国際オリンピック委員会(IOC)は24日、パリ市で総会を開き、冬季五輪・パラリンピックの開催地として2030年はフランス・アルプス地方、2034年は米ソルトレークシティーを選び、正式に決定した。
2030年大会を巡っては札幌市が招致を進め、一時は最有力とされていたが、東京五輪の汚職・談合事件の影響で断念した。札幌市民からも税金の無駄遣いというレッテルを貼られ、支持が低下した。 ちなみに、カナダのバンクーバーでも同じように、五輪はお金が掛かり過ぎるという市民の意見が多く、招致を断念している。
札幌は2034年招致への目標変更を模索したが、冬季大会の開催地確保を優先するIOCの候補から漏れていた。2030年冬季オリンピックはフランスのアルプス地方、2034年はソルトレークシティーに決定した。
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アルプス地方はフランスで今夏、国民議会選挙が行われたため政府による財政保証が得られておらず、首相が署名した上で、フランス議会が来年3月までに保証を承認することを求める条件付きの選定となった。
フランスでの冬季大会は1992年のアルベールビル大会以来で4度目。ソルトレークシティーは2002年大会以来の開催で、米国内では5度目の冬季大会となる。
以下、2030年にフランス五輪を決定したことを伝えるANN NEWS。
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