
今年のWorld Snowboard Classicのハーフパイプ大会はジャパン旋風だ!
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実力者が遂に開花した!
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男子では石原崇裕が優勝。
そして女子も降旗由紀が優勝した。
さらに男子2位には青野令、そして3位に藤田一海。
女子2位にも山岡そうこが入り、表彰台はほぼ日本勢が独占してしまった。
男子で5位に入った村上史行も、この日の最高峰の高さを出したし、またスムーズにメイクしていて、この日の観客の目はまさに日本人ライダーに目が行く展開となった。
この日の大会は、各選手4本滑れてその内のベストランを採用されるという方式だ。
優勝した石原タカは、最後となった4本目。フロント10、キャブ7、フロントサイド5、バックサイド5、フロントサイド7をスムーズに決めて見事に優勝!
石原はこれまでにもその実力高いポテンシャルは誰もが認めるところだった。ところが、大きな大会でなかなか良い結果が出なかった。練習ランや予選までのランで誰もが目を引くライダーなのに。ところが、この春大会の4本目に見事にその才能が結果として現れた。
石原の優勝は、2001年春大会のライオ田原、優勝依頼の快挙だ。あの時、ライオのライバルにはトレバー・アンドリューやマイク・マイケルチャックなどがいたが、今のライバルは、村上史行であり、また愛媛の16歳コンビの青野と藤田だった。実際、最終走者となった石原が滑る前の時点では、青野が1位、藤田が2位という展開だった。しかし、最後、最もプレッシャーが掛かる場面で見事なスーパーラン。今回の優勝は、石原タカの大きな転機となる予感がした。次回バンクーバー五輪に向けて、「自信をつかむ」という大きな勲章になったように思える。
長年、石原を応援しサポートを続ける兄貴分ゴッチは、以下のようにコメントをしてくれた。
「今回はパイプの立っていたのでタカの得意とするところ。だから、ガンガンに回せとアドバイスしました」
実際、石原は最初のヒットで見事に高さあるフロントサイド10を決めた。
またバックサイド5など含めた高回転トリックのオンパレードはジャッジを唸らせたようだ。
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ユキエちゃんもリルDVD撮影をしながら懸命に降旗由紀を応援。 |
女子で、優勝した降旗由紀は怖いもの知らずで、ガンガンに攻めていた。マックやフロント7など失敗を恐れずにチャレンジ。そのかいあって、女子ではウィスラー春大会、日本人の初優勝となった。
ハーフパイプ大会後に行われたスーパー・ヒットでは、青野令がバックサイド1260をビタビタにメイク。ここまでしっかりとBS1260をメイクしたのは初のようでガッツポーズをした。ちょうどその青野の目の前には、オークレーのインターナショナル・マネージャーのデレック・ハイト氏がいて、「リョウは凄い!」と絶賛していた。
そして、青野の親友である藤田一海もフロントサイドで1080を決めて、ライバルに負けないところを見せた。
綿谷コーチとやって来た愛媛の若者2人(共に16歳)は、優勝はできなかったものの、カナダで大きなおみやげをもらったように見えた。
この大会のベスト映像は、今年発売されるPeakで紹介される。お楽しみに!
ジャパン旋風の立役者たちとその仲間の記念撮影。
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Old Spice World Snowboard Classic Supepipe Final Results April 21, 2007 |
Mens 1 Takahiro Ishihara 2 Ryo Aono 3 Kazuumi Fujita |
Womens 1 Yuki Furihata 2 Soko Yamaoka 3 Poulina Ligoka |
http://www.whistler2007.com/2007/wso/