
米アスペンで行われたX GAMESスーパーパイプで、スコッティ・ジェームスが1本目から圧巻の滑りを披露。スイッチバックサイド1440ジャパン(グラブ)を決めるなど完成度の高いランをメイクし、首位に立った。2本目はミスのあるランとなったものの、トップの座は譲らず。
最終となった3本目では、これまで大会で成功例のないスイッチバックサイド1440からバックサイド1440という超高難度コンビネーションに挑戦。着地で手がついたものの、95点の高得点をマークし、見事金メダルを獲得した。
この結果、スコッティは通算8個目となるX GAMES金メダルを獲得。スノーボード・スーパーパイプ史上最多となるメダル数(通算11個)を誇るアスリートとなった。

日本勢は、2026年ミラノ・コルティナオリンピック出場選考から惜しくも漏れた平野海祝(23)、重野秀一郎(20)、嶋﨑玖(16)が出場。ショーン・ホワイトに並ぶ記録達成も期待されるスコッティ・ジェームスに注目が集まる中、サムライ戦士たちの奮闘も光る一戦となった。
重野秀一郎は1本目終了時点で2位をキープ。今回3回目の参戦となる重野は悲願のメダル獲得に挑戦。2本目はさらにチャージをかけたが、グラブがやや甘く得点は伸びず85点で3位を維持。3本目は失敗したものの、最終的に銅メダルを獲得した。
嶋﨑玖はXゲームデビュー戦。1本目終了時点で3位、2本目で2位に浮上し、最終的には銀メダルを獲得。初出場ながら堂々たる滑りで存在感を示した。最終滑走者として逆転Vを狙ったが失敗し、スコッティの金メダルが決定した。
しかし、この日、観客を最も沸かせたのは平野海祝。順位は関係ないとばかりに、2本目で22フィートに及ぶハイエストジャンプを披露。英語のチャット欄には「ジャッジは観客の声援も採点に組み込むべきだ」といった熱い応援メッセージが飛び交った。兄の歩夢とは異なる個性で、海祝はアメリカのファンの心を鷲掴みにした。
3人の侍は、アスペンというXゲームの聖地でしっかりと爪痕を残した。


