再び女王君臨の予感!
現在スペインのシエラネバダで開催されている2年に一度開催されるFISによるスノーボード世界選手権、そのスロープスタイル女子で、前回王者の鬼塚雅が見事93ポイントという高得点で予選1位通過を果たした!
バックサイド720からフロントサイド360、そして50-50フロントサイド180アウト、キャブ540、そしてユニークな屋根アイテムでは、テールグラブでのアウト。
安定したルーティーンで高得点を叩き出した。
(温かい気候の中、最高に気持ち良いランで1位通過を果たした鬼塚選手。)
実を言うと、この世界選手権は、鬼の居ぬ間にではないが、同時期にノルウェーのオスロでX-Gamesが開催されているので、アンナ・ガッサー、ジェイミー・アンダーソンなどの強豪選手が不在。それだけに、良い成績を出す大チャンスだ!
この世界選手権に出場する選手にとって大切なことは、表彰台に立つこと。FISポイントを稼ぎオリンピックへの出場権を得ること。また、一般メディアが騒ぐこの大会で、インパクトを残す結果を残すこと。さらには、そのルーティーン内容。同時期に行われているX-Gamesのトップ選手にも引けを取らない難易度高いトリックを見せることだ。
この世界選手権で金メダルを獲得すれば、きっと帰国する時にはテレビ、新聞各報道各社が殺到するに違いない。そうなれば、ここ最近ネガティブな話題を出し続けるスノーボード界に、明るいニュースを届けるチャンス!それだけに、この大会に出る日本人選手には活躍が期待される。
女子スロープスタイルでは、藤森由香も7位で決勝進出に成功。藤森も十分にメダルを獲るチャンスありだ。
もう一人の女子選手、広野あさみは残念ながら25位で予選敗退となった。
(こんなユニークなジブアイテムも出現した今回の世界選手権。来年の平昌オリンピックではいったいどんなアイテムが登場するのだろう。)