おばばスノーボーダーのちゃれんじ記 Part 5

待ちに待ったおばばボーダーが帰って来た!
スノーボーダーには年齢は関係ない。スノーボーダーに必要なのは、チャレンジを続けて、上達し、新たな世界を切り開くことだ。
今回もそんなチャレンジ精神に満ちたおばばが楽しませくれるぞ。


一話

人にはやって良いことと悪いことがあるとおばばは思う。いくらやりたいからって、そこはそれ、限度っちゅうもんもあるわけだし、だいいち己の技量がどれくらいのもんか?いい歳こいているんだからわかりそうなもんなのに。
まぁ、限度を知らないおばばの欲求は遂にこんなことまでやってしまったのさ。ずっと憧れ、夢見ていたこの日が遂に来た。
スノーボードに関わっている以上、いつか?いや!できれば若いうちに?ちゃれんじしてみたいと密かにずっとその思いを貯めてきていたハープパイプ。
ひょんなことからフサキさんに送ったおばばの一通のメールから、dmkのメンバーになった。いつかはdmkキャンプにと思っていたその時、タイミング良くワタキチさんのキャンプの知らせが...

昨年の10月。そうです、おばばはワタキチさんのハーフパイプキャンプに参加しちゃいました。
もちろんdmk初参加の上に、パイプ自体を見たことすらないど素人のおばばのちゃれんじは、日本ナショナルチームをコーチングするワタキチさん直々に指導してもらえる超ラッキーなデビューとなったのでした。「ハーフパイプ如きで大袈裟な!」なんて思う?おばばにとっちゃあ人生の中で五本の指に入る大ちゃれんじだ!

実はこのキャンプの参加を申し込む時に、おばばは自分の正体は証していなかった。もちろんニックネームも書かなかったのに...
なのに?なぜかおばばの正体は微かにばれていたようで...
まず、なんと言っても驚いたのはアヤさんだ。おばばはdmkのキャンプに参加するのも初めてで、アヤさんがどの人かすらわからなかった。そう思っていたら、向こうからニタニタと満面の笑みでアヤさんらしき人がおばばに近づいてきた。

「初めまして、ようこそ。私だけが知っています。うふっ。」と何だか誇らしげに?握手を求めてきた。
「えっ?」
「今日は、公表しますか?それとも内緒でいきますか?うふっ。」
「えっ?」
「おばばボーダーのちかやんさんですよね?」
「えっ、どうしてわかったんですか?」
「直感です。」
「は、はぁ、じゃあこのまま伏せておいてください。」
「はい、そうしましょう。うふっ。」
アヤさんはまたまたさっきと同じ誇らしげで?意味ありげな笑みを浮かべ、「今日は、よろしくお願いします。」と言って、忙しそうに人数確認に飛び回って行った。おばばとアヤさんの初ご対面は、こんなおかしなやり取りで終わった。しかし、直感でおばばだと気付く当たりアヤさんはただもんじゃーないな。今後鍛えがえのある奴だとおばばは思った(どう鍛えるかはまだ決めとらん)。

いよいよ室内に入ってパイプとご対面の時間が近づいてきた。
ほとんどの人がみんなお知り合い同士のメンバーの中で、ちょいと小さくなっていたおばばに声を掛けてくれる人が何人かいて、まだ見ぬ世界に胸が張り裂けそうなおばばの緊張も緩み、dmk初参加なんて言うことを忘れさせてくれるくらい周りには暖かい不思議な空気が漂っていた。
おばばは今までたくさんのスクールやキャンプに参加してきたけど、今回はちょっと今まで感じたことがないくらいアットホームな雰囲気に心地良ささえ覚えた。
そして、いよいよパイプとのご対面だ。
「おぅっっっ!」「すっげぇ~!」「なんじゃらほ~い!」
おばばは初めて見るパイプの迫力に圧倒させられたと同時に、今からここでちゃれんじ出来ることを手を合わせて感謝した。こんなチャンスは滅多とないこと。そこに今立っていると思うと、とにかく感謝、感謝だった。

ワタキチさんの「peakの中の動きこそが、パイプに活かされるんだよ」と言うそのわけを、わかりやすい言葉と実際の動きで説明を受けた。そして、ここでもワタキチさんが言っていた。とにかく滑れる人もそうじゃない人も、基本が大切なんだと...

いよいよ動く歩道?(もちろんこいつも初体験)に乗っておばばの恐れを知らない一本目。
さすがに今回ばかりはみなさんのお邪魔になってはいけないと、トップバッターは遠慮した。でも、しっかりと3番目を陣取った。
ワタキチさんの説明はしっかりと聞いた。しかもよくわかる。でも、わからない。なんせ、おばばのスノーボード人生において、板を付けて斜面を“上る”なんてことは経験がない。斜面は“下る”もんだ!
ご存じの通り、いつだってこうだと決めたら猪突猛進。脇目もふらず?ふれず?突っ走ってしまう我がボード人生。斜面を登って遊ぶこともしてこないぐらい、ゆとりも余裕もないスノーボードをしてきてしまったんだ。

てなわけで、まず最初の登りのターンですら恥ずかしいけど、カービングターンをしようとしてしまう。癖っちゃー恐ろしいこった。素早く切り返してしまって、登るどころか緩斜面でカービングターンだ。おまけに緊張感と何やって良いのか分からない動揺のせいか?まぁ派手にすっ転ぶこと数回、騒がしいおばばの一本目は終わった。

この時感じたこと...
いつものおばばなら、妙なプライドがしゃしゃり出てきて、心がちょいとばかり傷付くんだけど、この時はちっともそんな心が顔を出さなかった。恥ずかしいどころか、おかしくてたまらない。

先にパイプデビューを終えた主人のところに駆け寄って、ガハハ、ガハハと大笑いした。
「ど面白い!ねぇ、ど面白いじゃん!」を連発。
何が面白いのか?派手に転んで何やってんだかさっぱり分からんのに、おばばは興奮仕切り。その様子に主人がニコニコと笑って「うんうん」と首をたてに振っている。おばばはもうそれで満足。

壁に一向に上れる気配がないのは二本目も同じ。何でみんなはあんなにうまくできるんだろう?主人ですらもうなんだかちゃんと形になっている。
おばばはどうすりゃいいの?どこがみんなと違うのさ?おばばは動く歩道(本当はなんて名前なの?)からみんなが滑る様子を観察。
「あぁ~、優雅だなぁ。」こんな表現が正しいかどうかは別として、おばばにはダンスみたいに見えた。バターナイフで壁にバターを塗ってるみたいな感じもした。でも、やっぱり手の動きはハワイアンダンスだよな~。
あれほど激しく攻撃的に見えていたハーフパイプの滑りって、こんなにも穏やかで優雅なものが隠れていたなんて、これこそ「えぇぇぇ~!」って感じ。
それからは、おばばは出来ないなりにも「こうかなぁ?あ~かなぁ?」と、いつものおばば上達必殺法“頭でちゃんと考える”をフルに活用して考えながら一本を大切にちゃれんじした。

途中でみんなが声を掛けてくれた。バインをはめながら頭使って次の一本をイメージしていると、「ちかやん、楽しい?」と、アヤさんが声を掛けてくれた。
「うん、凄い楽しい!」とちょっと緊張が混じった複雑な笑みで振り返る。
「アヤさん、この顔楽しそうに見えてる?」と聞き返すと、アヤさんのダーリンが「うん、辛楽しそうに見える!」と。
おばばは「でへへっ」と笑った。
緊張感と楽しいがシャッフルした気持ち。一期一会って言うけど、こんなに素晴らしい人達と同じ時間を過ごせ、ここにいられることを本当に幸せに思った。

3時間はあっと言う間に過ぎ、最後の方で主人が、「今の最後のワンターン良かったよ」と言ってくれた。おばばは単純だから誉められるのに弱い。いい気分になって急いでもう一本滑る。
そしたら、なんと...今度はワタキチさんが誉めてくれた。うん?そうでなくてもおばばは誉めてくれたと思っとる!
「おしぃぃ~!もうちょっと!いい感じだよ。」
「ほんとですか?」
「今は、両手が上がっちゃっているから、それをこう挙げて、体をこうすれば・・・」
ワタキチさんがおばばに教えてくれているぅ!キャー!ワタキチさんだ!おばばは舞い上がりながらも真剣に耳を傾けて、詰めるだけ詰め込んで、興奮しながら動く歩道に飛び乗る。

12時になっちゃう。終わっちゃう!早く滑らんと終わっちゃう~!!おばばは焦った焦った。だって、ワタキチさんから教わったことをやらなきゃだめでしょう!
おばばは、めいっぱいの力を出して最後の一本を滑った。その最後の方で何となくちょこっと形になったかなぁ?って滑りができた。
相変わらず最後はおもいっきりすっ転んだけどね...(笑)

でも、大満足!ハープパイプと呼べるもんにはほど遠いかもしれないけど、確かにおばばはちゃれんじした。
いつも思うんだけど、どんなに上手い人だって、初めの一歩はおばばと同じ。みんな一緒。おばばはその一歩をやっと踏み出した。
ワタキチさん、dmkのみなさん、その節は大変お世話になりました。本当にありがとうございます。

二話

おばばの先シーズンは、12月の北海道から始まった。雪が少なくてがっかりしたけど、冬休み前のゲレンデは人が少なくて快適だったぁ。北海道の雪質はやっぱりいいねぇ!ここで滑ってると、へたっぴーなおばばもなぜかうまくなった感じがしちゃう。雪質に助けられちゃう、いわゆる『勘違い滑り』ってやつだね。北海道に限らず、いつも慣れたゲレンデや慣れたコース、得意なことばかりして滑ってると、この勘違い滑りに気が付かないでいる。だから、おばばは積極的に慣れないコースや苦手なことを、一日のどこかで必ずやってみるようにしとる。

おばばが毎回やってることがあるだよ。それはねぇ、こんなこと。リフトから降りて、バインをはめるまでは片足スケーティング。そして滑り出しは、その場でまずは180。滑り終わってリフトの手前で滑りながら180で停止。これを毎回やる。一日にリフトに乗った回数分だけ練習ができるってわけじゃん。これはさぁ、主人から教わったこと。以前も書いたけれど、主人はどんな状況でもどんな時にも努力を怠らない人。いつもコツコツと地道に急がず自分で考えたこと、自分の理想の滑りを求めて頑張っている。だから、おばばも頑張れるじゃんね。
特別なことじゃなく、小さな努力の積み重ねが大きな力になるんだって!主人から教わった。

そして、その小さな努力を大きな力に変えようと頑張ったことが、おばばの中でもう1つあったじゃんね。それは片足でターンをすること。ロングターンもショートターンも、両足付けてる時と変わらないぐらいの勢いで滑れるようになること。おばばはある時、ゲレンデで自由自在に片足で板を操っている人を見て、めちゃ感動しちゃった。「かっこいい~!」今まで見た誰よりも凄いと思った。そして、単純なおばばは速攻決めた。いつか必ずおばばも片足でターンできるようになってみせるぞ!ってね。

繰り返して続けることで、必ずできるようになるもん!シーズン中は緩斜面を、春になってからはコースの上から下までを、転んでも転んでも片足ターンにちゃれんじした。春雪は柔らかいからちっとも痛くない。だからいっぱい頑張れた。そりゃあ、主人があきれるほど何度も何度も繰り返し頑張っちゃった。だって、頑張って降りていった先にはね、必ず主人がニコニコと笑って待っていてくれるもん!
まだまだ転んでばっかりだけど、いつかかっこよく滑れるようになってみせるぞ。

でもねぇ、頑張ってるのはおばばだけじゃないだよ。ゲレンデで頑張っている人たちをおばば、たくさん見たよ。
例えばこんな人がいた。おばばたちのようにいっぱい考えて滑る人。いつもいつも立ち止まって滑りをイメージしている。ジェスチャーが付くから、その人が今フロントサイドターンを滑っているのか、バックサイドターンを滑っているのか、止まっているのに見ていてわかっちゃう。理想の滑りをイメージしてるんだね。
急斜面だけをガンガン滑る人。滑り降りるというよりは、滑り落ちるという言葉がぴったり。
自分流のスタイルを作って、「これでもか!」ってぐらいに低い姿勢でスタイリッシュに滑る人。低く低く、果てしなく低く、顔は雪面に付く勢いだ。
それから、昔のおばばのように毎回スクールに入っている人。おっ、また入っとるじゃん。頑張れよ~!
他に、緩斜面をいつも、いつだって、いや必ず回ってばっかりいる人。「みんなー、オレを見ていてくれよ~!」「今から回っちゃうからさー!」って聞こえてきそうだ。おいおい、無茶するなぁ、目が回るぞ!

100人いれば100人の滑り、100人のスノーボードがある。そして、それぞれの考え方がある。でも、ただ一つ。100人の人がみんな同じ気持ちがある。それは、「うまくなりたい!」ってこと。そこに辿り着くまでに、みんながそれぞれの努力を重ねている。いつもいつもその繰り返し。それは苦しくてきつくて大変だけど、頑張れば誰でも必ず目標に近づくことができる。降りられなかった急斜面がいつの間にか降りられるようになって、恐ろしく大きく見えたキッカーもいつか飛べるようになっている。ほんの少し前までできずに悩んで苦しんでいたことが、いつしかできている。だから楽しくてやめられない。そこに到達するまでの方法は人それぞれ違うけど、みんな頑張っている。だから、おばばはスノーボードが大好きだぁ!

 

三話

よくフサキさんが、「オフトレをしっかりやらんかい!」って言うけど、おばばもその通りだと思う。だいたい、おばばがこの歳まで若いもんと大差なく?スノーボードを続けられるのも、オフトレを頑張っているからだと思う。でも、おばばだって最初からオフトレをしていたわけじゃないだよ。

スノーボードを始めた頃、とにかくよく転んだ(今でもよく転ぶ)。ちゃれんじするにゃ~転ばんとうまくならんしね。何かしようとすると転ぶ。なんもないところでも転ぶ。しかも派手にあり得ない転び方をする。そんでもって、起き上がるには決まって「ヨイショ!」のかけ声がいる。このままじゃいかん!そのうちに大ケガするぞ!そう思っておばばはオフトレを始めることを決心した。

ちょうどその頃に、タイミングよくおばばのお友達の会○二郎さんからオフトレのお誘いがきた。聞けば八ヶ岳の自然の中をマウンテンバイクで走ろう!って内容じゃん。MTBは、どうもバランス感覚がスノーボードの動きに似ているらしい。自転車なんてかれこれウン十年前の花の女子高生時代に乗ったきりで、それ以来またぐことさえなかったけど、とにかく何でもちゃれんじできるチャンスがあればやってみるのがおばばだもん、迷わずじろーさんに「行くよ~」の返事をした。

さてさて、おばばのMTBデビューは凄いぞ!
ちゃれんじの朝、八ヶ岳は快晴。真っ青な空に澄んだ空気は、始まる前からお腹いっぱいだぁ~。それに、八ヶ岳の自然は反則だにん!だって、おばばを何だってできそうな気持ちにさせてしまうぐらいに大きいだもん。

いよいよMTBに乗る時がきた。その日、おばばたちに教えてくれる方をじろーさんから紹介してもらった。おばばの前に登場したその人は、どうやらとても凄い人みたいなんだけど、自転車にな~んの興味も持っていなかったおばばには、そのお兄ちゃんがどれほど有名だってことよりも、おばばにとって大事なことは、そのお兄ちゃんのスタイルだ。

初めて見るそのお兄ちゃんは、筋肉モッリモリ!太ももはビックリするぐらいド太い。「お~っ、すっげ~!」目が開きっぱなしで乾燥しちゃうかと思った。パッツパツのスパッツのケツに怪しいケツパッドみたいなのがくっついとったのを発見した時は、そのボルテージは最高潮に。おまけにピッチピチのシャツから出ているその腕の太いこと。「ワンダフル!」
地上では決してお目にかかったことのない自転車人のスタイルに、おばばは目も口もぜ~んぶ開きっぱなし。そして、ボルテージ全開のまま自転車人のコーチのもと、おばばのMTBちゃれんじは始まったわけよ。

八ヶ岳の壮大な景色の中を、牧草を駆け抜け山の中を走る、走る。木を避け、石を飛び越えて、おしりをあげて走り抜けていく。(この、おしりを上げて走るのがおばばにはたまらんかった!何でかは分からん...)
「なんかツリーランみたいじゃん!」ほらフロントサイド、ほいバックサイド、なんて調子でスノーボードのイメトレをしながらおばばはペダルを踏んどった。時には自転車を担ぎ小川を渡ったりもして、おばばは一時間もしないうちにすっかり自転車の魅力にはまっちゃった。

さて、おばばに自転車の担ぎ方からバランスの取り方まで、ありとあらゆる方向から自転車の楽しさを手取り足取り教えてくれた凄いお兄ちゃんは、「壇拓磨」という人だった。
壇さんがどんなに凄い人だったかを情けないことに何日かしてから知った。しかも本屋の立ち読みで...壇さんは日本人で初めてMTBのワールドカップにフル参戦し、好成績をおさめた伝説のライダーだったのでした。「あらまぁ!ビックリじゃん!」おばばはそんな凄い方と走っていたのです。

さぁ、そうとわかっちゃったら、おばばはじっとしていられましぇん。主人が帰ってくるなり「オフトレで自転車に乗るぞ!自転車買うぞ~!おっ~!」そしたらなんと、いつもならニタッと笑ってかわされてしまう会話のはずが、「やっぱりちかやんもそう思う?」ときた。想像もしない返事に、おばばが「えっ?」って聞き返しちゃったじゃん!どうやら主人も自転車の魅力にやられちゃったみたい。

早速クロスバイクを2台買い、おばばたちの自転車のオフトレは始まった。あの時からシーズン終了後は毎週走っとるだよ。今では100キロぐらいは走れるようになっただにん。八ヶ岳のヒルクライムも2回走った。本州と四国を結ぶしまなみ海道を往復160キロ走った時は、2回吐いた。「おえぇぇ~!」

おばばたちの自転車のオフトレのテーマは、『楽しく、厳しく、美味しく?』オフトレは楽しくやらにゃ~続かんでしょ?だからおばば達は、自転車を車に積んで、全国のいろいろなところを走る。その土地の美味しいものを食べながら楽しく走れば、オフトレも気持ちいいよ。でも、時々ちっちゃい大会に出ちゃったりもする。

おばばは自転車で走るのは登りが好き!苦しくて辛くて吐きそうになる。でも好き!どうしてって?だって、めちゃくちゃ苦しいことに立ちむかっている時に、体力も精神力も養われるって信じてるもん。つまり、「生きる」ってことと同じこと。人は努力を惜しんじゃいかんだよ。でも、これってすっご~く難しくて、すっご~く大変なんだよね。だけど、かっこいい!フサキさんも同じこと言ってたと思うよ。それに、意外と楽しいし。よっ、49歳頑張っとるじゃん!って感じかな?

おばばは来シーズン、アルペンにちゃれんじするだよ。これもスノーボードを始めてから、いつかはちゃれんじしたいとずっと願っていたこと。アルペンを夫婦二人で始めるには、ビックリするほどお金もかかる(実際ビックリした)。でも、おばばはこの日のために密かにボード貯金をしとったじゃんね。目標に近づくためには、こんな努力も必要だもんね。次々とおばばの中から溢れ出る夢は止めようがないよ。だから、じっとしてなんかいられましぇん。『努力』ってめちゃかっこい~!

来シーズンもいっぱい収穫があるといいなぁ!おばばのちゃれんじはこれからもずっと続く。ううん、続ける!

30代最後の年に若い頃からずっと憧れていた大型バイクの免許を取って、おばばライダーの夢を叶えた。40代でスノーボードにちゃれんじして、おばばボーダーデビューを果たした。

そして、40代最後の今年、ニュージーランドへ初めての海外ひとり旅にちゃれんじする。もちろんスノーボードにもちゃれんじしてくるよ。泊まるところは安宿のバッパー(バックパッカーズホステル)てやつだ。
何から何まで初めてのことにさすがのおばばも今からドッキドキ!って言うのは違って、ドッキドキなのは留守番の主人みたい(笑)。なんせおばばのドジぶりは相当なものだから、まずはオークランドで無事に飛行機を乗り継ぎ、クライストチャーチにたどり着くことができるか?そこから心配なんだって(笑)。ツアーなら心配なかったんだけどね...
とにかく無事に着きますように。行ってきま~す!


追伸・・・
おばばのスノーボードを楽しく、そして快適にしてくれた恩人がいる。
その人は、小さな町の小さなスポーツショップの店主のおっつぁんで、ブーツ成形の達人だ。全国各地に多くのファンを持ち、みんなに愛されている人気者。おっつぁんの手にかかったブーツは、スニーカーより履きやすく、毎回完璧な仕上がりは非の打ち所がない。

しかし、今年の7月末日、突然おっつぁんは店を閉めた。しかも、今日閉店するという日におばばは知った。
おっつぁんは、閉店2週間前の健康診断でガンと宣告されたのだ。そして、信じられないけど余命6ヶ月だとも。いったいどうなってんだ!なぜ神様はおっつぁんを選んだんだ!あんなに元気だったのに...つい1ヶ月前におばばと大笑いしたのに...

おっつぁんは8月上旬に入院した。おばばは人間はでかいと思う。でも、何も出来ないおばばは小さくて腹が立つ。
閉店の翌日におっつぁんからメールが届いた。「注文されたバインは他のお店に相談してください。取り付けは・・・がいいと思います」そして、最後にこう書いてあった。「健康診断は早めに受けましょう!」と。
おっつぁん、元気になって必ず戻ってきてね。

 

ちかやんのプロフィール

なまえ: ちかやん
生年月日: 1959年6月26日
スノーボード歴: 8年
年間滑走日数: 約40日

愛用ギア
ボード: OGASAKA CT & MOSS KATANA
バイン: FLUX & F2
ブーツ: DEELUXE
プロテクター: CCC & HAZAK
ワックス: マツモトワックス
得意技: バックサイドターンからのヒップスライド(単におしりから転ぶともいう)
スポンサー: ZORA
愛車: MINI Cooper


過去のおばばボーダー特集

Part 4
http://www.dmksnowboard.com/special/1219

Part 3
http://www.dmksnowboard.com/special/59

Part 2
http://www.dmksnowboard.com/special/260

Part 1
http://www.dmksnowboard.com/special/1220