楽しかったシーズンも終わって、またあの感覚は、雪がちらつく日まで待つかと思うと辛いと思うけど・・・、大事なことを忘れていない?もしかして、そのまま使ったボードを置きっぱなしなんてことしていないよね?そんなことしたら、来るべきシーズンに入って、良いパフォーマンスを発揮できないよ。
ということで、スノーボード板 オフシーズン保管方法をご紹介しましょう。
今回は、その道のスペシャリスト、スノーボーダーに大人気のワックス・ブランド、マツモトワックス創始者である松本年一さんにもアドバイスをいただきました。
本当にバインディングは外した方がいい?
よくオフシーズンには、バインディングを外しておこう、と言うけれど本当かな?
わざわざそんな面倒なことをしたことないけど。
「オフシーズンにバインを外すのは、僕は良いと思います。理由はソールの凹みを防止できるから。
それを気にするか否かは、本人次第ですが・・・。
滑走する際に、デメリットがあるかは正直??だけど、間違いなく凹んだ部分ワックスが当たり難いのはあきらかですよね。
なので、せっかく買った板をベストな状態を維持するには外した方が良いと思います。
もし外した後の取り付けが面倒ならば、せめてビスを軽く緩めておくだけでも凹みは予防できます。」
と松本さんご回答。
面倒がらずに外した方がいいですね。板だけなら保管もしやすいだろうし。
めんどくさがり屋さんは、せめてビスだけでも緩いしておきましょう。そうすると、凹んだ部分がなくなってワックスがしやすくなるし。
ワクシングで蓋。だけど、肝心のワックスはどの種類?
ボード保管の基本とも言えるワクシングしっぱなし。
この意味は、通常アイロンでワクシングすれば、スクレーパーで剥がすけど、剥がさずにそのままにしておこう、ということ。つまりワックスして酸化防止や汚れ防止などのために蓋をするという考えだね。
それでは、肝心のワックスってどんな種類がいいのだろう?きっと、どんなワックスでも塗っておけば大丈夫のような気がするけど。
「保管用のお薦めワックスですが、基本ベースワックスなら何でも良いと思います。
ただ、最近日本の夏はとても暑いので、軟らかいワックスだと、溶けることがあります。異常に熱くなる屋外の物置などに保管すると、本当ににワックスが溶けてソールに染み込み、表面にワックスが無くなることもありますよ。
だから、ちょい硬めのワックスが良いかな、と思います。マツモトワックスなら、OVER THE BB、BLUEやGREEN。もちろんANT BBでもOKです!
直射日光が当たらない場所が前提だけど、それほど熱くならない室内で保管するなら軟らかいワックスでも大丈夫です。
あえて保管用にワックスを買う必要もないでしょう。手持ちのベースワックスで、一番硬めのワックスが良いです。」
汚れはしっかりと取ろう!
だけど、ちょっと待って。ワックスする前に肝心のことあるよね。
特に春にライディングした人は要注意。滑走面がちょっと黒くなっていない?
そういう人は、まずはクリーニングが大切。リムーバーをすると、ボードが痛むなんてことも聞くけど、保管用にワクシングする前に、まずはしっかりとクリーニングしましょう。
大した汚れでない場合には、ワックスで十分落とせます。まずはワクシング一度して、その後に保管用のワックスすると丁寧なワークになりますね。
エッジの錆び取りについて
さらに、その前にチェックしてほしい大事なことがある!
それは、自分のボードのエッジに錆びがあるかないか。
結構、シーズン終わりに錆びのあるエッジのボードを持っている人って多いんだよね。保管用でワクシングする前に、ぜひ錆び取りをしたい。
「エッジについた軽い錆なら、錆錆び取り消しゴムできれいにしましょう。それでも落ちないような酷い錆びは、お店に任せましょう。
そして、保管前に、市販の防錆ペンを使い、錆びの予防をします。
ちなみに、固形ワックスをエッジに付けるのもアリです。ようは、錆びの原因となる、空気に触れないように皮膜を作っておくことが肝心です。」
スノーボード板 オフシーズン保管方法 手順まとめ
1)バインディングを外す。
2)エッジに錆びがないかチェック。あったら、サビ取り消しゴム使用。
3)ボードのクリーニング。
4)保管用ワックス。剥がさずにそのまま。
※どうしても錆びが強い場合、ショップに出さないといけないので、そのケースではそのまま保管用のワクシングまでしてもらうといいですね。
以上、マツモトワックスの松本さんのご協力の元、スノーボード板 オフシーズン保管方法をお届けしました。
ぜひ、ご参考に!!