スコッティ・ジェームスが3連覇達成!X GAMESスーパーパイプ

@xgames
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注目の大一番!北京オリンピック金メダリストの平野歩夢と今季絶好調のスコッティ・ジェームスが対戦したX GAMESスーパーパイプは、スコッティに軍配が上がった。

歩夢は、すべてのランで金メダルを狙うようなハイリスクのルーティーンで、2本目にはフロントサイド・トリプルコーク1440トラックドライバーからキャブ・ダブルコーク1440を狙うも着地に嫌われ転倒…。1本目と3本目のランは、一発目の1440で転倒してしまった。
ひじょうに悔しい結果に終わったが、他の選手を意識せずに、自分の最高峰の滑りを目指す姿勢は相変わらずだ。メディアは、スコッティのライバル対決と騒ぐが、本人にとっては、地球上で最高峰のルーティーンを狙い、高みを狙っていることは間違いない。
このままでは終わらない!これからの歩夢のパフォーマンスに期待したい。

金メダルを獲得したスコッティ・ジェームスは、シグネチャートリックとも言える一発目に高さあるスイッチマックツイスト・ジャパンからのレイト180スピンを決めて、終始ゲームを圧倒。2本目にはさらなる完成度でスイッチマックツイスト・ジャパン、バックサイド・ダブルコーク1260、フロントサイド・ダブルコーク1440、キャブ900、スイッチバックサイド1260で優勝を決めた。1本目には、ラストを1080で押さえてハイスコア得点を確保するクレバーな戦いぶりで、歩夢のリスクがある1440を連続で決めるハイリスクのルーティーンとは、対照的に確実に結果を残すランにも見えた。
結果、93点というハイスコアを出し、そのまま逃げ切り優勝を決めた。これで3シーズン連続でのビクトリーとなり、ショーン・ホワイトの記録に並んだ。

銀メダルは、1本目からクリーランを決めて今季も絶好調の平野流佳。2本目には、スイッチバックサイド1080、バックサイドダブルコーク1260、フロントサイドダブルコーク1440、キャブダブルコーク1080、フロントサイド・ダブルコーク1260を決めてガッツポーズ!このランが、87点を獲得し、見事に銀メダルに輝いた。

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そして銅メダルは、2本目に86.33点を出した平野海祝。マックツイスト・メソッドを豪快に高く決めると、フロントサイド・ダブルコーク1440、キャブダブルコーク1080、フロントサイド・ダブルコーク1260、バックサイド・ダブルコーク1260を決めて86.33点。その得点が、最終的には銅メダルに繋がった。
海祝のラストワンは、さらに高い得点を狙うと思いきや、結果を度返ししてのメソッドでスーパーハイエアから入った!この後のルーティーンはどうでもよっく(?)、ともかくお祭り男の真骨頂という感じ。観衆の大歓声を浴びた。そのエアは、これから滑走する兄のラストワンを応援するメッセージにも見えたが、その後に滑走した歩夢は残念ながら良い結果を残せなかった。

(ラスト3本目、結果度返しでスーパーハイエアを決めた海祝)

重野秀一郎が急遽(スタート5分前に!!!)参加決定!怪我で不出場となったバレンティノ・グセリに変わってXゲームスのデビューとなったが、3本共にクリーンランを決めて4位に!!素晴らしいでデビュー戦を飾った。

戸塚優斗は、3本ともランを決められず、6位で終わった。スコッティが浮上する前までは絶対的なエース的な存在だったが、1440時代に入ってから、なかなか結果を出せないジレンマに陥っている。しかし、まだ22歳という若さだし、今後の優斗の飛躍に期待したい!

MONSTER ENERGY MEN’S SNOWBOARD SUPERPIPE結果
1位 スコッティ・ジェームス(オーストラリア)
2位 平野 流佳(日本)
3位 平野 海祝(日本)
4位 重野 秀一郎(日本)
5位 ヤン・シエラー(スイス)
6位 戸塚 優斗(日本)
7位 チェイシー・ジョーセイ(アメリカ)
8位 平野 歩夢(日本)

MONSTER ENERGY MEN’S SNOWBOARD SUPERPIPEスコア経過

RUN1RUN2RUN3TOP SCORE
Kaishu Hirano72.6686.3331.0086.33③
Yuto Totsuka19.3336.6619.6636.66⑥
Chase Josey34.3319.669.0034.33⑦
Ayumu Hirano25.6622.3313.0025.66⑧
Ruka Hirano83.3387.0014.3387.00②
Shigeno Shuichiro71.0080.6672.0080.66④
Jan Scherrer72.0017.0038.0072.00⑤
Scotty James88.0093.0014.3393.00①
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