激震止まらず!アメリカでのQuiksilver、Billabong、Volcom閉店騒動

(アメリカの大手メディアも一斉にこのニュースを配信し、激震が広がっている)
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昨日発表された「Liberated Brandsが破産申請 – Boardridersブランドの今後は?」というニュースは、国内でも大きな注目を集めた。そのニュースはアメリカの横乗りコミュニティにとっては、依然として衝撃的な出来事であり、アメリカの横乗りシーンに激震が走っている状況だ。

Quiksilver、Billabong、Volcomといった、スケーター、サーファー、スノーボーダーにとっては馴染み深いブランドを展開しているLiberated Brandsが破産申請を行い、その結果として、アメリカとカナダを合わせた約120店舗もの直営店舗が閉店することが発表された。このニュースは、日々これらのショップに足を運び、スケートボードやサーフィン、スノーボード用のギアを購入していた多くの人々にとって衝撃的なものであり、「まさかオレが生きているうちにこんなことが起きるなんて!」という驚きの声がSNSに溢れている。横乗りファンの心中を察すると、その戸惑いは計り知れない。

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この閉店騒動の背後にある主な要因は、昨日も伝えた通り、アメリカでの急激なインフレによる商品の価格高騰だ。消費者は生活費の圧迫を受け、支出を抑えざるを得なくなり、その結果として需要が大きく減少した。また、NBCニュースが報じたように、インフレに加えて供給網の遅延も大きな影響を与えており、物理的な商品供給が滞る中で、消費者の購買意欲がますます冷めていった。そして、SNS上では「未だに実店舗で買っている奴がいるのか?」といったコメントも見受けられ、オンラインショッピングの需要増加が実店舗での購買をさらに減少させたことは間違いない。

振り返れば、コロナ禍でスケートボードが流行し、その影響でLiberated Brandsの直営店舗は67店舗から140店舗に拡大するという劇的な成長を遂げた。しかし、パンデミックの収束と共に金利の上昇やインフレの継続的な影響が続き、顧客需要が冷え込み、店舗運営が厳しくなったことは否めない。さらに、コロナ禍の期間中にオンラインショッピングが浸透し、実店舗の売上に多大な影響を与える結果となった。

とはいえ、ファンには少し安心してほしい。親会社であるオーセンティック・ブランド・グループは、ブランドを新しい運営者に引き継がせることを発表しており、Quiksilver、Billabong、Volcomといったブランドはその魅力を保ちながら、横乗り文化の中で新たな歴史を刻み続けるだろう。

しかし、このニュースは日本においても対岸の火事で済まない可能性がある。国内でもインフレの影響を受け、スノーボード用品の売れ行きが悪化しているという事実があるからだ。これから日本国内でも、思わぬサプライズニュースが流れる可能性がある。今後の動向には十分な警戒が必要だろう。

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