【フサキ日記】スケボー界の闇の話はスノーボードにも通じるところがある

昼食をいただいて、ソファーに寝転がり、「昼寝でもするべ」と思いつつユーチューブをチェックしていたら、こんな動画、『スケボー界の闇について話します。』を見つけました。

この動画、彼の主張がとてもわかりやすく整理して話されているなあ、感心しました。
いくつか勘違いされているようなところはあるかな、という気がしたけど、全体的に共感する内容で、頑張ってほしいな、と思いました。

一部のプロしか食べられないというところは、スノーボード界といっしょ。
海外メーカーから代理店から契約金がもらえる可能性があるのも、同じ。
ただ、ちょっと違うのは、スケート界の十代プロと比べて、スノーボードのプロの方が年齢が高い人が多いというところ。

今、日本で活躍しているスケートのプロは若くて、実家暮らしの人も多いそうです。
だから、それほどお金に困っていない。結果、メーカー、代理店にも金銭交渉をしない、という内容でした。

過去のスノーボード界の流れで言うと、例えば90年代のスノーボード・バブル時代。
あの時は、代理店も結構お金を出す傾向がありました。

ある日、知り合いのライダーにいくらもらっているのか聞いたら、「50万円」と聞いて、ちょっとビックリしたことがあります。

当時、僕は一応、たくさんの人に見られるビデオに出ていたり、ハウツー本を出していて、彼よりもずっと多く露出機会があったのに、あるボードメーカー(※正式にはショップのオリジナルメーカー)からいただいていた金額は、80万円だったから、「彼でこんなにもらっちゃうのか!」と思ったものです。

今、振り返れば、彼なりにメーカーに献立していて、そういう部分の評価もあったと思いますが、当時は単純に、露出度とか知名度で、ライダーの金額を測るようなところがありました。

あの当時は、ちょっと有名なプロなら、ゴーグルメーカーでも100万円とか動いていたと思います。

だから、今、スケートがブームになっているにも関わらず、この人が言うように金銭契約のライダーが、数人というなら、「ちょっと可哀そうかな」と思いました。

で、今のスノーボード業界というのは、スケート界よりはベターかもしれませんが、似たような現状で、多くの人が金銭契約に至っていない状況です。

メーカーサイドに立っていれば、ライダーに費用を出すための宣伝広告費が出せない現状があります。

そもそも企業にとって売上に対する宣伝広告費(販売促進費)の比率・割合というのは、何パーセントでしょうか?

自分の感覚だと10パーセントくらいかな?と思ったのですが、調べてみると、業種によって、その割合は変わるようです。

例えば、化粧品だと10%、外食関連サービスでは5%、自動車業界では1~2%だそうです。

仮に10パーセントと考えた場合、その企業の売り上げが、1億だとすると、1千万円が宣伝広告費。
あとは内訳で、雑誌広告などもあるだろうから、その残りにライダーに使えたりということになります。
売り上げが1千万のような個人商店のようなレベルなら、使えるお金は100万円しかないわけで、とてもライダーまで回せるものではありません。おそらく、一年の1回だけの展示会で全額使ってしまうと思います。増してボードメーカーなら、試乗会の実施も行うわけで、その販促費用はもっと掛かるでしょう。

現在のスノーボード業界は、そもそも見込んでいた売上が立たずに、使いたくても宣伝に出せる費用がない、という状況に近いように思います。

でも、彼が主張するように、優れたライダーがなんとか暮らしていけるように、金銭サポートができるような業界に向かうべきだと思います。

スケートにしろスノーボードのメーカーにしろ、ライダーという以外にも宣伝する方法はあると思いますが、良いカルチャーを伝える人を応援するという姿勢は大切なのではないか?と僕は思います。

ところで、肝心の僕の昼寝は、このフサキ日記を書いていて、できなくなってしまいました(笑