05-06 スノーボードビデオ覆面座談会【海外編】

今年も雪が降り出して、徐々にシーズンへ向けてのモチベーションも上がり、ショップにはビデオが続々と並びだす。しかしながら、あまりの種類の多さにどのビデオを選んでいいのかわからないよね。それで2年前から、毎シーズン終りにビデオ座談会をやっていた。しかし、「シーズン前にやらないと意味なくね?」という読者の一声で、ようやく気がついたマニアな2人。そこでシーズン前の今、語ります! 今シーズンお気に入りの海外、国内ビデオ3本ずつと、その他注目のビデオを掻い摘んでいきたいと思います。 まずは海外編からお届けしよう。


derelictica
defective films

レギュラー君(以下 R ):じゃあとりあえず defective films の derelictica から切りますか。

グーフィー君(以下 G ):そうしますか。

R : defective films の去年のビデオ「 promo copy 」が衝撃的だったよね。

G :そうだね。若手でかっこいいスタイルのライダーばかりで、全体を通して何度見ても飽きない作品だったね。

R :それに加えて、 robot food の若手2人が加わって、さらに厚みがましたね。それに、いつもいいオープニングだよね。ガラスでできたスポンサーのロゴを割っていくやつ。

G :そう。金をかけずにアイディア勝負でいいオープニングを作るよね。

R :最初は、去年のイメージで期待も大きかったせいか、あれって感じだったけど、何度も見てるうちにやっぱりすげぇって思えるし、何度も見れる。

G : Iika と Eero が white out films にいったのもあるし、去年いいパートをとってたメンツが、短いパートだったせいもあって初めて見た時は期待してたライダーが短くてがっかりした。

R :あいかわらず遊びも多いしね。

G :想定外のライダーがやたらいいパートだったりね。 Fredu とか Reno とか。

R: 音楽もいいよね。聴きやすくて、ポップな感じ。

G :気分が上がるよね。 Andreas はやばかったよね。全種類のスピン、縦、横、ナナメ、スイッチ、できるんじゃないかって思うくらい、凄いパートだった。

R :おれは、ラウリも好きかな。

G :浮き輪とかね。楽しそうな感じ満点。

R :オシャレでかっこいいし。パートが短かったけど、 Simon や Hampus もやってること凄いよね。

G : マニアックに見たら凄い技術だったね。通好みの。 Hampus の木の間から B3 テールででてきてシフティとか、Simon のリップスライド270アウトとか。

R :おしゃれ過ぎだね、あれは。

G :でもハンパない技術がないと不可能だよね。

R :フッテージのバランスがいいよね。パークもあるし、ストリートレールもバックカントリーもある。

G :やっぱりいろんなのがあったほうがいいよね。ジャンルにこだわらず。 Simon とかパイプしてたしね(笑)

R :そういうところが楽しいよね。レールだけとか、ジャンプだけ、じゃなくてみんながいろんなことして遊んでる。

G :スノーボード付けて、できることは何でもしたいしね。その方が楽しいし。

R :ステップチャイルドのステッカーも付いてるし、買って損はないよね。

DC MTN .LAB
DC shoes

G :次は、 DC のチームビデオ、「 DC MTN . LAB 」

R :発売前から話題になってた作品だよね。 DC の社長のケン・ブロックが DC 専用のパークを家の前に作っちゃった、ってやつ。

G :いい社長だよね金の使い方が素晴らしい。みんなの夢、家の前がゲレンデみたいな。

R :ショップで見てる時から、スノーボードしに行きたくてたまらなくなって即買いだったね。ちょっと高かったけど。

G :買っちゃたね。写真集付きのおしゃれなパッケージだしね。

R :はっきり言って元は取り過ぎてるね、ってくらい見た。まず、オープニングの曲でやられる。

G :静かだけど、すげぇいい曲だよね。体のそこからテンションがジワジワあがってくる。

R :ていうか全部の曲がいいんだけどね。アイテムはそんなに大きくないけど、だからライダーがリラックスして、ほんとに楽しんでるって感じでいい。

G : snow park technologies のガニーが設計したパークだしね。親近感があるビデオ。ライダーはうま過ぎるけど。

R :普段自分たちが滑ってるゲレンデにあるようなアイテムで、 DC のライダーは遊べ過ぎ

G :酷いうまさだよね。どいつもこいつも。トラビス・パーカ-はフラフープやってるし。

R :キッカー飛んでランディングにテールプレスで着地して、そのまま滑って行くしね。

G :家の中滑ってベランダのボックス擦って遊んだり。クリエイティブ過ぎるよね。

R :パーカーがますます好きになった。あと久々に出てきたトッド・リチャーズ。あらためて見たけど、お父さんうま過ぎです。

G :ただ、寝てたわけじゃないんだね。パーカーと昔のスキーの服着て滑ってたし、いまだにスノーボード大好きなかんじが伝わってきた。

R :シモンとエディのパートもこっちの方が長くて好き。

G :シモンのうまさ、スムーズさ、乗れ過ぎ感が伝わるパートだったね。

R :字幕がないのがちょっとつらいかもしれないけどね。

G :これを期に英語勉強しようって気になるかも。ボーナスもめちゃくちゃあるし。

R :いろんなライダーがトリックのハウツーしたり、スケートしたり、エキストラフッテージとか盛りだくさん。

G : back flip は so easy だよね。パーカーさんが言うには。

R :とにかく買って損はないっていうか、買ってほしい。

G :余裕で100回以上見た

R :こんな山に篭りたいね。

G :フサキさん作ってくれないかな。

R : DMK MTN . LAB 。

G :響きは近いよね。

THE BIG BLIND
a whiteout films

R :これには、まいった。 BIG BLIND 。ウィスラー雪不足で、はっきり言って wild cats には全然期待してなかった。どうせまたパーティービデオだろうなぁ、って。

G :ところがどっこい いろんなところを経て、過去最高といってもいいくらいのビデオだったよね。

R :イカ・バックストロームとエエロ・ニエメラが戻ってきたのも良かったよね。

G :去年はディフェクティブの「 PROMO COPY 」に出てたけどね。2人のパートはよかったね。

R :2人ともスーパー&スムーズでぶっ飛んでく。

G :やっぱあの蹴りの高さがワールドクラスだよね。

R :バックカントリーでのキッカーの作り方が、地形を利用してていい。

G :パウダーにパークみたいなジャンプ作って飛ぶなら、パークでやればいい話だしね。

R :地形をうまく利用して遊ぶのがいいよね。マッシュの画も多いし。

G :リップは最低限必要なだけ作って、たくさん飛んで遊んだ方がいいしね。

R :キア・ディロンとか TJ ・シュナイダーとかが出てるのもいいよね。

G :一人ひとりのパートがとても個性的で、いろんな違いを出しながらスノーボードしてるなぁって。

R :デバンや JF ・ペルシャみたいな往年のライダーも健在だね。デバンの B7 なんか久しぶりに見たし。

G :シン・カンポスとかもかっこよかった。雪庇飛んでシュートとかありえねぇゴリゴリなラインの滑りが彼らしかった。

R :冬が待ち遠しい。

G :シーズン始まって見るとまた、興奮しそう。

R :日本が誇るムービースター、布施忠も忘れちゃいけないよね。

G :存在感あり過ぎなパートだよね。飛びは相変わらずうまいし、レールもハンパなくうまい。

R :板に乗れ過ぎてる。そりゃ雪庇ワンフットで飛んでパウダー着地もできますよ。

G :常に板の上にいるよね。どんな動きでもできそうな乗り方。

R :カナダ人のロシニョールライダー、ベンジー・リッチーのパートも音も滑りもすげぇ好き。

G :パウダーの着地バリうまい。着地の瞬間をピンポイントで迎えにいってとらえて着地してる。

R : Friends のパートも無名なのにヤバイ若手がわんさかいて良かった。

G :ディオンとかも久々に見れたしね。あんま目だってないけど。

R :エンド・ロールに日本人フィルマー、田島ケイジの名前があったのも興奮するよね。

G :凄い努力してんだろうなぁ。あれだけの映像を撮るプレッシャーってライダーよりありそう。

R :とにかく今年の whiteout は去年の倍くらいよかった気がする。

G :年々よくなってるよね。

R :来年も期待。

G :日本人としては、忠さんの本気を見るならこのビデオかな。

R : check it out!

その他の注目ビデオ

FROM MDP, WITH LOVE
MDP

業界最大手、マックダウプロダクションが送る最新作。全体的に大人の仕事感が漂う作品。内容のハードさは最高峰。トラベル編、パート編を選べぶことができる。今期ベストパート候補筆頭のエエロ・エッタラのやばすぎるパートに注目。

PARADOX
standard films

こちらも長いことスノーボード業界に君臨するプロダクション。ヘリを使った、夕焼けのキッカーの映像など、美しい映像に対するこだわりがある作品。ジェレミー・ジョーンズの人間を越えたフリーライディングが見れるのもこのビデオ。日本人最年少オリンピック候補 国母カズも出演。パイプだけじゃなくビッグキッカーのレベルもワールドクラス。

Future proof
absinthe films

パークの映像?ナメたこと言ってんじゃねぇ。ナチュラルで馬鹿でかく飛んでナンボだろ。そんなコアな人たちに送るパウダー度数95%以上の本格派ムービー。ヨーロピアン中心の桁違いのライディングが見れ、北海道のニセコなどのフッテージも収録。 BURTON のUNINCチームやニコラス・ミューラー、 ヴォレ・ニベルトたちが自然の山をパークばりに遊び回る。必死にバイトしながらここまで上り詰めた、庶民派カナディアンライダー、マット・ベアードモアにも注目。

BURNIG BRIDGES
kidsknow

マイキー率いるロックな軍団が送る第2作。さらにロックに磨きをかけ、やりたいからやってんだよ、と言わんばかりに好き勝手に滑り倒す。こいつらにもはやスキー場は必要ない。ウェアーカンパニー泣かせのジーンズスタイル必見。dmkライダーのルーブ・ゴールドバーグも出演。

Community Project
Oakley2005

映画ばりの 32mm で撮った恐ろしく美しい映像。オークリーだけに莫大な予算で作られた巨大アイテム、ヘリ撮影、それに立ち向かう銀河系最強ライダー、「お米」ことトラビス・ライス。もはやすごすぎてなんの参考にもならないが、そのライディングのハンパなさ、映像の美しさは見る価値アリ。全ての映像が凄過ぎ、作品自体も長め。隠れコマンドでシークレットボーナスも・・・。

ONE LOVE
finger on da trigger

future proof と真っ向から向き合うのがこの tech9 系ビデオ、「ONE LOVE」。去年からの流れを引き継ぎ、今年も HIPHOP 、ギャングスタイル全開で、ストリートレールを叩き潰す。だいぶ偏りまくったビデオだが、無名の若手の実力、ワルさに度肝を抜かれる。

sandbox
SKIDS より脱皮したケビン・サンサローンが送る、カナダの無名アップカマーたちのビッグプロダクションへの登竜門的なビデオ。 NOMIS のマーク・ソラーズ、 WHISTLER ローカルたちも多数出演。 SKIDS よりもポップでお子様でも安心して見れる作りになってます。

SOME KINDA LIFE
Neoproto films

3年前からスタートしたフィルムカンパニー。スノーボードを愛し、人生を楽しむ、ロックで無名な若手が、その高い実力でスノーボードの楽しみ方を教えてくれる。愛のある作品。

DECEMBER
airblaster

いきなり大量の屁とともに始まる、トラビス・パーカーとアンドリュー・クロフォードの2004年12月のヨーロッパトリップのマニアックなビデオ。ダラダラと彼らのペースで進んでいくこのビデオは見るものを余裕で置き去りにしていく。でも、見ていてなんかおもしろい。酒のつまみにどうぞ。