【レビュー】薬師寺 亮 × ENDEAVOR PIONEER──雪山を“遊び場”に変えるオールマウンテン・フリースタイルの完成形

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エンデバーのオールマウンテン・フリースタイルモデル PIONEER(パイオニア) が、昨シーズン大きな存在感を放っていた。
その象徴が、ライダー 薬師寺 亮(@yaku89ryo) の滑りである。
カービング、ジャンプ、パウダー…どのシーンでも変わらないスタイルと軽快さ。
PIONEERが持つ“どこでも遊べる”性能を、まさに体現したシーズンであった。

以下では、RYOが魅せた滑りと共に、このボードの魅力を深掘りしていく。

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■ 山を丸ごと楽しむための設計──ディレクショナルツイン × マルチキャンバー

PIONEERの強みは、まずこの 「ディレクショナルツイン × マルチキャンバー」 にある。
これにより、

  • カービングではしっかりとエッジが噛む
  • パークでは安定感とポップを両立
  • パウダーでは浮力と操作性を確保

という、まさに“万能”な乗り味が実現している。

RYOがミドルスピードから一気に板を立ててターンするシーンでも、エッジの入りは非常にスムーズであった。
その一方で、サイドヒットでは軽快に弾け飛ぶようなポップを見せ、表情の違う滑りを簡単に切り替えてみせた。

■ 軽量コア+3軸ファイバーの気持ちよさ

PIONEERに乗って最初に感じるのは、反応速度の速さである。
軽量コアと硬化済み3軸ファイバーは、

  • 素早いエッジトランジション
  • クイックな反応
  • しなり戻りの気持ち良さ

を生み出しており、RYOが見せるリズミカルなターンはこの構造による恩恵が大きい。

パークでのアプローチもズレが少なく、リップに向かうまでのスピードコントロールが非常にしやすい印象である。

■ INERTIAカーボンロッドが生む “持続する反発力”

エンデバー独自の INERTIA(イナーシャ)ロッド は、まるで釣り竿のように立体的にしなる。
一般的なカーボンシート補強とは異なり、3D方向からの力に対応でき、強い反発を長期間維持するのが特徴だ。

この構造により、

  • 反発力が長く続く
  • オーリーが一定のクオリティで安定
  • 加速しても板がバタつきにくい

というメリットがあり、RYOのジャンプシーンでは、踏み込んだ瞬間の戻りの鋭さが印象的であった。

■ Smoothride Sidewalls で快適性もUP

PIONEERは、ハイスペックでありながら “疲れにくい” という特徴も持つ。
その理由が Smoothride Sidewalls(スムースサイドウォール) である。

雪が荒れた午後のバーンでも、

  • 振動吸収
  • 安定したボードコンタクト
  • エッジングの余裕

が生まれ、フリーラン中心の人にも心地よい乗り味である。

RYOの自由度の高いライン取りを支えているのは、この「振動しない安心感」であると言える。

■ 4×4に回帰したQSLシリーズ:より多くのスノーボーダーへ

PIONEERは、QSLシリーズとして4×4システムに回帰した。
これは、より幅広いスノーボーダーにエンデバーの魅力を届けたいという思いから生まれた決断である。

長年蓄積してきたノウハウが凝縮された8機種が4×4に統一され、ビンディングの選択肢も広がったことで、より多くのライダーが“エンデバーの乗り味”を体験できるようになった。

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PIONEERは「山をパーク化」したいライダーに最適

RYOが見せたシーズンの多彩な滑りは、このボードの本質を物語っている。
PIONEERは、

  • カービングも
  • サイドヒットも
  • パークも
  • パウダーも

すべてを高いレベルでこなす“万能フリースタイルボード”。
今シーズン、雪山全体を遊び尽くしたいと思っているなら、PIONEERは間違いのない選択だ。

ALWAYS [AWL-WEYZ] – ENDEAVOR [EN-DEV-ER]

エンデバー・スノーボード(Endeavor Snowboards)は2002年、カナダ・バンクーバーでプロスノーボーダーのマックス・ジェンケによって設立された。
彼はライダー主体のデザインとイノベーションを通じて、ユニークでパフォーマンス重視のスノーボードを生み出すことを目指した。
同社は最先端技術、アーティストとのコラボレーション、そして Bコーポレーション認証企業 としてのサステナブルな取り組みを重視し、中国・寧波の茂森スポーツ工場でスノーボードやフルレンジのスノーギアを生産している。

創業とビジョン

  • 創業者: マックス・ジェンケ(プロスノーボーダー、経済学/マーケティング専攻)
  • 動機: 製品を「異なる方法」でデザイン・製造したいという思いから誕生。最先端テクノロジーと洗練された美学、そしてライダー第一のアプローチを融合。
  • モットー: 「Always Endeavor(常に挑戦し続ける)」―― デザインとパフォーマンスを新たなレベルへと押し上げる絶え間ない追求を表す指針。

Endeavor Snowboards の主な特徴

  • ライダー主体のイノベーション: ライダーからの意見を取り入れ、一流の素材パートナーと協力し革新的な技術を開発。
  • デザインと美学: 卓越したパフォーマンスと独自の美的センスを両立。世界的に著名なアーティストによるグラフィックを採用することも多い。
  • 製造拠点: 中国・寧波のハイテク工場「Maosen Sports」で生産。
  • コアテクノロジー:
    • Smoothride Sidewalls: 振動や衝撃を抑えて滑走をスムーズにするウレタン配合サイドウォール。
    • Phonon Pre-Tension Fibreglass: 弾性エネルギーを解放する事前硬化型ファイバーグラストップシート。軽量かつ高反応のライディングを実現。
    • Inertia Carbon Rods: 釣竿から着想を得たカーボンインサート。ボードのパワーとレスポンスを向上。

会社の構造と価値観

ブランドエコシステム: Endeavor Design Inc.は、Endeavor Snowboardsに加え、Airhole FacemasksやSandbox Helmetsといったブランドも展開。スノーボーダーに向けた包括的な製品群を提供している。

ファミリー経営: Endeavorは家族経営・運営の会社。

Bコーポレーション認証: 責任ある持続可能な事業活動を行い、スノーボードやアウトドア活動の価値を広めることに尽力。

Endeavorは、B Corporation(Bコーポレーション)の認証を受けた企業です。
B Corporationとは、社会や環境に配慮した公益性の高い企業に対する国際的な認証制度であり、米国の非営利団体B Labが行っています。
Endeavorは、地域社会や地球全体の未来に永続的な影響を与えるように、懸命に取り組んでいます。

お問い合わせ先
(株)フィールドゲート
ディーエムケー・グローバル事業部
Tel: 03-5825-8187
e-mail: info@fieldgate.jp

https://endeavorsnowboards.com

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