Red BullとMonster Energyライダーになるとしたらどっちがいいですか?

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スノーボードのライダーを目指すものなら、誰もが気にしたことはあるだろう。Red BullとMonster Energyライダーになること。スノーボードメーカーのサポートも重要だけど、エナジー系ドリンクのスポンサードをもらえれば、かなり金銭的なサポートを得られることは予想できる。
ただ、どのメーカーでも、ランク付けがあり、各選手のレベルによって、サポート金額はまちまちだろう。
もちろん、オリンピックのメダリストだったり、スノーボード界が誰もが知っているような影響力あるプロ・スノーボーダーなら、かなりの契約金は弾むはずだ。おそらくF1ドライバーとなれば、ミリオンレベルの契約になるだろうし、スノーボードのトップ選手でも数百万から数千万の契約になると思われる。

そこで、昨今、注目されているグーグルの検索機能も恐れるという、人工知能モデルのChatGPTに
「Red BullとMonster Energyライダーになるとしたらどっちがいいですか?」
と聞いてみた。

すると、以下の回答をもらった。

「この質問は、答えるためにはあまり情報がなく、明確な答えを出すことはできません。それぞれのスポンサーシップ契約の条件やライダーに提供されるサポート、メディア露出の量など、比較する必要がある多くの要素があります。さらに、Red BullとMonster Energyは、それぞれ異なるマーケティング戦略を持ち、異なる競技分野でスポンサーシップを提供しています。つまり、ライダーがどの競技分野で活躍し、スポンサーシップを受けることを望んでいるかによって、どちらがより適切かは異なる場合があります。

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一般的には、Red Bullはスポーツに対する熱烈な支援をしており、スポーツイベントやアスリートに対して多額の資金を提供しています。また、Red Bullはその独自のブランドとイメージを持っており、スポンサーシップを受けることでそのイメージに合わせたプロモーションが期待できます。一方、Monster Energyはエクストリームスポーツと音楽の世界でより注目されており、ライダーがその分野で活躍することを希望する場合には、より適している場合があります

最終的には、ライダー自身がどちらのスポンサーシップが自分自身やスポーツのキャリアにとって最も良い選択であるかを慎重に検討する必要があります。契約条件提供されるサポートライダーが得られるメディア露出など、さまざまな要素を総合的に判断して、自分にとって最適な選択をすることが重要です」

ChatGPT、なかなかやるな!恐るべし人工知能回答。ここまでやるとは!
だけど、これだけではなんとなく、納得できないモヤモヤ感がある。
もうちょっと具体的なアドバイスがほしい!ということで、最近、僕が気になったポイントを伝えましょう。

それは、X Gamesの出場選手の選考。
例えば、スーパーパイプではMonster Energy冠スポンサーだけに、モンスターのライダーが多いのだ。
スコッティ・ジェームスは、レッドブルのライダーだけど、他は平野歩夢の他、モンスターライダーばかり。例えば、ルーカス・フォスターを見てほしい。彼はもちろん、X Gamesに出場する高いレベルの選手であるけど、スコッティや歩夢のように絶対に出場するようなレベルまでには達していないようにも見える。

スーパーパイプ以外の他の種目でも、モンスターからお金をもらっているX Gamesは、モンスターライダーを優遇する傾向にあると思った。
まあ、世の中、オリンピックを含めてそういうもんだ!と言ってしまえば、おしまいだけど、完全に公平を目指して選手選考しているように見えない部分がある。

一方のライバル、レッドブルは露出度が高いように思う。
なぜなら、レッドブルのRed Bull Snowは、(ユーチューブ)チャンネル登録者数は、44.9万人だが、全体のRed Bullチャンネルは、なんと1100万人もの登録者数だ。一方のMonster Energyは、311万人のチャンネル登録者数に留まっている。
ライダーの露出を手助けてしている点においては、レッドブルの方が強い。

イメージ的には、レッドブルの方がモンスターエナジーよりも売れているように思える。と、記者は思っていたが…。実際にはモンスターの方が強かった。以下のビジネスジャーナルの記事をチェックしてみてほしい。

モンスターエナジー、レッドブルを駆逐しトップ独走状態の秘密…周到な販売戦略
https://biz-journal.jp/2022/05/post_292763.html

なんと、モンスターの方がレッドブルよりも売れていたのである!
そういった意味では、将来的にはモンスターの方がサポードを強化してくれる可能性はある。
だが、やはり最終的には、露出度も大事だが、金銭だろう。
ようは、どっちが金を出してくれるのか?

ということで、あなたがもしこのようなエナジードリンク社からスポンサードを受けるような話が来たら、一応ライバルカンパニーにも「あの~、○○からこのようなオファーが来たのですが、あなたの会社は、私にサポートする気持ちはあるますか?」と聞いてみたら良さそうだ。

コラムニスト・飯田房貴
1968年生まれ。東京都出身、カナダ・ウィスラー在住。
シーズン中は、ウィスラーでスノーボードのインストラクターをしており、年間を通して『DMKsnowboard.com』の運営、Westbeach、Sandbox、Endeavor Snowboards等の海外ブランドの代理店業務を行っている。日本で最大規模となるスノーボードクラブ、『DMK CLUB』の発起人。所属は、株式会社フィールドゲート(本社・東京千代田区)。
90年代の専門誌全盛期時代には、年間100ページ・ペースでライター、写真撮影に携わりコンテンツを製作。幅広いスノーボード業務と知識を活かして、これまでにも多くのスノーボード関連コラムを執筆。主な執筆書に『スノーボード入門 スノーボード歴35年 1万2000人以上の初心者をレッスンしてきたカリスマ・イントラの最新SB技術書 』『スノーボードがうまくなる!20の考え方 FOR THE LOVE OF SNOWBOARDING』がある。
今でもシーズンを通して、100日以上山に上がり、スノーボード歴は37年。
スノーボード情報を伝える専門家として、2022年2月19日放送のTBSテレビの『新・情報7daysニュースキャスター』特集に、また2022年3月13日に公開された講談社FRIDAY日本が「スノーボードの強豪」になった意外な理由にも登場。
インスタ:https://www.instagram.com/fusakidmk/
ツイッター:https://twitter.com/dmksnowboard





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