The Showの3戦目は、ボーダー・スタイルだ。この大会は、世界初でだろう、ボーダークロスとビッグ・エアーさらにはジブもコンバインさせた大会である。
勝利のご褒美は、美女のキッス。
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まずはトップ16を決める予選。これは、タイム・トライアルだ。
コース下部までは、基本的にはボーダークロスと変わらない。しかし、最後のジャンプでスピンをしなくてはいけない、というルールがあるのだ。さらにそのキッカーの横にOakleyのOの字のボックスもあり、ここで一番良いパフォーマンスをするとボーナス$500がもらえる。
通常、エアーでスピンを決める時には、あくまでもトリックすることが目的のため適度なスピードを保つ。しかし、このボーダースタイルでは、全速力でコースを駆け抜けた上で、スピンを決めるので、相当怖い。
このタイム・トライアルで予選を勝ち上がり、トップ8まで行ったルーブ・ゴールドバーグも「怖えー!」と叫んでいたほどだ。
しかし、このキッカーで最低限360をやればいいのに、果敢にもジョーダン・フィリップ、ジョン・バースティッグは、900まで決めていた。さすが、怖い者知らずのヤングガンといったところ。
決勝では、同時に4人滑走するから迫力も倍増。
ジャンプでは、ほとんど隣の選手とボードが当たりそうだし、同時にトリックを決めるやらで、これはかなりエキサイティング。
そして、決勝まで進んだ4人は、バンクーバー五輪ハーフパイプ選手のジャスティン・ラモルー。ベテランで今ではライダー活動せずにWestbeachでプロモーションしているトラビス・ウィリアムス。ケベック出身のフレンチ・カナディアン、ヤン・デボー。ウィスラーのアイスクリーム屋で働きながらライダー活動するジョン・バースティッグ。
そして、勝利の女神がほほ笑んだのは、Oakleyボックスでもボーナスもつかんだジョン・バースティッグ。
優勝賞金$5000おめでとう!と思いきや、決勝に残った4人、どうしてもお金がほしかったのか、すでに誰が勝っても山分けしよう、という相談済みだったようだ。
しかし、ジョンはモンスター・ガールズに左右からキスを受けるというご褒美もあったのだ。
photo: Monster Energy Canada |
http://www.wssf.com/event/show-snowboarding-event