青森県鰺ケ沢町の青森スプリング・スキーリゾートで行われたスノーボード全日本選手権ハーフパイプは、女子は北京オリンピック銅メダルの冨田せなが92.00点で優勝!また男子では北京大会で思うようなパフォーマンスを発揮できず悔しい結果、14位で終わった平野流佳がそのうっぷんを晴らすかのように優勝した。
男女とも北京冬季五輪代表が活躍する結果となった。
冨田せなの妹の冨田るきが82.50点で2位、前回覇者の今井胡桃が3位だった。
広告
男子で優勝した平野流佳は、3本目には果敢にトリプルコーク1440にも挑戦したが転倒。しかし、2本目のランの高得点でそのまま逃げ切っての勝利となった。北京オリンピックのパイプと違って、そのサイズ感から大きなエアは難しい状況だったが、本戦でトリプルを狙ったことは、今後の流佳の戦いにおいて、大いに自信になったことであろう。
連覇を狙った戸塚優斗が90.00点の2位。また北京五輪で圧倒的なエアの高さで世界を驚かした平野海祝が3位。五輪金メダルの平野歩夢は出場しなかった。
北京オリンピックの熱が、未だに冷めないスノーボード・フィーバーの中、静かに4年後の2026年ミラノ・コルティナ・オリンピックへの火蓋が切った。
今や世界でも最も優れたハーフパイプ選手を集う日本チームだけに、チーム内での争いも熾烈だ。また4年後が楽しみな全日本大会となった。
広告