
元オリンピック金メダリスト、ショーン・ホワイトがマウントフッドに新設された最新鋭のランディング・エアバッグに初挑戦した。U.S.スキー&スノーボードチームとWy’East Academyの協力により完成したこの施設は、北米最大級のスケールを誇る五輪レベルのトレーニング設備であり、次世代のトップアスリート育成において大きな一歩となっている。
ショーンは、この新しいエアバッグに対し「キャリアの中でも初めての体験だった。テイクオフの位置を可変にできる設計や、使用されているドライ・テクノロジー(スロープ斜面)のクオリティに驚いた」と語り、長年の経験を持つ彼ですら緊張を覚えたという。実際にジャンプを披露したショーンは、その存在感で会場の若手ライダーたちに強い刺激を与えた。
かつて、父親が掘ったハーフパイプで滑るために車中泊をしていたという彼が、今ではこの施設のパートナーとして関わっている。ショーンは「今の自分はメンターとして、子どもたちの夢や希望を聞きながら時間を共有する立場にある」と語り、次回は姪や甥を連れてこのキャンプに戻る予定だという。
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かつての原点が、未来の可能性を育てる場所へと進化した。この施設から、新たなオリンピアンが生まれる日も遠くないだろう。
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