悪天候により男子スロープスタイルが中止|シルヴァプラナW杯ファイナル

@FIS Snowboarding
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2025/26シーズンの集大成となるパーク&パイプ・ワールドカップファイナル(スイス・シルヴァプラナ)において、3月29日(日)に予定されていた男子スノーボード・スロープスタイルが中止となった。

原因は、数日にわたって続いた悪天候と、週末に詰め込まれた競技スケジュールだ。

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会場となったコルヴァッチでは木曜日に冬の嵐が発生し、すべての競技が金曜日へ延期。しかしその金曜日も強風が収まらず、さらに前日の嵐によって雪面コンディションも大きく悪化。安全かつ公平な予選を実施できる状況には至らなかった。

現地には60名のライダーが集結し、厳しいコンディションの中でトレーニングを重ねたものの、ストップ&ゴーを繰り返す難しい状況。最終的には、競技として成立させることは不可能との判断が下された。

さらに週末は、フリースキーやハーフパイプを含む複数競技が組み込まれた過密スケジュール。土曜・日曜ともに他種目がびっしりと並ぶ中で、男子スロープスタイルの再設定は現実的ではなく、全面中止は避けられない決断となった。

それでも確定した“年間王者”

今回の中止により大会自体は消滅したが、シーズンの評価はすでに成立している。

今季はアスペン、ラークス、フラッハウの3大会が開催されており、クリスタルグローブ授与に必要な条件はクリア。その結果、総合140ポイントを獲得した中国のスー・イーミンが、スロープスタイル種目別総合優勝を手にした。

今シーズンの彼はまさに圧巻。
ビッグエアでもクリスタルグローブを獲得し、さらにミラノ・コルティナ五輪ではスロープスタイル金メダル、ビッグエア銀メダルを獲得。文句なしのシーズンと言えるだろう。

若手の台頭も際立つ結果に

総合2位にはアメリカのジャド・ヘンケス(139ポイント)。2018/19シーズンに並ぶ自己最高成績でシーズンを終えた。

そして注目は総合3位、日本の木村優斗。
17歳のルーキーながら135ポイントを獲得し、トップにわずか5ポイント差、2位とは4ポイント差という大接戦の中でシーズンをフィニッシュした。

ワールドカップ初年度でこの結果は、来シーズン以降への大きな期待を感じさせる内容だ。

表彰は日曜に実施予定

シーズン上位選手の表彰式は、日曜日の競技終了後にコルヴァッチ・ムルテルステーションで行われる予定となっている。

大会は一部中止となったものの、週末にはハーフパイプや女子スロープスタイルなど、見逃せない競技が続く。
コンディションとの戦いとなったシルヴァプラナだが、最後まで目が離せない展開になりそうだ。

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