秋らしい青空が広がった9月19日、朝の8時から荒川の河川敷で草野球の試合をこなした僕は、かなりへとへとの状態でdmkワックス講習会が行われる東京・神田のミナミ スパジオ店7Fへと向かいました。
時間ギリギリに滑り込んだせいか、もうすでにほとんどのメンバーが集合している様子。冬のキャンプ以来、久しぶりに会う仲間もいたりして会話が弾みました。
そうこうしているうちに「なんとなく」講習がスタート。「なんとなく」始まるところがdmkらしくていいな~と思って講習を受けていたところ、10分ほどしてアヤさんが
「じゃ、みんなできちんと挨拶をしてから講習を始めましょう」
(えっ?もう始まってたんじゃないの?)
多くのメンバーがそんな顔をしながら、dmkのワックス講習会やキャンプでいつも板をメンテしてくれるクリプトンの伊藤さんとSMJの山内さん、そして今回の会場を提供してくださったミナミの門馬さんに挨拶をして講習会が本当に始まりました。
今回、約20名程の講習会参加メンバーのほとんどがホットワックス初心者の方でした。そういう僕自身もホットワックスをきちんとやるようになったのはほんの2年前。あれは岩岳でのdmkハウツーキャンプがきっかけでした・・・・。
それまでホットワックスなんていうものは自分でやったことはなく、シーズン前に板をメンテに出したらあとは滑る直前に液状ワックスをゲレンデ駐車場で塗り塗り・・・・そんな感じでした。しかし2年前のdmkハウツーキャンプで気持ちよく斜面を滑り降りた後、スケーティングしたくない一心でなんとか踏ん張ってリフト乗り場まで耐えていた俺の横を物凄い勢いで滑り抜けた男がいたのです。
そう、 ワックス天使ますみさん です。
「なんであの人は緩斜であんなにスピードが出るのか?」
その疑問は偶然にもその晩ひっそりと開催された、ワックス天使によるワックス講習会により解決したのでした・・・・。
なのでこのワックス講習会が、「これからはホットワックスに挑戦してみよう」というメンバーが増えるきっかけになったらいいな~と思いました。
さて、講習会の内容はというと・・・・いきなりワックスがけから入るのかと思いきや、まずはワックスをかける前の下準備の説明。
- ホットワックスに必要な道具の説明
- バインディングは外す。
- 板は汚れていないか。よごれていたらワックスやリムーバーで汚れを落とす。
- エッジのバリは出ていないか。
- アイロンにキズはついていないか。
以上の5項目です。 (用語がわからない場合や実際の作業工程は、ワックス天使のホームページ 「だって大好きだもの」 を参照していただければと思います。)
今回、僕はこの「アイロンにキズがついていないかチェックをする」ということを初めて学びました。今まであまり気にもしてませんでしたが、アイロンの鉄板はキズがつきやすいらしく、キズがついているアイロンでワックスをかけたら、当然板にもキズがついてしまうということでした。キズが深いと使い物にならないということで、各自のアイロンを伊藤さんがチェック。
僕のアイロンのキズを見て、
「これはダメです」
即答でした(T_T)
ただ僕のアイロンのキズは幸いにも浅かったようで、「2000番の紙ヤスリ」で削った後、リムーバーできれいに削りカスを拭き取れば大丈夫とのこと。一安心です。
ワックスがけの為の下準備の説明をきっちり受け、講習開始1時間後にようやくワックスの登場です(笑)
伊藤さん「アイロンについている小さなランプが消えたら、アイロンがけしていいという合図です」
(へ~、今まで電灯が消えたら温度が低いのかと思ってた・・・。)
なのでさっそっく「ランプが消えたらアイロンの温度OKの合図!」と手帳にメモ。
その様子を見ていたアヤさんが、
「え~、じゅんさん(僕)それって常識じゃない?」
アヤさんに指摘されるとは・・・・。
|