Santa Cruzがスノー撤退へ

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1989年にサーフィン、スケートボードのスピリットを雪山で表現し始めた滑り手のためにスノーボードの生産を開始したSanta Cruz(サンタクルーズ)がスノー撤退へ。その長い歴史の中で多くのレジェンドを輩出して来た老舗ブランドだ。

ライダーである藤本光海が、これまでのライダー在籍に感謝のコメントを自身のインスタで発表した。

「こんなこと報告したくないんだが
しなきゃダメだなと思ったんで
1月に落ちる連絡があり
5年間乗ったsantacruzがスノー撤退の連絡がきて
老舗がまた無くなったんだとショックでしかない
近年、新しいブランドが増え
良くも悪くも変化してきて本来あるはずのスノーボードが
良くも悪くも壊れてきた
36年スノーボードをやってきて小さい頃から見てきたブランドがなくなるのは心が痛いですね
スノーボードのrootsがなくなったような
santacruzは基本、柔らかいボードが多く
それに対応するスノーボードをしたおかげで乗り方も変わったし真意もわかった気がする
理論も増えた
結果、スノーボードが上手くなったと思ってる
できなくなってることもあるが
本当に満足してる
結果的だがメーカーが技術的にも頭脳的にも育ててくれたんだと感謝してます
ライダーになれて本当に良かった思えるメーカーでした
ありがとうございました」

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全文チェックしたい方は、ぜひテルのインスタをチェックを!

ちなみに記者も、ウィスラー2年目の篭もりの91-92にカナダで購入し愛用していた。非対称のボードは、シェイプも独特でカッコ良かった。
90年代のスノーボードブーム到来時、いくつかのブランドが誕生しあの熱い時代を支えたわけだが、サンタクルーズもその1メーカーだった。

近年はスケートボードが世界的にも大ブームで、サンタクルーズのスケートも大人気だ。これは記者の推測だが、サンタクルーズはスケートボードの方へより投資して行く方向になり、スノー部門から撤退を決めたのかもしれない。
どちらにしてもあの独特なカッコいいグラフィックのボードがなくなるのは、なんとも寂しい…。

サンタクルズスノーボードの歴史
1973年カリフォルニア州北部のサンタクルーズにて設立。スケートボードに始まり、スノーボード、サーフボードの3Sカテゴリーの全てを揃えたブランドとなった。1980年代には、グラフィックアーテイストのジム・フィリップスを起用し、ブランドの永遠の名作である「スクリーミングハンド」を生み出した。サンタクルズスノーボードは、資源効率の良い技術と工程で、より安全な製品を設計。短期的な利益よりも、自然や労働者に対する長期的な影響や利益を大切にして来た。
ポプラ材とパウロニアは、適切に管理された森林から責任を持って伐採されたものを使用し、周囲の環境や在来の動植物へのダメージがないことを保証。トップシートとベース素材はリサイクル可能で、高い耐傷性によって摩擦を減らし、汚染物質から山を保護。持続可能な製品を作るために自然環境にも考慮したスノーボード・メーカーだった。


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