
ショーン・ホワイトがX-Gamesスーパーパイプ史上初のパーフェクト・スコア、100ポイントで優勝した!
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前人未到のフロントサイド・ダブルコーク1260。
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昨年までの上下細いブラックの装いと違い、今年は上ブラック、下はゼブラのヒョウ柄パンツという井出達でやって来たショーン・ホワイト。年間10億近くも稼ぐと言われるロック・スターの雰囲気が漂う。この名声と富を得た男にとって、人生の楽しみと言えば、勝ち続けること。そして進化を続けること!
高さを出した後の安定感を出すためか、ショーンのスタンスは広い。23インチと言われて来たショーンのスタンス幅は、25インチ(63.5cm)になっていた。広がれば安定感は増すが、脚力もより使う。ショーンの知られざるトレーニングの成果だろう。
そんなショーンの1本目のランは、94ポイントを叩きだし金メダルを獲得するには十分のスコアだ。しかし、進化を狙うショーンにとっては、これで満足するハズがない。2本目のランでは、前人未到のトリックのフロントサイド・ダブルコーク1260を狙った。しかし、転倒し、顔面を強打する。目を腫らすほどのクラッシュだったが、ショーンの負けず嫌いの血が騒いだ。3本目、すでに優勝を決めているランにも関わらず、己の進化のために、フロントサイド・ダブルコーク1260を狙い、そして見事に決めたのだ。
ダブルコーク1080のコンボでさえ、地球上で選ばれしごく一部のライダーしかメイクできないと言われているのに、この男がまたもや世界で、「唯」一人しかできないトリックを決めた。
ランを終えた後、大喜びのショーン・ホワイト。そして、パーフェックトの100スコアが出ると、大ハシャギしながら「マジかよ。」を連呼した。
そして、インタビューアーに「僕は100点を出すことをずっと夢見ていたんだ。みんな、本当にありがとう!」と、コメントを残した。
X-Gamesの花形種目である男子スーパーパイプは、スキーやモービルなど含めた全種目の最後の種目だ。その、最後の最後の種目の一番最後に決めたトリックで、どデカい花火を放ち、またしてもショーン劇場で幕を閉じた2012 X-Gamesだった。
ショーン・ホワイトのX-games歴史に残るルーティーン
1 バックサイド・メソッド(※18フィート、およそ5.5メートルの巨大エアー)
2 フロントサイド・ダブルコーク1080
3 キャブ・ダブルコーク1080
4 フロントサイド540ステールフィッシュ
5 ダブルマックツイスト1260
6 フロントサイド・ダブルコーク1260(※世界初メイク!!)
http://espn.go.com/video/clip?id=espn:7518186
http://espn.go.com/video/clip?id=espn:7518193
http://espn.go.com/video/clip?id=espn:7518196
http://espn.go.com/action/xgames/winter/2012/