第4回 加藤高正HALFPIPE CAMP in KANBAYASHI SNOWPARK

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開催日:2005年3月12日、13日

REPORT: Mayumi NAKANO
PHOTO: Key KATOH

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前の週には3月なのに大雪!白馬で膝パウを楽しめる程の雪が降っていましたが、その帰りにふと「この時期にパウダーは嬉しいけど、来週も同じような天気だったら困るな~」と思う。が、キャンプ前日の天気予報では3月12日から13日にかけても大雪!ちょっと不安になりながらも明日に備えて夜9時には就寝。

キャンプ1日目

余裕をもって早めに出発していたので7時過ぎにかんばやしスキー&スノーボードパークに到着。5cmほどの積雪もあり「ほっ」とひと安心。さぁ、準備するか~、と着替えをして忘れ物がないかチェック。うっかり者なのでゲレンデに出てから「あっ、ゴーグル車の中に忘れた・・・」「車のカギしめたっけ?」など、よくやる私。案の定今回もやってしまった。「あっ、グローブがない!」と車の中の荷物をひっくり返すけど出てこない。「これはもしや家に忘れた!?」しょうがない、インナーグローブは出てきたしこれで滑るか、とあきらめてたところ予備を持ってたキャンパーさんに貸してもらえました。(ユキコちゃん、ありがとう!!)

8:30頃からキャンパーのみんなも続々と集まってきていろんなところで「おはよう!」「久しぶり!」などの挨拶が交わされる中、受付が始まる。リフト券(お食事券付)と2日間の予定表はいつものキャンプどおりだけど今回はバンダナももらえる。なんと高正コーチが今度キャンプの会社を設立する、とのことで高正コーチから各キャンパーへのプレゼントでした♪

集合時間まで2本ほどフリーラン。雪はかなり固め。今年は週末に雪が降ることが多く固い斜面は久しぶり。2本ほど滑ったところで9:30から開会式が始まり各コーチの挨拶とキャンプの説明がある。今回のコーチはお馴染み加藤高正ヘッドコーチ、こじろーコーチ、関口強生(セッキー)コーチ、天辰宣和(王子)コーチ、今年初参加の亀井英師コーチの5人。ハーフパイプの他にはBOXとキッカーが設置されていました。希望者がいればBOXとキッカーのコーチングもしてもらえるらしい。高正コーチの「スタート!」の合図でキャンパーがいっせいに滑り出す。パイプ初心者組は最初は天辰コーチのチームでレッスンを受けていたが、基本的にこのキャンプでは各々が好きなペースで滑っていい。私はこのキャンプには2回目の参加だが、去年はこのスタイルに驚いた。キャンプというとレベル毎にクラス分けをして決まったコーチについてプログラムをこなしていく、というスタイルが頭にあったのだが、このキャンプではガッツリとパイプで滑るのもよし。「疲れたな~」とまったり休憩しててもいいし、設置されているアイテムで遊ぶのも自由。コーチはパイプ下や壁の上から滑ってきたキャンパーにアドバイスをしてくれ、時にはキャンパーに混じってパイプに入り華麗な技を見せてくれる。(これがかなり楽しみ!)

ドキドキしながら一本目。去年習ったパイプの滑り方を忘れている・・・、かなりボロボロでパイプ下にたどりつくと高正プロに「最初だからゆっくり行こう」と励まされる(?)。実は私、こういったキャンプ以外ではほとんどハーフパイプに入ることがない。いっしょに行くメンバーでパイプに入る人がいないというのもあるし、たまにハーフパイプのあるスキー場に行って「入ってみようかな~」と思っても滑っているのがうまい人ばっかりのパイプだと中々入りづらい。(なので壁のあるコースやすり鉢状になってるコースなんかでパイプのつもりで滑ったりする程度・・・)ハーフパイプに興味のある人でこういう思いをしている人って結構いるハズ。でもこのキャンプでは初心者から上手な人まで入り乱れてパイプに入る。ドロップインが怖ければボトムから滑り出してもいいし、コーチはそれぞれに合わせたアドバイスをくれるので変に気後れしなくてもいい!「ハーフパイプ滑ってみたいけど、ちょっと・・・」と思っている方、一歩踏み出してキャンプに参加してみませんか?きっとそこには今までと違った楽しみが待っていますよ~!

この日は朝から微妙な天気。曇りだと思ったらパラパラと雪が降ってきてパイプ脇の林からは何と花粉が飛んでるのも見える (-_-;が、キャンパーのみんなはそんな天気にもかかわらずガンガン滑っている。やっと太陽が見えてきたー、と思ったら「お昼休憩でーす」のアナウンス。みんなでぞろぞろレストハウスに移動。お腹がいっぱいになるともう午後のレッスンの時間が迫っている。慌てて身支度をすませてゲレンデに向かう。

パイプ下の集合場所に到着したところでFLUX05-06モデルのバインディングの試乗会のアナウンスがある。グッドタイミング!前からトゥ・ストラップが気になっていた私は一番乗りでバインディングを付け替えてもらっ た。滑ってみるとトゥ・ストラップは驚くぐらい付けている感じがしない。でも踏むとちゃんと反応してくれる。バインディング自体も軽くて気に入った私は結局午後の間ずっと試乗し続けちゃいました。

午後になって調子も上がって来たのか、みんな午前中以上にパイプにガンガン入っていく。今回も最近のdmkキャンプ恒例になってきた(?)ちびっこキャンパーが参加している。コーキくん(中1)、ミモちゃん(小3)、ヒナちゃん(小2)の3人だ。3人とも大人顔負けでとってもうまい! 密かに順番待ちの間のお手本にしていました。

また、1日目の午後からは VONZIPPER の展示とお馴染みクリプトン伊藤さんのチューンアップも行われていた。特に伊藤さんのコーナーは人気でふと見ると順番待ちの列が出来ていたので私も慌てて並ぶ。が、板の状態はかなり悪かった・・・、帰ってからホットワックス頑張ろうっと。

ワックスをかけてもらったばかりの板で一本滑ったところで一日目が終了。今回からお世話になる宿、多喜本さんには駐車場がないということでマイクロバスに迎えにきてもらう。

それぞれ大きな荷物を持ってバスに乗り込みしばらく走ると「渋温泉」の文字とお猿のマークが書かれた看板があり、さらに進むといかにも温泉地!という感じの風景が見えてきた。

多喜本さんは時代の感じられるどっしりとした宿。私たちのお部屋は3階で、部屋に入ってまず目に付いたのが中央に置かれたコタツ!嬉しい~~~♪(我が家はコタツを出してないのです)早速コタツに入ってくつろいでると気持ち良すぎて寝ちゃう人も。

温泉に入って昼の疲れを癒したところでもう食事の時間。イベント盛りだくさんなので時間が過ぎるのも早い。美味しくいただいて部屋に戻り、早速みんなで布団を敷いて宴会の時間まで一眠り。夜はここからが長いのです。

夜80時からは待ちに待った宴会の始まり~☆
乾杯の合図とともに一気に部屋は騒がしくなる。コーチもキャンパーの間を乾杯して周り、そこかしこから笑い声が聞こえる。まじめにスノーボードの話をしてる人からエロトークまで話題も様々。興奮しすぎて足がつっちゃう人まで出る始末。(ないしょだけど伊藤さんでーす)

コーチの声も枯れかけてきたところでお楽しみ抽選会&豪華商品強奪じゃんけん大会の始まり。本当にこのキャンプは景品が豪華!! ファーストレイヤー、ビーニー、ソールカバー、ベルト、グローブなどのアクセサリー類の抽選が行われ全員の手に景品が渡ったあと、スノーボード、バインディング、ウエア上下等どんどん豪華商品が出てきてじゃんけん大会。そろそろ景品もなくなったかな、と思ったところで「脱げー!」の声とともに今度はコーチの私物が出てきます。(注:お子様もいるので控えめにしましょう)コーチ愛用のゴーグルやウエア、毛布、人形(?)等またまた色んな景品がじゃんけん勝者の手に渡ったところで宴会もお開き。

キャンプ2日目

朝起きて窓の外を見るが思ったより雪は降っていないみたいだ。朝食を食べてマイクロバスでゲレンデに向かう。今日もパイプはきれいに整備されている。2日目はSPINYの野田善人(ヨシット)さんがゲストライダーとして来てくれました。今日も朝から伊藤さんのチューンアップが大好評。昨日以上の行列が出来ている。(伊藤さんはこの2日間で一体、何枚の板にワックスをかけたんだろう・・・?)

一方ではいきなりBOXで滑り始める人もいる。今回、設置されたBOXは幅が広めで高さはあまり高くなくジブ初心者でも入りやすい形状。早速「浪人3」でもやっていたボードの両端を支えてもらいバックサイドボードスライドの感覚を試している人もいた。この日はヨシットコーチのBOX道場が大盛況! 私も2本ほどパイプを滑った後に流していたが途中から入門。基本の50-50から始まり、軽くオーリーをかけてバックサイド・ボードスライドをする方法、50-50からバックサイド・ボードスライドをする方法を教わる。みんなどんどんハイクアップして滑る。途中でセッキーコーチや天辰コーチも混ざりカッコいい摺りを見せてくれる。結局、午前中はほとんどBOX道場で終了。気がつけば1本もパイプを滑ってない人もいた(笑)。でもそのかいあって、最後にはほとんどの人がバックサイド・ボードスライドを成功させていた。(ちなみに私は最後までメイクできず (>_<) プロテクターつけててよかった!今は仕事中にイメトレしながらついつい動きが出ちゃい怪しい人になっています・・・)

午後のスタートは何とコーチ陣のキッカーセッションから始まり!いよいよこのキャンプも残りわずか。みんな自然と気合が入ってくる。午前中に一旦晴れてから気温が下がったためボトムは荒れて壁の上のほうは凍っている、という生憎のコンディションで足を取られて転ぶ人が続出。何だか初日より滑りが悪くなっている気がして不安になる。

そうこうしているうちにいよいよ恒例のラストランの時間。一旦パイプの上に全キャンパーとコーチ陣が集まり一人ずつ滑っていく。それぞれの列にコーチがつき、スタートの時には声をかけて励ましてくれる。ここではみんな午後からの不調ムードはどこに行ったの!?というくらい、攻めの滑りだ。初めてパイプに入った人はより高く壁を上れるようになり、練習の時にはできなかった技をガンガン決めるキャンパーもいる。パイプ下では1人滑り終える度にみんなが拍手で迎えてくれる。キャンパーのトリのコーキくんが中学生とは思えない滑りを終えたところでラストはいよいよコーチ陣のセッション!バターでドロップインし最後はBOXで決める人があれば、パイプの途中で壁にあがりキッカーへとつなげる人、各コーチそれぞれ特徴のある滑りで観客となったキャンパーも大盛上がり!!大盛況のうちにキャンプも終了となりました。

キャンプの間、天気は微妙でしたが丁寧に教えてくれたコーチ陣、メーカーのみなさん、そして熱いキャンパーのみんなのおかげでとっても楽しく充実した2日間となりました。本当にありがとうございました!またキャンプであった時はよろしくお願いします☆

ヘッドコーチ高正からの感謝メッセージ
ハーフパイプキャンプに参加してくれたキャンパーのみなさん、お疲れさま&ありがとうございました♪
僕たちコーチ陣もキャンパーのみなさんと楽しく過ごせることができました。
来シーズンもみんなが楽しめるキャンプを提供していきたいと思いますのでぜひ参加してください!!
この場を借りて今回のキャンプに協賛をしていただいたメーカーさま、本当にありがとうございました。

協賛メーカー:SCOOTER、NOVEMBER、SP-DESIGN、ULS42D、TYPE-f、FLUX、DEELUXE、VONZIPPER、SPINY、マツモトワックス、SMITH、KRYPTON、LOCAL、GRAIL、ARBN、AーSEVEN、PLATEADO、Snowboarder

恒例ケイ・カメラマンのキャンプ・フォトのページは以下になります。
http://www.yukinchu.com/dmk/2005hp/

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