ウィスラーに来たことがある方ならご存じかもしれませんが、バンクーバーとウィスラーの中間には「スコーミッシュ」という町があります。
アウトドアのメッカとして知られ、特にロッククライミングの聖地として有名です。
巨大な花崗岩の一枚岩「スタワマス・チーフ（The Stawamus Chief）」があり、世界中のクライマーがこの岩を目指してやって来ます。
ハリウッド映画のロケ地としても知られています。
また、マウンテンバイク、ハイキング、トレイルランニングなど、数多くのトレイルが整備されていて、海と川ではカヤックやSUP、釣りなどのアクティビティも盛んです。
以前、ウィスラーにバスで来られた方の中には、時差ボケでお昼寝中に通り過ぎてしまったかもしれないこの町ですが、今、そこが深刻な山火事に見舞われています。近隣の住民も避難しているようです。
ちょうど僕は、この山火事が始まった月曜日に日本から帰国し、その日の午前中にハイウェイでスコーミッシュを通過しました。
その時は特に異変は感じませんでしたが、午後になって火災が発生したようです。
今日はちょっとした買い出しでスコーミッシュまで行ってきたのですが、町に近づいたところで、車の窓を締め切っているにもかかわらず、まるでキャンプファイヤーのような匂いがしました。
山火事が起きている側の山では、本来2車線ある道路のうち1車線が封鎖され、消火活動が行われていました。
ヘリコプターも上空を飛び、消火作業に当たっていました。
いつも利用するガソリンスタンドの近くからは火災現場が見え、住宅地のすぐそばまで火が迫っているのを目の当たりにして驚きました。
住民の方々は避難していますが、幸いにも火は住宅地には到達していません。
明日は少し雨が降る予報が出ているので、早くこの火事が収まることを願っています。
ちなみに、山火事の原因はまだ調査中ですが、地元ニュースによると人為的なものの可能性が高いとのことです。
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