SnowBoarderウェブサイトが今月末に閉鎖へ

長年、日本を代表するスノーボード専門誌として親しまれて、近年はデジタル版でスノーボード情報を届けて来たSnowBoarderウェブサイトが2021年5月31日で閉鎖することを発表した。
今後、ウインターシーズンのゲレンデ営業情報やイベント開催などは、アウトドア・キャンプ雑誌、GARVY(ガルヴィ)のウエブサイトGARVY PLUS(ガルヴィプラス)で発信していくという。

かつてスノーボード専門誌の全盛時代には、スノーイング誌、スノースタイル誌、トランスワールド誌などがあったが、その中でもスノーボーダー誌は後発組であった。そのため、当時はイメージ的な写真やインタビューが先行する中、ハウツーを中心、より一般層に向けて雑誌作りを行った。
あまりカッコよくない雑誌というイメージがあったようで、当時はコア層から避けられていた部分もあった。しかし、その頃、トップライダーであったライオ田原や海外プロ・ライダーのベン・ウェインライトなどが、積極的にためになるハウツー作りに参加したことで、売り上げが逆転!また、一般読者の滑りを診断する「ドクタービーバー」のコーナーは病名のおもしろさもあり、大ヒット!
スノーボーダー誌を発行していた実業之日本社の中には、数多くの雑誌があったが、最も優秀な売り上げを記録したことで「社長賞」を受賞するほどになった。

しかし、ウェブ時代がやって来て、雑誌の売り上げが減少。他の専門誌のように、雑誌作りを撤退し、近年はウェブサイトでスノーボード情報を配信していた。
だが、ここへ来て、遂に閉鎖を決めたようだ。

現在、世界のスノーボード・デジタルメディアは、当DMKサイトのように、会社レベルではなく個人の情熱で続けているところが多くなっている。つまり、会社が給料を払うような形態ではなく、個人のウィンター業界に対する強い気持ちなどでブログ形式で情報をアップし続けている状況だ。極端な話、その配信者が諦めなければ、収益がなくても続けられている。
一方で、スノーボーダー誌のようなしっかりとバックに会社があるような形態は、採算が合わない事業はカットされる傾向があるだろう。今回、閉鎖に追い込まれた要因も、おそらくそうしたことがあるようだ。

●関連リンク
【コラム】スノーボード・マガジンの歴史
https://dmksnowboard.com/the-history-of-snowboarding-media/