本日、カナダのアルバーター州のエドモントンで開催されたワールドカップのビッグエア2戦目、女子では岩渕麗楽が3位!国武大晃は惜しくも表彰台逃す4位となった。
女子1位通過で優勝の期待が掛かった岩渕は、1本目にダブルアンダーフリップ900を失敗するも2本目にメイク。
そして、勝負が掛かった3本目には、バックサイド720を決めるも、優勝したジャスミン・ベアードの得点には届かなかった。
ジャスミンは、キャブでのダブルアンダーフリップ900に加えて、バック720も決めて嬉しい地元カナダ開催での初優勝となった。
2位にはベルギーのエヴィ・ポッペが入った。
表彰台が期待された村瀬心椛は、公開練習の状況をみて出場を断念。ファイナルを見送ることになった。
この時期は、まだ結果うんぬんではないので、今後の選手活動する上でも状況判断は大事である。
特に今回、初のW杯ビッグエアの会場となったカナディアンフットボールのコモンウェルス・スタジアムは、選手たちがパフォーマンスを発揮できるアプローチの距離と斜度が確保していなかったので、ひじょうに難しい状況だった。そういった意味では、ワールドカップの開催地として大きな疑問が残る大会となった。そのような状況で選手はいかに自分のトリックを繰り出すのか、難しい選択に迫られていた。
以下、女子ファイナル結果詳細。
https://medias1.fis-ski.com/pdf/2023/SB/6145/2023SB6145RLF.pdf
W杯カナダ大会ビッグエア女子結果
1位 ジャスミン・ベアード(カナダ)
2位 エヴィ・ポッペ(ベルギー)
3位 岩渕麗楽
8位 村瀬心椛(※公開練習時に棄権を発表)
9位 枝松千優(※決勝8位突破でわずか届かず)
男子で決勝に進んだのは、国武大晃と木俣椋真の2選手。
前途に伝えたように、アプローチ斜度が足りなかったこともあり、ファイナルへ出場した選手は、フロントでは1440、バックサイドでは1620が精一杯。そんな状況の中、国武大晃が奮闘し、フロントサイド・トリプルコーク1440を2本目にメイク。
ラスト3本目では表彰台を狙って、バックサイド1620もクリーンメイクした。
この時点では2位だったので、表彰台はほぼ間違いないと思われたが、優勝したヴァレンティノ・ギュゼリ(オーストラリア)が、大逆転となる豪快なバックサイド1620をメイク。
各選手、なかなかうまく着地が決まらない中で、大型のバランティのは体重の差なのか、迫力ある演技で高いスコアを出した。
2位には、終始トップを走ってゲームを進めて来たアメリカのクリス・コーニング。
最後は逆転のトリックを狙うのかと思われたが、すでに決めていたフロントサイド1440をトラックドライバー(グラブ)で完成度をより上げて、スコアを少しだけ伸ばし、2位に収まった。
3位は最後に逆転となるトリプルコーク1620を決めたカナダの新鋭、ニコラス・ラフランボワーズ。
地元の雄、マーク・マクモリスは果敢にもバックサイド1800を狙ったが…。決めることができず、9位に終わった。
以下、男子ファイナル結果詳細。
https://medias4.fis-ski.com/pdf/2023/SB/6144/2023SB6144RLF.pdf
1位 ヴァレンティノ・ギュゼリ(オーストラリア)
2位 クリス・コーニング(アメリカ)
3位 ニコラス・ラフランボワーズ(カナダ)
4位 国武大晃
8位 木俣椋真
14位 大塚健(※セミファイナル出場)
15位 飛田流輝 (※セミファイナル出場)
23位 長谷川帝勝(※予選敗退)
26位 濱田海人(※予選敗退)
39位 荻原大翔(※予選敗退)
(以下、全大会模様の放送内容の動画)