国内3位のスキー場運営企業の西武HD 国内31施設の譲渡益は約800億円

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ちょうど昨年の同時期、DMKでもお伝えした『スノー業界に激震!西武HDがホテル、スキー場など40施設売却へ 全国で1000億円超!!』であるが、昨日、ロイター通信などが、『西武HD、国内31施設の譲渡益は約800億円 GICに売却』と正式な額が、約800億円であることを伝えた。
国内3位のスキー場運営企業が、シンガポール政府系投資ファンドへの売却益が約800億円というのは、スノー業界にとっては相当なインパクト。ただスキー場の運営は、引き続きプリンスが行う。

記事によると、譲渡価格は1471億円、帳簿価格は660億円(※3月末時点)。譲渡は2023年3月31日までに行うとのことだ。

このシンガポール政府系投資ファンドは、ニセコにも投資していて、東アジアの旺盛な観光需要を吸収しようしている。
「若者たちの就職先としてシンガポール観光業界にも注目すべきですね」と語るのは、スキー場業界通のSNOW RESORT JAPAN編集長の岩田克己氏。

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日本のスキー場の価値の高さを世界が注目している中で、国内の企業の力が弱まり、その大切な宝をキープできていない現状は続く模様。一方で若者たちには、インターナショナルな企業へ就職するチャンスが訪れているようだ。

西武HDが保有するスキー場一覧
  • 富良野スキー場
  • 雫石スキー場(譲渡)
  • 苗場スキー場(譲渡)
  • かぐらスキー場(譲渡)
  • 六日町八海山スキー場(譲渡)
  • 妙高杉ノ原スキー場
  • 万座温泉スキー場(譲渡)
  • 志賀高原 焼額山スキー場(譲渡)
  • 軽井沢プリンスホテルスキー場 
  • 松花湖スキー場(中国)

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