サウジアラビアに5000億ドルのスキー場がオープンへ

@NEOM
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サウジアラビアの皇太子であるムハンマド・ビン・サルマンは現在、サラワット山脈に5000億円規模(※日本円でおよそ74兆9千億円)のスキー場を建設中。湾岸に初の氷点下の冬のリゾート地が誕生する。7000人以上の定住者が住み、年間70万人以上の観光客が訪れる予定だ。その名は、Trojena(トロジェナ)。これは近未来的な巨大都市ネオムに作られる。

https://www.neom.com/en-us/regions/trojena

サラワット山脈に抱かれたトロジェナは、海岸から約50キロ内陸に位置し、ヨルダン国境に近接する。サウジアラビアの大部分は砂漠気候だが、南西部は半乾燥地帯であり、トロジェナのスキー場は標高約2400メートルに位置し、気温はマイナス17度から22度になる。毎年天然の雪が降り、冬の間は氷点下の気温にもなるというが、乾燥地帯のため降雪はほとんどない。このスキー場のコースはスノーマシーンに支えられるようだ。

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再生可能エネルギーを使用し、水の使用量を最小限に抑え、水の回収を最大化。また、カーボンニュートラルで温室効果ガスを排出しないNEOMの再生可能エネルギーグリッドを使用し、スノーマシーンを稼働する。

サウジアラビアは、2029年の冬季アジア大会を砂漠開発のど真ん中で開催する計画をすでに発表している。この大会の一部種目は、トロジェナで開催される予定だ。サウジアラビアでスキー滑降競技、あるいはスノーボードのスロープスタイルやハーフパイプの競技も楽しめるのかもしれない。実現できれば、まさに夢のような話だが、夢は現実になるようだ。

また、このトロジェナには、スキー場の他に人工湖まであり、さらに「折り畳み式の垂直村」と呼ばれるクライミングウォールも建設する。
ナイトライフ、ショッピング、100種類のスポーツ、フェスティバルなども計画されており、近い将来、サウジアラビアが世界から注目されることになりそうだ。

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