあなたにとってどんなギアが良いのか、アドバイスしてくれます。こうしたショップでの3点セットは安心です。例えば、旧モデル(型落ち)の売れ残ったけど、良いギアをうまく3点合わせてオススメしてくれるケースもあるでしょう。それでは、いくらあれば良いスノーボード・ギアの3点セットを揃えることができるのでしょうか?
東京都西東京市芝久保町にあるプロ・ショップHEAVEN STOREのオーナーの中本さんに取材したところ、以下のようにコメントをしてくれました。
「一概には言えませんがNEWモデルと昨年モデル組み合わせて大体10万〜12万くらいは用意してもらえれば、きっと良いアイテムにたどり着くと思います。余裕がある人はすべてNEWモデルで15万あればほぼ確実でしょう。余裕がない人は最低でも8万はみてください。昨年モデル等で探し出せれば可能な金額です。3点セットで5万以下は安く感じますが、スノーボードにハマったとしたらだいたいみなさん1、2年で買い換えることが多いので、結局2年で10万は超えます。元量販店販売員でしたのでそんな姿をよく見ました(笑)」●参考リンク:スノーボード選びのエキスパート!中本店長に聞く「初心者が気を付けるべきこと」https://dmksnowboard.com/how-to-choose-snowboard-gear/
また量販店でも、残念ながら店員さんの知識が足りないケースもあるので、必ず1店舗に絞らずいくつかのお店に行ってみましょう。スノーボード・ショップを周ることは、ちょっとした一仕事に感じるかもしれませんが、「これからスノーボードに挑戦してみたい!」というあなたにとっては、楽しいことでもないでしょうか?おそらく、初心者にとってはショップに行くたびに様々な発見があります。スノーボードのショップ、特に老舗と言われるようなプロ・ショップは、スノーボード最新ギアの知識を教えてくれるような専門学校のようなところでもあります。しかも、無料です!行かない理由が見当たらないです。最初は、ちょっと緊張するかもしれませんが、多くのスノーボードのショップの店員さんは、とてもフレンドリーでやさしく丁寧に説明してくれるでしょう。何しろそうした接客業が好きでその仕事を選んだ人が多いので、お客さんとお話することが好きな人ばかりなのです。かつてスノーボード・ショップで働いていた経験がある自分にとっても、お客さんと話している時間が一番仕事をして楽でした。品出しするよりも片付けするよりも、買っていただけなくてもお話する方が良かったのです。それでバイト代は入りましたので(笑だから、勇気をもってどんどんスノーボード・ショップに行ってギア選びを楽しんでほしいと思います。
スノーボードのブーツ選びは妥協すべきギアではない!ということは、『スノーボード3点セット買うなら絶対2点セットが良い理由』でも紹介していますので、ぜひそちらの方も一読してみてください。
スノーボード盗難防止の鍵は必ず!
せっかく新しいスノーボードを買ったのに、ランチ中にボードを置いていたら盗まれてしまったということをよく聞きます。特に人気のスノーボード・メーカーは盗難者にとって売りやすく気を付けないといけません。スノーボードの鍵は、1000円以内で購入できるものなので、ぜひ購入することをおすすめします。
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スノーボードのヘルメット選び方「6つの要素」と2022-23おすすめ10選
近年ますます高まるスノーボード・ヘルメットの重要性。欧米では、すでに9割以上ものスノーボーダーがヘルメットをしていると言われていますが、国内ではまだ少ないですね。だけど、毎年のようにスキー場でヘルメットをかぶっている人の増えている姿を見かけます。もしかしたら、あなたも「そろそろヘルメットを買おうかな?」と思っているのではないでしょうか?
ヘルメット選びは、安全面はもちろんファッションの観点からもセレクトする必要があります。なぜなら、ヘルメットは、スキーやスノーボードの格好をした時に最も目立つアイテムだからです。そのヘルメットに対して、ファッション面からの妥協は許されないでしょう。
そこで、あなたにとって最高のパートナーとなり得るヘルメットの選び方についてご紹介します。軽量・通気性・安全基準・アジアンフィットという基本的な選び方から、近年注目の安全システムMipsとは何か?というところまでご紹介。さらにデザイン性についてお伝えしましょう。以上、6つの要素を把握した上で、最後には楽しく最新の注目のヘルメットをチェックしましょう。今季2022-2023おすすめのヘルメット10選もご紹介します!また最後に、ヘルメットの買い替え時期に関しても、ご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
イメージ写真&映像提供:SANDBOX
はじめに スノーボード・ヘルメットの重要性・必要性について
ヘルメットは、転倒の時に頭を守ってくれる需要なプロテクト・ギアです。中上級者のスノーボーダーは、時速60キロ以上から80キロで滑っていることも少なくありません。そんな状況で転倒し、頭を打ったら大変な大怪我につながる可能性があります。最悪のケースでは死亡例も出ています。また初心者にとって最も怖いのは、迂回コースでの転倒です。フラット(平ら)なコースで逆エッジを喰らうと、斜度がないだけに衝撃を逃がしてくれません。90年代のスノーボード・ブームで初心者の死亡事故が問題になりましたが、その多くが「初心者の緩斜面での転倒事故」です。ヘルメットの必要性に関して、転倒の時の衝撃から守るということ以外に、もう1つ大事なことがあります。それは外からの障害物や他のスキーヤー、スノーボーダーとの衝突から守るということです。例えば、過去には初心者コースでスノーボードしていたお子さんが、スピードを出している大人のスキーヤーに突っ込まれて、そのスキー板が頭部に当たり死亡してしまったという事故がありました。突然に人生を奪われたお子さんのニュースを聞いて、とてもやるせない気持ちになりました…。その時に、ヘルメットをしていたかどうかということまでは報道されていませんでしたが、もしかぶっていたなら守られていたように思います。日本では、お子さんにヘルメットをかぶらせない人が多くいて驚かされますが、欧米では子供にヘルメットをかぶせせないといけないルールがあります。それと、ヘルメットには衝突事故以外にもスキー場にある木や岩などの外からの障害物から守ってくれるということもあります。
以上が主だったヘルメットをかぶる理由ですが、それ以外にも以下のような効果もあります。①ヘルメットをかぶると頭部が温かく保たれる②転倒の時、ビーニーだと飛ばされることがあるけど、ヘルメットだと飛ばされないということも挙げられます。トップ・ライダーからも「パウダーで大転倒した時にもビーニーだと飛ばされてしまうけど、ヘルメットをかぶっているとそのまま装着できているので便利!」という声が上がっています。もはやヘルメットをかぶらない理由はありません!スノーボーダーの必需品と考えるべきです。明日も元気に仕事に行けるように!学校に行けるように!これからも、楽しくスノーボードができるように!!ぜひ、ヘルメットをかぶることをオススメします。何度も伝えますが、特に若い人へ。これからの長い人生で、頭部の損傷を受けてしまうのは大きなハンデになる可能性があります。最近では、大学生もスノーボードを始める人が徐々に増えているという嬉しいニュースも聞こえて来ますが、学生のみなさん人生は長いですよ。スノーボードをする時には、必ずヘルメットをかぶりましょう!!
https://dmksnowboard.com/why-canadians-wear-a-helmet/
ヘルメットの選び方・要素① 軽量であること
まるでヘルメットをかぶっていることを忘れるほど、軽量であったら!スノーボードをしている上で、ヘルメットをかぶる煩わしさから、解放してくれます。やはり、ショップへ取材してみると、多くのお客さんが「ヘルメットの軽さ」を重視しているとのことです。
そんな中、SMITH(スミス)のヘルメット、モデル名Maze(メイズ)は、軽量にできていてとても評判が高いです!(※最後の項目【おすすめのスノーボード・ヘルメット10選】でも、くわしくご紹介しています)元々、SMITHは世界でも屈指のゴーグル・ブランドとして知られていたのですが、近年はヘルメットの人気もひじょうに高く、スノーボーダーにも注目されています。
軽いヘルメットの特徴として、その製造構造がインモールド方式であることが挙げられます。シェルに直接緩衝材を注入してヘルメット内部で成形します。外側のプラスッチックが薄く、内側の緩衝材が分厚いような構造です。逆に軽くないヘルメットは、ハードシェル方式のものが多いと言われています。ハードシェル方式というのは、外側に装(シェル)にABS(樹脂材)と内側にEPSと呼ばれる硬質発泡スチロールの緩衝材(インナー)が別々に製造されているものです。
しかし、単純にヘルメットの重さが、そのまま使用時の感じる重さになるわけではありません。身体(頭)の近いところで装着できれば、それだけ遠心力の負担も軽減されます。つまり小さくシェイプされたヘルメットの方が、スイングしやすい感覚があります。それと、いくらヘルメット自体が軽くても、高額モデルになると、Mipsと呼ばれるいろんな方向からの衝撃から頭を守る技術・構造を加えたり、BOAのようなサイズ調整機能を加えることで、多少重くなったりします。さらには、耳当てを付けることでも重さの変化はありますので、あくまでも重さは目安と考えればいいでしょう。
実際にスノーボード仲間のヘルメットを持ってみると、軽くて有名であるはずのメーカーのヘルメットが、重く感じたり、逆もしかりです。そのへんの重さ感覚は、実際にショップへ行って、いろいろなヘルメットを試してみるのが一番良いでしょう。以下、さらにインモールド方式とハードシェル方式のメリットとデメリットをまとめます。
インモールド方式のメリット&デメリット
インモールド方式のヘルメットは、なんと言っても軽い!装(シェル)は薄くて強度もありますが、薄いだけに割れやすく凹みやすい特徴もあります。また、国際安全基準(※次の項目【スノーの安全基準を満たしていること】でくわしく解説)を満たすために、インナーが分厚くなりシェルが大きくなります。「ザ・ヘルメットをかぶっている!」という感じの見た目になりやすいです。価格的には高くなる傾向がありますが、シェルのデザインとしてはより美しく仕上げている印象。特に年配のスキーヤーの方にも支持されているように思います。
ハードシェル方式のメリット&デメリット
ハードシェルの良い点は、とにかく頑丈なことです。国際基準をクリアするためにABS(シェル)を厚めにしているため、割れることはかなり少ないです。ABS自体に強度があるため、インナーのEPSの厚みを抑えることができるのもハードシェルの強みです。その結果、ヘルメット全体の大きさを小さくすることができます。一方で重くなりやす傾向があります。インモールドのものよりも価格は、安く抑えられていて、その点が若い層に支持されています。作りとしては、洗練されたインモールドに対し、ちょっと粗々しくも見えます。
●関連リンク誰も教えてくれなかったヘルメットの選び方!あなたのヘルメットはインモールド or ハードシェル方式?https://dmksnowboard.com/how-to-choose-helmet/
ヘルメットの選び方・要素② 国際的安全基準を満たしていること
ヘルメットをしたからと言って、絶対に頭部の怪我が避けられるわけではありません。しかし、どんなスノーヘルメットでも、かぶらないよりは遥かに安全を保たれるでしょう。また、せっかく安全のためにヘルメットをかぶるので、ぜひ国際的安全基準を満たしていることを確認しましょう。おそらく、今、みなさんが考えている以上に、国際的基準をクリアしたヘルメットは大事であると言えます。くわしく解説していきましょう。
スキー&スノーボードの国際的安全基準CEとは?
そもそもスポーツヘルメットには、様々な国際基準があり、その用途により安全要素が決められています。スキー、スノーボードにはCE(※くわしくはCE EN 1077A/Bと呼ばれる)ものが、国際的な安全基準になります。つまり、ヘルメット購入時にヘルメットの内側などに、このCEというステッカーがあれば安心です。しかし、現在、スキー、スノーボード・ショップで販売しているヘルメットの中には、CE基準に満たしていないものもあります。
CE基準をクリアするためには、6つの項目のテストにパスする必要になります。1、ヘルメットのデザインがユーザーの視野を妨げないこと。スキー、スノーボードする上で、視野が確保されていることが大切です。2、頭部の大事な部分がしっかりと覆うこと。つまりスノー用ヘルメットとしてカバーする対象範囲が確立されています。3、衝撃吸収能力。ヘルメットで、最も重要なのは衝撃吸収能力です。ヘルメットが4kgの金属製ヘッドを内蔵した固体金属アンビルに 5,42m/s の速度で落下する特殊な機器でテストされます。金属製のヘッドの内部には、衝撃内の力を測定する加速度計があります。ヘルメットは、①室温、②-25℃、さらに③人工老化後の3つの条件でテストされます。各ヘルメットは、いくつかの領域 (クラウン、サイド、リア、フロント) でテストされます。衝撃のいずれにおいても、最大加速度が250Gを超えてはなりません。以上を聞いてもわかるように、CEをクリアするための衝撃吸収テストはひじょうに厳しいものです。4、耐貫通性への抵抗能力。スキーやスノーボードをしているときは、ポール、スキー、さらには木の枝がヘルメットに突き刺さる危険があります。耐貫通性は、ヘルメットに置かれた鋭利な円錐形の金属パンチに、質量3kgのハンマーを75cmのところから落とすことによってテストされます。金属製のパンチの先端がヘルメット内の頭に届かないようにする必要があります。
5、ヘルメットの装着システムのチェック。つまりスノーボードなど激しいスポーツしている中で、しっかりとヘルメットが固定されているかテストされます。6、耐久性。以上のすべてのテストの後、追加の損傷を与えるような損傷を示さないようにチェックされます。
以上が、スキー、スノーボード市場でよく持ち入れられるCE基準ですが、同じような基準としてアメリカの方で行われているASTM F2040(通称、ATSM)、さらには国際的なスキー協会のFISが独自で設けているRH 2013という基準もあります。
●こちらのCEに関する情報は、以下のSweet ProtectionのCertificationsで調べました。https://www.sweetprotection.com/en/blog/tech/tech-certifications.html
ヘルメットの選び方・要素③ 通気性が高いこと
スノーボードは結構、体力を消耗するスポーツです。特にハイクアップするようなケースでは、ひたいから汗を掻き、その熱がヘルメットに溜まりやすいなります。そういった時に活躍してくれるのが、通気性を高めるベンチレーションシステムです。
今、売られている多くのヘルメットは、ベンチレーションシステムが付いています。そういった意味では、心配ないと思うかもしれませんが、ぜひそのシステムがどのように機能しているのか、チェックしてみてください。単純に通気の穴の数だけではなく、前方から入って来る風を後方へ流すようなシステム。あるいは、ゴーグル上の額から出る汗をチムニー(煙突)のような構造で上へ送るシステムがあるといいでしょう。
スノーボーダーに人気ヘルメットなら、そうしたベンチレーション構造が必ず見つかると思います。
ヘルメットの選び方・要素4 日本人の頭の形にあったアジアンフィット
あなたの頭の形が、典型的な日本人の形ならぜひアジアンフィットをオススメします!アジア人の頭の形と西洋人の頭の形は、かなり違うものです。具体的には、アジア人の頭の幅は広く、前後が短い。西洋人は、幅は狭く、前後が長いのです。
なので、そのまま海外で売られているヘルメットを使用すると、こめかみがぶつかったり、前後が緩く感じたりします。ある調査によると、アジア人の平均的な頭の幅は男性で162.2mmで長さは189.1mm。西洋人の男性は、アジア人の頭の幅よりも7.7センチも狭く154.5mm、また長さは10センチ以上の199.9mmもあるそうです。
アジア人(男性) 162.2mm(幅) 189.1(長さ)アジア人(女性) 153.7mm(幅) 178.1(長さ)
西洋人(男性) 154.5mm(幅) 199.9(長さ)西洋人(男性) 146.2mm(幅) 188.5(長さ)
しかし、僕の個人的な見解として、おそらくこのデータはちょっと古いと思います。というのも、最近の若い人を見ると、身体の形、頭の形も変わって来ています。あなたも、「最近の若い人は、足が長くなったなあ」「プロポーションが良いなあ」と思ったことはあるでしょう。実際、僕はプロ・ライダーとの接点も多いのですが、実感として約20パーセントほどの人が、「私はアジアンフィットよりもインターナショナルフィットの方がいいです」と言います。
つまり、アジアンフィットがいいというのは、あなたの頭の形次第です。それでも、おそらくは日本人の7割から8割ほどは、アジアンフィットの方がかぶりやすいと感じるので、ヘルメットを選ぶ時にはそのメーカーでアジアンフィットがあるかどうか。あるなら、自分に合うものを選ぶようにしましょう。
ただし、例えアジアンフィットでないヘルメットでも、購入時に付いているフィットパットなどで調整できます。そういった意味では、それほどシビアに考える項目ではないかもしれません。
ヘルメットの選び方・要素⑤ 近年人気のMipsセーフティシステムとは?
近年スキー、スノーボード用ヘルメットの安全面を高める上でMipsセーフティシステムに注目が集まっています。特に大手量販店では、Mipsモデルがよく売れると聞きます。そこで、Mipsセーフティシステムに関しても説明しておきましょう。
脳は回転に対して特に敏感であることが科学的な研究によりわかっています。Mipsセーフティシステムが提供するヘルメットテクノロジーは、衝撃を受けた際、頭部とヘルメット間の相対的な動くを可能にすることで、頭部への回転エネルギーの衝撃を軽減することを目的としています。このような衝撃が発生した場合、頭部とヘルメットの間に蓄積された力は非常に大きなものになります。この力は、頭の上に突然10人分の重さがのしかかるのと同じです。大きな圧力がかかると、頭とヘルメットの摩擦によって、ストラップが多少ゆるんでいても、ヘルメットが動きにくくなります。しかし、ヘルメット内部のMips低摩擦層は、その高負荷が発生しても10~15mm程度の全方向の動きを許容することができるのです。
滑りやすい斜面での転倒を考えてみてください。転倒して頭(またはヘルメット)を打った場合、ほとんどの場合、転倒前と同じ方向に進みます。一方、摩擦の大きいアスファルトの上で同じように転倒したとすると、シナリオは大きく異なります。ヘルメットが地面に落ちると、急停止してヘルメットが回転する可能性が高くなります。Mipsは、そのエネルギーを頭部から遠ざける役割を果たします。より衝撃を逃がしてくれるということです。
個人的には、Mipsセーフティシステムが言われているほど安全率を高めているとは思いません。元々自転車などのヘルメットに採用されていた安全システムで、それが今ではスキー、スノーボードのヘルメットとして普及されて来ました。しかし雪の上は、コンクリートや土と違って、より衝撃をズラしてくれるとと思うからです。
むしろヘルメットをしていなかった方がした方が数段も安全面をサポートするでしょう。だけど、さらに安全面を考慮したい人はぜひこのMipsモデルの購入を考えてみてください。より高額なヘルメットになりますが、今やスノーヘルメットのスタンダートになりつつあります。安心感を買いたい人にはおすすめです。
https://vimeo.com/551476267
ヘルメットの選び方・要素⑥ デザイン性とファッションという観点
最後にデザイン性とファッションという観点で、アドバイスします。そりゃあ、誰だってダサいと言われるようなヘルメットをかぶりたくないですよね?あくまでも個人的な見解として、スキーヤーが好むような、いかにも「ザ・レーサー」という仰々しい印象のものはカッコよくないと思います。その道の人がかぶれば似合うと思うのですが、普段の気軽なスノーボードでそうしたヘルメットって、なんか気分的にもヘビーに感じます。ヘルメットをかぶることで、よりオシャレなスノーボーダーになれる時代!!ぜひ、あなたが思うカッコいいヘルメットを選ぶようにしてみてください。オシャレなヘルメットを選ぶ基準としては、そのヘルメットをかぶっている写真をチェックすることだと思います。ヘルメットの下にビーニーをかぶったり、仰々しく見せる耳当てを取ったりすることで、雰囲気はグッと変わったりします。各ライダーがどんなヘルメットのかぶりこなしをしているのか、チェックしてみましょう。ヘルメットのカラーとしては無難なブラックが人気があるのですが、スキー場に行くと意外に派手派手しいデザインでも全然OKだったりします。それは、ウェアが華やかなものが好まれるのと同じことでしょう。デザイン的に、「自分にはちょっと派手かなあ」というものでもイケたりすると思いますよ。
おすすめのスノーボード・ヘルメット10選
これまでヘルメットの選び方の6つの要素を紹介して来ました。ここからはさらにズバリ!どのヘルメットが良いのか、おすすめのブラントとモデル名をご紹介しましょう。主に6つの要素を考慮して選んでいますが、細かい点としてはインナーキャップ取り外しができるかどうか、イヤーパッド取り外しができるかどうか、ゴーグル固定クリップがあるかどうか、以上のようなポイントも紹介します。特にインナーキャップ取り外しができるかどうかというところは、インナーが丸洗いできるかどうかという点で大事だと思います。また、今やどのメーカーのどのヘルメットでもサイズ調整はあります。またベンチレーションもあるので、その調整やシステムがどんなものなのか、細かく考慮することも大切でしょう。例えばサイズ調整なら細かいところまでケアできるか?そもそも「そんな細かい調整までいらない」という考え方もあります。またあるメーカーは「グローブしたままサイズ調整できる」と言うけど、果たして本当に必要なことでしょうか?実際には、事前にサイズ調整している人がほとんどか、と思います。またベンチレーションに関しては、先に紹介した通りの例になります。最後に注意事項として、各メーカーのヘルメットは毎年よくなる傾向があり、これまでなかった要素でも新しいシーズンになると加わったりします。単純に、メーカー名とモデル名だけを考慮して、ネットで探して安い商品を購入すると、古いモデルのせいで付いていると思っていた機能がなかった、ということもあるので気を付けてください。※価格表示は税込みになっています。
①SMITH / Maze
世界でも1、2と言われる軽量モデルSMITH(スミス)のMaze(メイズ)。ともかく気軽に高性能のヘルメットを求める方に最適。おそらく国内のスノーボーダーたちに最も人気が高いヘルメット。軽量なシェルの内部にSMITH が誇るエアーフローシステムAirEvacを装備。スロープスタイル、ハーフパイプなど競技者にも愛用されており、そのクオリティは実証済み。今季のMazeは8カラー展開だが、その内6カラーがMipsモデル!今季もスノーヘルメットのシーンは、Mazeがリードしそうな予感!!
価格:26,950円(Mipsモデル)/22,550円カラーMipsモデル:Matte Black, Matte...
スノーボード用ゴーグルの選び方 「求められる機能、デザイン」/おすすめのゴーグル9選
これからスノーボードを始める人で、ゴーグルのご購入を考えている方のために、スノーボード用ゴーグルの選び方をご紹介します!
当DMKサイトでは、一般ユーザーの方にどんな視点でゴーグルを選ぶのかお聞きしました。ご意見をいただいた方のスノーボードのレベルやキャリアなどは把握はしていませんが、内容を聞いてある程度か、かなりスノーボードをされている方のような印象を持ちました。だから、ここで紹介するご意見は、初心者のスノーボーダーの方にとっては、スノーボード界の先輩のアドバイスと言ってもいいでしょう!「求められる機能・デザイン」を探っていきましょうまた、21-22シーズンの最新トレンド、さらにおすすめのゴーグル・ブランド9選もご紹介します!!
私たちがスノーボード ゴーグルに求める機能
まずは王道なご意見から。小園さんから、いただいたご意見です。
「曇り難さ、凹凸の見やすさ」
滑っていて曇ってしまったり。ちょっとしたハイクアップで曇ってしまって、ゴーグルが使い物にならない、という思いをした方もたくさんいると思います。だから、曇り難いというのは、大きなポイントですね!
また、雪や曇りなど暗い天候の時にではコブなどの凸凹が見え難いものですが、そうした時にレンズの良いゴーグルだと凸凹が見やすくなります。かつては、このような見やすいレンズのカラーは、ピンクやレッド系が定番でしたが、最近はミラー系のレンズでも凸凹が見やすくなっているので、このへんの情報もぜひショップの方などにアドバイスを聞いて、レンズをセレクトしていきたいですね。
まつさんからのご意見、「目に風が当たると涙がすごく出るのでゴーグルは必ず着けて滑っているので、一番は曇りにくいことと、視界が良いゴーグルを選んでいます」
視界が良いゴーグル。これも大事な要素ですよね。ライディング中の視界の確保は、スノーボーダーにとって最も大事な要素。だから近年は大きいレンズのゴーグルの人気が高まっています。
トミーさんからはとても良いアドバイスをいただきました。「見やすいことはもちろんだけど、レンズの傷が付きにくいもの」
確かにゴーグルって丁寧に使っているようでも、気づいたらレンズに傷がついているもの。そうすると視界に支障を来たし買い替えの時期って感じになりますね。最近では、「キズに強いレンズ」の謳い文句のゴーグルもあるので、そのへんも考慮するといいでしょう。
バックカントリーをしている三浦義昌さんは、以下のように軽量化やバックル装着など細かいところまで挙げてもらいました。
「私の場合はバックカントリーをしているので、荷物を背負って登るわけですから、軽量化ゴーグルがいい。快晴でも吹雪でも見やすい。バックル装着がすぐに締められる。デザインがカッコイイ!フリーランでも長く集中できるもの。という条件で、100%合ったゴーグルを選びます。カーメイト社より紹介でREVOLTと出会いました。自分が求めるゴーグルを見つけたので、バックカントリーで最高なランを尽くすことができました」
以上、様々なご意見が出されましたが、主だったご意見を集約すると、機能面ではこの4つのポイントが浮かび上がります。
視界の広さ凸凹の見やすさ曇り難さレンズの傷が付きにくい
これらのポイントは、多くのスノーボーダーの方が気にしている機能ポイント!まずはこの要素を基本にゴーグルを選ぶといいでしょう。
私たちがスノーボード ゴーグルに求めるデザイン
デザイン面で、意外に多かったのが、以下のような真紀さんのご意見。「外から眼が見えにくいこと」
自分の目が、周りの方から見えるとなんとなく恥ずかしい。ゴーグルをサングラスのような目を隠すような使用したいという方は少なくないようです。
あと、KENZEEさんのご意見も興味深いです。
「鼻の部分の形状は気にしています。合わないものは使っていてつらいので。あとは、色合いですね。ビーニーが何種類かの色を使い分けているので、ゴーグルの色が派手だと、バッティングしてしまうので、合わせやすいようにモノトーンかカーキなどのゴーグルを好んで選んでいます。」
今では多くの海外ブランドが、アジアンフィットを採用しています。西洋人に比べて鼻が低い日本人でもフィットするように、鼻の部分のクッションを多く使ったりしているのです。それでも、メーカーによって、そのフィット感は様々なので、できるだけ自分に合ったものを選ぶといいでしょう。
また、ビーニーと色合わせているのはマニアック。確かにビーニーって、どのファッションアイテムの中でも、ゴーグルの近くにある存在。だからこそ、色合いに気を付けているのですね。こちらの意見もとても参考になります。
次に紹介するkooohchangさんは、ご自身のスノーボード・ヒストリーに合わせて、ゴーグルの選び方も変わっているところがユニークです。
「20年前は好きなライダーのつけてるやつ。10年前は機能性重視主にSmith。現在は原点に返って好きなライダーのゴーグルです。forum8世代のど真ん中だったので、ピーターラインとジェレミージョーンズが大好き!だから、エレクトリックを愛用しています。軽くて曇らずの平面レンズが最高に気分を高めてくれます。同じフレームが色違いで3個、レンズが5枚あります(笑ウェアや天候に合わせてフレームとレンズを使い分けています」
以下のNogiccoさんのご意見は、スノーボードのギアを長年見ている方だからこその考察しているような、ご意見だと思いました。
「ある程度の価格ならば性能に差はないと思っているので断然デザイン重視です」
もう、今の時代、ある程度の値段のものなら、どこも機能面はいっしょ。なら、もう自分が好きなデザインのゴーグルを選ぶよ!というような達観したようなメッセージにも聞こえます。
こちらも少数意見ながら貴重なご指摘、テツさんのご意見。
「フレームのノーズが高過ぎないこと(チラ見で遠近感が計れるように)。悪天候やナイター、早朝に滑ることが多いのでレンズカラーが暗すぎないこと(曇り~ナイターのレンズ+晴れ用にスペア)あと、汗っかきなのでベンチレーションが広いこと。オークリーのフライトデッキを使用しているのですが、去年大寒波の日(-20℃の吹雪)にベンチレーションが広すぎたせいか、ゴーグルの中で汗?結露した水気?が凍りました。気温を見て極寒用にベンチレーションが狭めのフレームを用意しておくことも検討中です」
雪ん子さんのご意見。「レンズの性能、人とかぶりにくさ、ウェアとのバランス、鼻のフィット感など」
「人とかぶりにくいさ。」というのも、興味深い意見ですね。確かに、みんなが持っているモノも良いけど、同じのものでは嫌という気持ちも理解できます。
せっかくいただいた貴重なご意見なので、なるべくもっとたくさんご紹介しますね!
「安心できるブランドかどうかです」 こいたろうさん
「ダブルレンズ、視界が広いこと、鼻部分のフィット具合(ジャパンフィット)、暗くないミラーレンズ(外から目が見えない、できれば全天候型、交換面倒なので)、デザイン、ウェアに合うか、など」 セイさん
「配色やデザイン、価格も考慮しますが、一番は、装着感が何よりも大事です。私の場合、スポンジ次第で、鼻の辺りが、僅かに空いてしまうので」 zawa0901さん
「価格と格好良さ!」 しじみ太郎さん
「シンプルなもの!視界のいいミラーレンズ」 kenodaさん
「ヘルメットにフィットすること、曇らないこと」 みーさん
「レンズ視認性と曇らないこと。何よりテンション上がるナイスなデザイン!」 雄太さん
「ゴーグルの選ぶ基準はズバリビーニーとのカラーバランスです。派手なビーニーには渋いゴーグルの色。渋いビーニーの色には派手なゴーグルを選びます!」 スーザンボイルさん
さらに、名古屋 inaさんと鬼頭さんから、メガネをかけて滑るスノーボーダーの方に良いアドバイスをいただいたので、こちらのご意見を機能面の最後にご紹介しておきましょう。
「近視だけど、コンタクトレンズが合わなくて眼鏡等です。(街では勇気がいる白いファンキーなメガネですが。雪山専用)よって、顔に快適にフィットして、メガネが掛けられることが必須条件です。あとはカッコよさと絶対に曇らないことかなぁ。今はanonのm2.です。メガネが収まって、絶対曇らなくて、カッコ良いです」 名古屋 inaさん
「私は近眼が強いのでメガネ着用可で電動ファンの付いたものしかダメです。スミスのゴーグルを愛用しています。曇ったらどうしようもないですからね」 鬼頭さん
機能面と違って、デザインに関するご意見は、まさに様々なコメントが寄せられました。やはり、このへんはそれぞれの好みになって来るのかなあ、と思います。最後の方に紹介している21-22シーズンのトレンドも参考にされるといいでしょう。
まとめご意見
最後に総合的なご意見をいただいた方のアドバイスをご紹介します。
「視認性:視野の広さ、凹凸見やすさ、天候の変化で極力レンズ(ゴーグル)を変える必要がない見た目:カッコ良さつけ心地:フィット感、特に悪いものはなかったけど曇りにくい:もはや当たり前ヘルメットの相性:あまり合わないというのもないと思うけど」 村田猛さん
「ゴーグル選びの基準は一番に、傷がつかないことです。一度傷がついてしまうと、視界に入り気になってしまいますし、替えレンズも高額なので、丈夫なのが一番です。私がゲレンデに行くとほぼ悪天候なので、色はクリアかイエローを選びます。後はやはり曇らないことでしょうか。愛用しているのはスワンズです。顔に合いますし、丈夫です。オークレーやスミスも使いましたが、私はスワンズが一番です」 はっかさん
「ゴーグルの選ぶ基準は、とにかく快適なこと。そんな中で、ノンストレスで最高なのが偏光調光レンズのモデル。一日中、どんな天候でもシームレスに同じ視認性を確保でき、着けていることすら忘れそう!?特にオススメなのがSANDBOXの平面レンズのKINGPIN!ASIAFITだし、フレームも小さめなのですっきりとしたシルエットを演出できますよ~。顔の小さな女性にもおススメですよ」 DMKクラブますみ部長
昨年はanonのm3.を愛用していたという藤谷瞭至さんは、以下、具体的にまとめ意見を伝えてくれました。
1.視界曇り空でも雪の凹凸が分かりやすい。曇らないレンズ。晴れでも曇りでも対応できるレンズ。足元(下側)の視界が広め。
2.形状鼻とゴーグルに隙間がない。(風がゴーグル内に入らない。)ヘルメットとゴーグルの隙間。
3.機能レンズの付け替えが簡単。ベルトはプラ金具の無いタイプ。(後頭部がヘルメットと干渉しない)出来るだけ軽い。傷つきにくいレンズ。
4.価格高過ぎるのは、、買えない。
以上、ご参考にゴーグルを選んでみてください!
人気ゴーグル 9ブランド
ここまで紹介して来たご意見で、スノーボードのゴーグルの選び方、その目安はある程度、理解されて来たかと思います。そこで実際に、ゴーグルを選んでみたい気持ちになったかな、と思いますが、「いざゴーグルを買おう!」と決めた時、自分の選んだものがブランド品かどうか、というのは気になるところですね。あとで、スノーボードをよく知っている友人から、「何それ~、聞いたこともないよ」とか言われたくないし…。できれば友達から「良いゴーグル買ったね!」と、言われてみたいものです。
そこで、これなら間違いはないんじゃない!?というスノーボード・ゴーグルの代表的な9ブランドをご紹介しましょう。もちろん、ここで紹介したブランド以外でも良いものはあるのだけど、あくまでも初心者の方の目安になるように、人気のゴーグル・ブランドを紹介していきます。
Oakley(オークリー)
かつては、イメージ先行だったが、今ではクオリティとイメージ共にトップ・ブランド!おそらく世界で一番人気が高いゴーグル・メーカーでしょう。レンズの装着性が良く、曇り難い設計。さらに全天候型のレンズも揃えています。特に人気なのは、A-FRAMEでそのデザイン性の評価は高い。もちろん、視界良好で通気性も良いので、機能面でも申し分なし。その他、フレームレスな視界で「超」広いレンズも出ているが、このゴーグルをするとレンズの大きさが強調されるので、好みは分かれるところ。トップブランドで人気が高いため、その値段も張るところが一般ユーザーの選択の悩むところか。
Oakleyを愛用する主なライダー:平野歩夢、マーク・マクモリス、トースタイン・ホグモ、ストーレ・サンドベック、角野友基、テリエ・ハーコンセン、ジェイミー・アンダーソン、クロエ・キム、田中幸
【特別価格】オークリー ゴーグル GOGGLE スノーゴーグル OAKLEY AIRBRAKE エアブレイク OO7073-02 Polished White...