
スイス・トゥーンで開催された「Rock A Rail Ski & Snowboard Tour 2025」第2戦が、10月10日〜12日に行われ、会場となったフリースタイル・ルーツ・フェスティバルは延べ8,000人の観客で賑わいを見せた。
今年で3年目を迎えるこのツアーは、ストリートスノーボーディングとストリートスキーに特化した世界屈指のレールコンテスト。技術的に難易度の高いレールやフィーチャーが設置され、ライダーたちは独創的なライディングで観客を魅了した。
スノーボード女子では、スイスのリヴィア・タノーが圧倒的な安定感を見せ、スイッチ50-50 on ダウン・フラット・ダウンレールなどを次々と決めてタイトルを防衛。2位はミア・ラングリッジ(イギリス)、3位はアン=ソフィー・ルション(ベルギー)という結果となった。
男子では、16歳の新星コリン・フランス(アメリカ)が開幕戦3位から勢いをつけ、見事初優勝。Cab270フロントボード on ダウン・フラット・ダウンレールやスイッチ・フロントボード to プレッツェルアウト on Cレールなど、多彩なトリックで会場を沸かせた。2位にはハンガリーのフリッツ・ボトンディ、3位にはロシアのペトル・エルショフが入った。
またフリースキー部門では、女子がエレン・ダムスガード(デンマーク)、男子がタイラー・ニコルズ(アイルランド)と、北欧勢が頂点に立った。どのカテゴリーでもクリエイティブでレベルの高い滑りが続出し、会場全体が熱気に包まれた。
ロック・ア・レールは今回で3度目のトゥーン開催となり、フリースタイル・ルーツ・フェスティバルの名物イベントとして定着。次戦は、ツアー最大のハイライトのひとつとなるSnowfest Innsbruck(オーストリア)。11月21日〜23日に開催予定で、11月16日にはヒンタートゥックス氷河でオープン予選も実施される。
詳細・エントリー情報は公式サイトから:
👉 www.snowfest.eu
👉 www.rockarail.tv